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  • 2人~6人
  • 90分~110分
  • 12歳~
  • 1999年~

ユニオン・パシフィックmalts_yさんのルール/インスト

310名
0名
0
7年以上前

 ボードはアメリカの地図です。鉄道会社10社(赤・青・黄・・・)+1社(ユニオンパシフィック社)が都市をつなぐ路線を敷きます。プレイヤーには自分の会社というものはなく,鉄道会社に投資して稼ぎます。ゲームの最初は各社,路線は1本だけですが,路線が1つ増えるごとに会社の価値が1(単位は百万ドル)ずつ上がっていきます。
 プレイヤーが株式カードを手札から自分の前に出すと,その会社に投資してその株式を所有したことになります。手札にあるだけでは意味がありません。そして4回の配当期に配当金をもらって,もっともお金の多い人の勝ちです。

■ 路線拡張のルール
 ボード上の都市の間には4つの種類の線路(細い線路,白い線路,白黒の点線,黒い線路)が描かれています。会社によって使える線路の種類が決まっていて,黄色の会社であれば,細い線路と黒い線路に黄色の列車コマを走らせることができます。

 2つの都市を結ぶ線路を1つの路線と言います。1つの路線には列車コマを置くスペースが1~4マスあります。同じ路線には同じ会社の列車は1個しか置けませんから1つの路線には1~4社が乗り入れることになります。

 会社はそれぞれ起点となる都市を1つ持っていて,会社の色(赤・青・黄・・・)が着いています。黄色の会社(マイアミ南部鉄道)であれば黄色の都市(マイアミ)を起点とします。黄色の会社の路線網はすべてマイアミとつながっていなければなりません。ユニオンパシフィック社には列車がありません。株式だけです。

■ 準備
 線路上で色の着いているマスが各社1つずつありますから,そこにその色の列車を置きます(緑のエルパソ・リオグランデ社は2つ)。
 線路カード3枚と株式カード5枚(うち1枚はユニオンパシフィック社)を受け取って手札とします。
 線路カードの残りは山札とします。
 株式カードの残りは山札とします。また,ユニオンパシフィック社の株式カードは単独の山札にします。このゲームでは配当の機会が4回あり,株式カードの山札から配当カードが出たら配当金が支払われます。配当カードは山札の下の方に多く入っています。

■ ゲームの始めに
 手札から株式カードを1枚選んで自分の前に裏向けに出し,一斉に表に返して公開します。
 株式カードの山札から4枚めくって場に出しておきます。

■ 手番
 手番には路線を拡張するか,または会社に投資します。

■ 路線の拡張
 1.手札から1枚線路カードを出します。線路カードには4種の線路のうち1つが描いてあるだけです。Aのマークの線路カードはオールマイティでどの種類の線路でも敷けます。
 2.線路カードに合った線路の空きマスに好きな色の列車コマを置きます。ただし路線拡張のルールにしたがって。
 3.株式カードを1枚引いて手札に入れます。場の4枚から,あるいは株式の山札から,あるいはユニオンパシフィック社の山札から。場のカードから引いた場合は,ただちに山札から1枚めくって場に表向けに出しておきます。場のカードが4枚とも同じ会社の株式になった場合はゲームから除き,新たに4枚めくります。
 4.このあと手札の株式を1枚捨ててかわりにユニオンパシフィック社の株式を山札から引いて手札にすることもできます。

■ 投資
 1.線路カードを1枚山札から引いて手札にします。
 2.手札から1つの会社の株式を何枚でも公開する(自分の前に置く)か,または2つの会社の株式を1枚ずつ公開します。
 3.手札から線路カードを1枚捨てます。

■ 配当
 山札から配当カードがめくられたらそのカードを表向けにし,かわりにもう1枚山札をめくって,さっき行う予定だった行動(場に表にするか手札に入れるか)を行います。そのあとで配当を計算します。
 会社の価値はボード上の起点都市の数+列車の数です。たとえばそれが3の場合,その会社の筆頭株主のプレイヤーは3(単位は百万ドル)を,2位の株主はその半分(端数切捨て)の1のお金をもらいます。1人しかいない場合は1・2位の配当を独占します。1位が複数いる場合は,1・2位の配当額の合計を人数で割ります(端数切捨て)。1位が1人で2位が複数のときは2位の配当を人数で割ります。

■ ユニオンパシフィック社の配当
 1回目の配当はなし。筆頭株主がもらえる配当は2回目は10,3回目は15,4回目は20です。2位以下は表を参照。

■ ゲームの終了
 4回目の配当でゲーム終了です。もっともお金が多い人の勝ち。

■ ルールの感想
 アクワイアと似ているので知っている人には説明しやすいです。自分の会社というものがないこと,自分が路線拡張した会社と違う会社の株を引いてよいこと。筆頭株主には丸々配当があり,2位はその半分など。
 チケット・トゥ・ライドに似ているという感想はなしで。同じアラン・R・ムーンの作でユニオンパシフィックの方が先なので。

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malts_y
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