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  • 2人~4人
  • 10分前後
  • 10歳~
  • 2014年~

シンデレラが多すぎるレモネードさんのレビュー

389名
1名
0
9ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

国の有力者であるプレイヤー達が権力をえるために

自分の配下の人物をシンデレラに仕立て、

王子にあてがうためにシンデレラの情報を操作するってゲームです。

友人たちと4人でプレイしました。


シンデレラの候補は全部で18人いまして、

王子はシンデレラと踊り、自分が気に入ったにも関わらず、

どんな姿かはもちろん、性別、果ては人間だったかも覚えておらず、

おっさんとか、猫のシンデレラまでいます。


え?王子は記憶喪失なんか?

てか気に入ってるのに、なんで、人間かどうかも覚えてないねん!

どんな脳みそしてんねん!

てゆうツッコミで、とりあえず場がなごみます。


それに何よりテーマがいいです。特にタイトルがいいです。

みんなの食いつき度が高めです(特に女子)。


まず人物カードを山札にして、全員に4枚ずつ配り手札にします。

この人物カードには2つの情報が書かれていて、

1つはシンデレラの条件の情報で、

もう1つはシンデレラ候補としての情報です。

(この2つに関連性はありません)


ゲームが始まると、スタートプレイヤーから順番に

場にカード1枚をプレイします。


この時はシンデレラの条件の情報だけを使用します。

おもに、否定形で書かれていて、

例えば、NOTメガネなら、

「シンデレラはメガネかけてへんで」ってことになります。


つまりシンデレラの条件を、

有力者であるプレイヤーが提示して

自分の配下の者をシンデレラにするために

情報を誘導していくわけです。


ただしプレイしただけでは条件が通りません。

そうは問屋が卸しません。 

この時、全員で、その条件が正しいかどうかを投票します。

他の有力者の意見も聞かなきゃってことです。


投票はオッケー、ノータイルを使用し、

どっちかを伏せて出し一斉にオープンってやつです。


「シンデレラはメガネをかけてないそうだが・・」

「そうなんちゃうかなー」

「俺もそうだと思う」

「いや・・ごめん。私は違うと思います」


この時、1人でも反対がでると、その条件は却下されます。

上記の例だと、

シンデレラはメガネをかけているかもしれんってことになります。


注意して欲しいのは「かもしれん」ってことです。

NOTメガネの条件が却下されると、

シンデレラはメガネをかけていても、

いなくてもどっちでもいいってことになります。


この投票には厳しい制限があって

各プレイヤーは、賛成(オッケー)は何回も出せますが

反対(ノー)はゲーム中、各自1回しか出せません。


ノーが何回も出せるなら全て却下されて

ゲームにならんから、あたりまえか。


手番は2周します。

全員が2枚ずつ、条件のカードを出したら、このステップは終了です。

結果、全員の手札にはカードが2枚残ります。

これがシンデレラ候補になります。


あ、忘れてた。

全員が2枚ずつ出した後、最後に山札から1枚だけオープンし

それも条件として提示します。


これは、僕的には王子の意見かなって思います。

王子が最後に

「ぼくはシンデレラは黒髪じゃなかったと思う・・」

って言いだすみたいな。当然、これも却下できます。


シンデレラの条件がそろったら

今度は残った手札のシンデレラ候補としての情報を見て、

場の条件を完全に満たしているカードがあれば、それを伏せて出します。

2枚とも満たしているなら、よりランクの高い方を出します。

(記載された数字の低い方です)


つまり自分の配下のシンデレラ候補を王子の元へ送り出すわけです。

当然、どの手札も条件を満たしていないなら、

残念ながら、配下からシンデレラ候補を出すことはできず、

ゲーム脱落ってことになります。


んで、みんなが出したシンデレラ候補をオープンし

一番数字が低い者(ランクが高い者)が真のシンデレラとなり

それを出した有力者が優勝です。ルールはこんだけかな。


とにかく、みんな配られた4枚のカードのうち、

どれをシンデレラの条件としてプレイし

どれをシンデレラ候補としてとっておくか、けっこう悩みます。

そして、どこでたった1枚しかないノーの投票をするか・・・


シンデレラは黒髪じゃないってカードが出されて

「手札、黒髪ばっかやん。却下しとこ」と

ノーを出したら、他の人もノーを出して、

「うわ、しまった他の人も出すなら、

後に残しとけばよかったー」となり

その後、今度はシンデレラはビールが嫌いのカードが出され、誰も却下せず、

「終わった、おれんとこ、みんなビールすきー」

みたいな事が起こるわけです。


面白いのは、シンデレラの条件の中には、

否定形ばかりでなくて

「最後のシンデレラ候補を決める段階で、ランクの強さが逆転する」

(数字の大きい方が勝ち)とか

「以前の却下された条件の1つからノータイルを排除」

(つまり前に却下された条件が蘇る)とかもあって

ことは単純にすすみません。


面白かったので何回かみんなで連続でプレイしました。

すると、だんだんとみんな、カードの内容に熟知し、

「やば、1番のシンデレラが出てへんやん。

シンデレラは金髪ではないを出しとこ」

みたいに先読みするようになったりして

より心理戦度が高くなっていきます。


とゆーわけで、

我こそは真のシンデレラメイカーと思う方は

ぜひプレイしてみて下さい。

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