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  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 13歳~
  • 2018年~

ルートヒロさんのレビュー

806名
4名
0
約3年前

各プレイヤーが4つの種族(陣営)をそれぞれ担当し、ウッドランドという森林内を舞台に戦争をしながら覇権を争い、誰よりも早く30勝利点を目指すというゲームです。

ゲーム全体での共通ルールに加えて、4種族(猫野侯国、鷲巣王朝、森林連合、放浪部族)それぞれの行動(アクション)ルールがあります。

最終目的(一番最初に30VPを達成する)部分こそ共通ではありますが、勝利点を得る行動そのものが4種族で全く違うということと、手札となるカードにも様々な効果や役割があるため、覚えるべきルールの情報量はかなりのボリュームになると思います。

各プレイヤーが別々のゲームをやっていると思えるくらい種族ごとのルールが違うにも関わらず、どの種族でも勝ち筋がしっかりと存在しており、対戦ゲームとして成り立っていることが、このゲームのスゴイ点であると思います。

一応、全体の共通ルールと自分の担当する陣営のルールさえ覚えれば、ゲームをプレイすることは可能です。しかし、対戦ゲームである以上、相手が何を考えどのような行動をしてくるのかがわからないと戦略性が皆無となり、全く面白くありません。

ROOTの奥深い戦いを楽しむためには、少なくとも参加プレイヤー人数分の種族(陣営)の個別ルールも把握することは必須となります。


個人的感覚として、ルール全体の情報量を100とすると…

共通ルール&カード効果 60

種族ごとのルール 10×4種族=40

といった印象です。

(猫→鷲→放浪→連合の順にルールが難しくなるかな…と感じますが、上記は大雑把な割合なのであまり気にせず、雰囲気で気に入った種族を使ってもらえればいいと思います。※プレイ人数によって選ぶ種族にオススメの組合せがあるので、その点はご注意ください。)

プレイ人数はROOTの基本セットである本ゲームだけであれば2〜4人になりますので、2人で遊ぶ分には覚えるべきルールも60+10×2=80くらいの情報量になりますが、このゲームの面白さを100%味わうには、やはり4人プレイがベスト(出来れば3人以上)だと思いますので、なるべく4種族を一度は触ってみることをオススメします。

誰かが独走していれば残り全員で叩いたり、出遅れている最下位のプレイヤーがいれば一時的に周りが共闘してあげたりと、2人プレイでは味わえない駆け引きが3人以上のプレイには産まれます。(ここがけっこう楽しいし、プレイヤーのそれぞれの思惑が交錯して面白い点)

情報量の多い導入部分を頑張って乗り越えて、一度ルールを把握できれば、他では味わえないこの非対称性ゲームの面白さを体験できると思います。

元々が限られたエリア内で争うの戦争ゲームなので殴り合いが必ず発生しますが、戦争時の勝敗の判定にはサイコロの出目を使うため、適度な運要素が絡んできます。また、「放浪部族」に関しては戦争を仕掛けなくても勝利点を稼げる手段が複数あるため、自らは全く戦いにいかなくても良かったりします。(それでもトップになれば相手からは攻撃されてしまうことにはなると思いますが笑)

初心者の人と遊ぶ場合は、経験者側が丁寧なインストをするだけでなく、殴り合い要素や妨害要素の強いゲームであることを事前にしっかりと伝えておきましょう。(イラストやコンポーネントなど見た目はとても可愛い雰囲気を出していますが、見た目に反してかなりの殴り合いゲームです。)そういった意味でも、知らない人同士で楽しく遊ぶにはちょっとハードルが高いですね…

拡張を入れれば一つの種族(日本語版では猫野侯国)を自動化(オートマ化)出来るので、オートマ相手のソロプレイや協力プレイ(オートマVSプレイヤー同士協力)なども出来る様になります。殴り合い要素の強いゲームが得意ではない方でも(拡張ありきではありますが)楽しめるようになりますので、少しでもROOTに興味を持っている方は、是非敬遠せずに遊んでみて欲しいと思います。

私のお気に入りゲームなため、良い点をメインに記載させていただきましたが、人を選ぶ部分があるのも確かです。

ゲームで負けても「同じ種族を使って次こそは勝ちたい!」とか「次は別の種族でチャレンジしてみよう!」と思える人には長く楽しめるゲームになるのではと思います。

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