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  • 2人~4人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2018年~
583名
6名
0
3年以上前

Age of steam(蒸気の時代)の核となるシステムを継承しつつ、より現代的に焼き直しされたレイルウェイズオブワールドの日本マップ版。

蒸気の時代と比較すると、複雑(冗長)な手番決めオークションは大幅に簡略化され、貨物の追加もカット。レールの敷設や勝利点の獲得方法など、多岐にわたり理解しやすくなるよう置き換えられている。

Steamも同じような方向性での修正がされていたが、このレイルウェイズオブニッポンではさらに一回り簡略化されているようである。実際、近年のゲームでオークションというシステムが採用される頻度が減っているのは、主たるテーマ以外の部分でのインタラクションが発生し、いたずらに経験による差が発生し得ること、かつプレイ時間の延長をきたすことなどのデメリットを有していることが理由としてある。また、ゲームが進むにつれ、所持しているリソース(お金など)により不公平感が強くなり有利なプレイヤーがより有利になる要素を含んでいることも看過できない点だろう(借金の要素がある場合はまた難解になるが)。要するに、現代のゲームデザインの視点では、「こんな複雑(冗長)なせりを楽しめる俺ってすごい」という自己満足を与えるくらいのメリットしかないとも言える。

この作品では削ぎ落とすところは省き、カードドラフトという要素も追加した上で、ネットワークビルド、ピックアンドデリバリーという部分に焦点を合わせやすくなっており、テーマの中核部分に集中できると感じることができた。

もともと5人まで対応であったワールドに対し、ニッポンは4人までとなっており、都市間の距離はかなり短い。蒸気の時代でのランダム要素であった貨物の追加がなくなっているため、ややアブストラクト感が増しているが、さまざまな特殊効果を持つ鉄道事業カード、最近のゲームでしばしば見られる目標ボーナスなども取り入れられていてうまくバランスが取られている。

個人的にはSteamくらいのルールが最も好ましい(簡易ルールと標準ルールの2種類が用意されている)し、蒸気の時代の豊富なマップ群(しかもマップによりルールが異なるところなどがすごい)も魅力的であるが、この手の鉄道路線ゲームが初めての人でも線路を設置する楽しさを堪能することができる本作品は、とくに日本人の私達にとっては存在意義のあるものだと感じる。

プレイ時間も抑えられていることから、実際にプレイする機会が取りやすいのも強みである。もちろんここから蒸気の時代や。トラムウェイズ、18XX等につきすすむきっかけにもなり得るのも良いと思う。

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