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  • 2人用
  • 10分~20分
  • 10歳~
  • 2016年~

聖杯サクセション18toyaさんのレビュー

94名 が参考
3名 がナイス
約1ヶ月前

【評価7.5/10】軽量級・2人専用
セットコレクション×特殊勝利=駆け引きの心理戦!

短時間で良質なジレンマと駆け引きを楽しめる,2人専用対戦ゲームです。


【ゲームの流れ】

プレイヤーができる事は基本「5枚の手札から1枚ずつカードを選んで交互に取るための場に置いていく」ことだけですが,ラウンドに1回だけ「最後に出されたカードから連続した5枚(以内)を自分の場に引き取る」ことができます。引き取ったカードは手札とは別にして,相手から見えるように自分の前に置きます。

こうしてお互いに5枚の手札を全て取り場に置いて手札には1枚も無くなっており,かつ1回引き取りを行っていたらそのラウンドは終了。両プレイヤーに新たな手札5枚が山札から配られ,先攻後攻を逆にして次のラウンドが始まります。これを4ラウンドまで繰り返すのが基本となります。

もし最後まで平穏に進んでラウンド4を無事終える事ができたら,「取ったカードからどれだけ得点を得られるか」を計算して競い,得点が高い方がゲームに勝利します。ここがセットコレクションで、5〜8の数字が記されたカードをそれぞれの種類ごとに相手より多く集めると多数派となり、それぞれ5〜8点の得点を得る事ができる。また5、6、7、8というセットを1つ作るごとに入る点数もあるため、こちらのセットも作りたい。

自分が現在何の手札で多数派で相手の状況はどうか、ということは一目瞭然で見えるため,自分の点数が相手より少しでも高くなるよう奮闘する訳ですが,自分が制御できるのは「カードをどういう順番,どういうタイミングで場に置くか」ということと「どういうタイミングで場から5枚のカードを取るか」だけ。

自分の手札に良いカードが来ても自分が取れるとは限らない。むしろ,自分が良いカードを置けば相手が取るかもしれない。この「良いカードが来てるけど,えーー今置く?いつ置く?取られたくないけど置くしかないけどどういう順番で置くかなー。いつ相手は取ってくるだろう…」という悩み,ジレンマが楽しい。

このゲーム,一方的に相手に損をさせるということは基本難しく,あからさまに美味しくないカードの並びを作っても相手は引き取るとは言ってくれないだろうし,むしろその損を引き取るのが自分になるかもしれません。従って基本戦略は「相手にも得をしてもらいながら,自分はほんの少し上回った得をすれば良い」という作戦になります。

これにより「今美味しそうに見えるこの5枚は本当に美味しいのか?取っても良いのか?もしくはもっと後に隠し球があって,実はそっちの方が更に美味しいのか?」という読み合い,心理戦が始まるのですが,これが熱い。


【聖杯による特殊勝利】

更にこの読み合いを加速させるのが特殊勝利をもたらす「聖杯」というカード。なんと3枚集めると集めたプレイヤーは即座にゲームに勝利するという代物。遊戯王で言うところの「エグ○ディア」。集めきれなければ何の点数にもならないクズカードになるのも同じです 笑

これが駆け引きに使われるのだからたまらない。普通は聖杯3つなんてそうそう集まるもんじゃあ無いんですが,どちらか1人が聖杯を1枚取った瞬間,場のきな臭さが一気に増幅する。

かくして,聖杯を手元に持っているように見せかけて相手の行動を操ろうとしたり,それを看破したり,持ってないのに持ってるふりをしているだけと見せかけてやはり持っていたり,実際持っているが美味しくないカードに絡めて相手に取らせたりと,虚々実々の駆け引きが繰り広げられる訳です。

コンポーネントはたった45枚のカードとサマリー2枚のみで,20分もかからずワンゲームが終わるサイズですが,このサイズにしてこの読み合いの楽しさは素晴らしい。単純なセットコレクションに留めず特殊勝利を組み込んだことで,ここまで重層的な楽しさが生まれるとは,正直お見事としか言い様がありません。


【長所と短所】

さて、長所と短所をまとめたいと思います。

長所:短時間でサクサクと終わるゲームでありながら,特殊勝利も絡んだ読み合いと駆け引きが楽しめる

短所:手札運もあるが技術の介在度がそこそこ高く,ゲームの勘所が掴めないと勝つのが難しい

このゲームでは,運の介在は手札に何が来るかという部分。そして,ゲームを始める前に45枚のカードのうち3枚のカードを中身を見ないまま取り除いてからゲームが始まるのですが,この3枚が何か、というゆらぎの部分です。この取り除かれた3枚に聖杯が含まれていれば,聖杯による特殊勝利は絶対に起こらない事となり,全てを完全にカウンティングしたり読み切る事は出来ないようになっています。

とは言え手札に何が来るか,までは運ですが,カードの出し順と,いつどのカードを取るか,という点については運は介在せず,どちらもプレイヤーの意思,判断に委ねられています。

従って、ゲームの勘所,相手はどのような意図を載せて今このカードを置いたのか,自分はどこでカードを取ると得なのか,等を読み解けないと圧倒的に不利を被ってしまいます。

このため,ルール自体は比較的シンプルでコンポーネントの量も少ないため一見手軽に誰でも遊べるゲームに見えますが,技術介在度の高さからやや人を選ぶゲームという点は心に留めておくと良いかもしれません。


という事で,少し古いゲームですがたまたま入手できてこの度何回か遊ぶ事ができたのでレビューしてみました。

現在は入手困難になっているのが残念ですが,ボドゲカフェ等で見かけたら読み合い、駆け引き好きな方はぜひお試しを。また,もし運良く入手することが出来たら紙質がそこまで丈夫ではないのでハードスリーブ推奨です。

最後までお読みいただき,ありがとうございました。皆様の良きボドゲライフに貢献できれば幸いです^ ^


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Sato39
zeeetto
yokoyamaryuma
仙人
18toya
18toya
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交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ11
攻防・戦闘0
アート・外見4
作品データ
タイトル聖杯サクセション
原題・英題表記Throne and the Grail
参加人数2人用(10分~20分)
対象年齢10歳から
発売時期2016年~
参考価格1,000円
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