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  • 1人~4人
  • 60分前後
  • 12歳~
  • 2021年~

新幹線 0系荏原町将棋センターさんのレビュー

84名
6名
13日前

国鉄時代の東海道新幹線の12の駅。東京、新横浜、小田原、熱海、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜羽島、米原、京都、新大阪。この順番が、このゲーム、重大な意味を持ちます。(新富士、掛川、三河安城は、国鉄が姿を消した後すぐに、JR東海が造った駅です)

各駅には番号が降ってあり、下りの新幹線をイメージしていただきたいのですが、先頭から、新大阪(1)、京都(2)、米原(3)、岐阜羽島(4)、名古屋(5)、豊橋(6)、浜松(7)、静岡(8)、熱海(9)、小田原(10)、新横浜(11)、東京(12)となっています。

スタート時、各プレイヤーには、先頭車両と最後尾車両がセットで配られます。このゲーム、車両カード一枚一枚にアクションが書かれていて、左端の先頭車両は、各プレイヤー、アクション内容が違います。右端の最後尾車両は、全員同じ、5金を貰うアクションになっています。

手番では、まず、公開されているプレイ人数+2枚の客車カードから1枚ドラフト予約をします。この時、カード列の一番左のカードを指名したプレイヤーがスタピーとなります。タイムトラックシステムですね。スタピーは車両コストを払って、自分の最後尾車両のすぐ左にその客車を挿入します。こうして車両が造られていきます。

その後、決められている回数のアクションをします。プレイ人数にもよりますが、一ラウンド大体2〜5回です。例えば4回だったら、AP方式なので、一人のプレイヤーが4AP行ってから、次のプレイヤーが4AP行ないます。


アクションは主に、整地、線路敷設、駅新設、オリンピック会場の準備、の4つ。このメインアクションの他に、先ほどの先頭車両のアクション、最後尾のお金補充、捨て札の中から客車カードを買う、1金で使ったアクションがもう一回できるなど。客車カードを買うたびに、アクションスペースが増えていきます。

ラウンドは全5ラウンド。各ラウンドごとにラウンドカードが公開されており、アクション回数が書いてあります。そのカードに書かれているアクションも(そのラウンドだけ)使うことができます。


さて、客車カードには、何が書いてあるのでしょうか。それはアクション内容と駅名(番号)です。ラウンド頭でドラフトする客車カードは義務なので、最低でも5つの車両が追加され、7両編成にはなります。

つまりアクションを集めるのと同時に駅名(番号)も集めるのです。


主な終了時VPの一つは、自分の車両内にある駅名が昇順に並んでいること。ただし、ボード上で線路が敷かれてなければいけません。

「車両内の駅名」というのにピンと来なければ、駅名を番号だと捉えて、単に客車の1号車から12号車までを矛盾しないように並べると考えれば分かりやすいと思います。

↑ 終了時の緑プレイヤーの新幹線。10両編成になった。客車は、左から、9号車(熱海)→5号車(名古屋)→5号車(名古屋)→5号車(名古屋)6号車(豊橋)→6号車(豊橋)→7号車(浜松)→9号車(熱海)→11号車(新横浜)12号車(東京)。これは実は、一番最初の熱海だけが昇順になっていないだけで、5、6、7、9、11、12の6駅が繋がっていることになる。

↑ 5、6、7、9、11、12、6つの駅全てに線路が敷いてあるので、3×6=18VP入る。例えば、6の豊橋に線路がなかった場合は、3×5で計算する。(駅の有無は無関係)


もう一つの大きなVPは、自分の車両内にある駅名ごとの新設駅のVP。ボード上に新設する駅の色は3色あり、写真上部のトラックで、1位になった色(今回は白)6VP、2位(金色)3VP、3位(黒)1VPと決まっています。さっきの新幹線の場合、名古屋は線路と金色の駅があり、カードが3枚あるので3×3=9VP、豊橋(2枚)も線路と金色の駅があるので3×2=6VP、浜松は駅が無いので0VP、熱海は、カードが2枚なので同じく3×2=6VP、新横浜東京は駅が無し。なお、線路がない場合は、駅の有無に関わらず一枚につき−3となり大失点に繋がるので気を付けましょう。


メインアクションの説明

整地…ボード上の駅に置いてある工事中トークンを取り、コストを払いVPを得る。工事中トークンを裏返して線路にして、先頭車両に置く。

線路敷設…自分の持っている線路を、コストを払って、ボード上の「任意の」駅に置き、VPを得る。(敷設のコストとVPはラウンドごとに変動)

駅新設…3金払い、3色ある「任意の」色の駅を、整地済みのボード上の「任意の」駅に置きVPを得る。線路の有無は関係ない。駅のVPは早取りで、一色につき6、4、2、1VPの4段階ある。

オリンピック会場準備…スタート時7つ持っている聖火台トークン一つを「任意の」会場に置く。会場は3つあるが、一番東の会場は、自分の客車を1台(枚)、車両中の「任意の」位置に挿入し直すことができる。この会場アクションが最も重要だ。また、聖火台トークンは、置いた総数がラウンド頭の収入となる。


ポイントとしては、

■第一ラウンドにドラフトしたカードが最初の責任駅となるが、序盤は、アクションの種類が足りないので、自分の必要なカードアクション優先で取りたい。また、客車カードの中には、二つの駅名を有する客車があるので、序盤は積極的に取りにいきたい。

■第二ラウンドからは、同じ駅名をできるだけ重ねていき、一番伸びると思われる駅マーカーの色で、その駅を作るのが小さな目標となる。つまり終了時、1位の色6VP×4枚のような理想形をイメージする。

■自分の駅名がある駅を整地し、その駅に線路を敷き、その駅に駅を建てる。これが一番オーソドックス。ただし序盤はアクションスペースが少ないので、このパターンが意外とできない。

■整地アクションをしたままで手番が終わると、他プレイヤーが、その線路を使って敷設アクションができるというインタラクションがある!線路を取られると、そのコストは貰えるが、後で自分が置きたかった場所に線路が置けなくなってしまう。

■整地、線路敷設、駅新設、全てコストが掛かる。ラウンド頭の車両購入も。つまり、このゲーム、カツカツになるので、最後尾車両の5金補充は、しゃがみと分かっていながら、一アクションとしてどうしても使わざるを得ない。(補充だけでなく、任意の色の駅マーカーをトラックで1つ進められる)

■唯一、コストが掛からないのがオリンピック会場準備。客車チェンジ会場以外の残りの会場は、2金貰う、1金を2VPに変換、というもの。アクションとしては地味なものばかり。ただ、聖火台トークンは終了時残っていると、一つにつき−3VP!地味だろうとある程度処分しなければならない。

■さらに、オリンピック会場では、聖火台トークンのマジョリティ争いをやっている。写真で言うと、小田原では、緑3赤2なので緑がトップ。白色の小田原駅は1位色なので6VPが貰えると思いきや、線路がないので緑は−3VPとなる。真ん中の名古屋会場も緑がマジョリティ。金色の名古屋駅は線路もあるので3VP貰える。

■オリンピック会場準備で、客車チェンジを何回も繰り返していれば、終了時までにはなんとか昇順にはなる。問題は、オリンピックアクションができるスペースが手に入らない場合だ。ちなみに、写真の10両編成の先頭客車の熱海9号車だが、貰えるVPが変わらないので、客車チェンジで移動させる必要はない。

■自分の先頭車両には、4つのメインアクションのうちの2つが書かれている。このどちらか一つのアクションを使う時は、2金のコストが掛かる。また、自分の持っていないアクションは、他プレイヤーの先頭車両にある。他プレイヤーの先頭車両だけは、2金を渡せば使わせてもらうことができる。はじめは、そこまでして使いたくない、と思うが、アクションスペースが無ければ、他人のスペースだろうと拝借するしかない。

■客車カードの中には、アクションではなく、コストが安くなったり、最後尾の5金が8金になったりなどの永続効果をくれる客車もある。(アクションスペースは増えないが)

■駅を建設するタイミングが意外と難しい。早く建てると駅自身のVPが大きいが、その色の駅マーカーがトラックのトップにならないよう邪魔をされやすい。また、終盤は、トップ確実となった色の駅を含む客車をドラフトされてしまう。


以前遊んでいた「ファーストクラス」も好きなゲームでしたが、車両のグレードアップが先頭車両ばかりで、車両の増え方もワンパターンでした。

この「新幹線0系」は、新しい客車を作り、客車の並びを正しく編成させるという楽しみがあります。戦略によって8両編成だったり、12両編成だったり、長さも変わりますし、ワンパターンではありません。

また、ボード上に目を向けると、駅の色トラックのパラメーター上昇をコントロールしながら駅を作っていくのが、デッドヒートして面白い。しかし、駅を作っても、線路が敷設されていないと−3VPなので、線路敷設はそれ以上に大事です。一体、何が一番大事なのか。そして、7つの聖火台トークンの爆弾処理はいくつまで行なうべきなのか……

結局、何かのマイナスVPを避けるためには、一つに特化する戦略は難しく、どのメインアクションも平均的に行なっていくしかありません。


初めの数回は難しく感じるかもしれませんが、スムーズにゲームができるようになると、このキツキツ感が、病みつきになるような面白さに変わります。昭和の高度経済成長期は、5年で東海道新幹線を完成させました。ぜひ、5ラウンドで、東京大阪間の駅や線路作りに挑戦してください。

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