六華Rikka

ゲムマ2023冬で先行販売しているのを購入しました。
相方と相方の友達三人でプレイした感想です。

タイガー＆ドラゴンの制作陣の作品ということで、今回も使用するコンポーネントは麻雀牌を彷彿とさせる素材。
サイズはドミノと同じくらいでしょうか、非常に柄が綺麗で見ていて楽しい気分になれます。

ゲームは麻雀を簡易化した感じでしょうか。
上下自由に選択でき、1~6の数字がそのまま数字扱いする上段と、麻雀で言う萬索筒にあたる部分もこの1~6を代用します(下段)。
下段6個を全て揃える役や、下段を3個ずつ揃え上段を連番にする役など、まんま麻雀といった感じです。
麻雀経験者ならあっさりルールは把握できると思います。
オリジナル要素は、捨て牌をそのままツモれる事と、誰かがあがった時に見せ牌であがれるなら自分もあがっていいところ。

ただ、麻雀の「体験」をシンプルに再構築 、と麻雀を謳い文句にあげるくらいであれば、もう少しコンポーネントの作りを丁寧にしてほしかった。
欠けたものや、ノリなのかコゲなのか分からないですが変色しているものなど、よく見ればガンになる牌が多々。
また箱に片付けて分かりましたが、厚みにもばらつきがある。
先行発売に向けて急ごしらえした結果なのか、元々の仕様なのかは分かりませんが、ちょっとお粗末だなと感じました。
とは言え、値段を考えれば仕方がない部分なのかもしれません。
麻雀をモデルにしたボードゲームで思い付くレキシオの1/3程度の値段ですから。

また、麻雀ができる人には正直物足りないと思います。
物足りなさから追加ルールを考えましたが、それならもう麻雀しようよ？と相方が言い、確かにな、となりました。
ライトゲーマーや、麻雀に興味があるけど麻雀はハードルが高すぎる気がする、そんな方にはもってこいだと思います。

長所短所がはっきり見える作品で、私には若干ネガティブな要素の方が目立った作品でした。