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  • 2人~5人
  • 45分~60分
  • 12歳~
  • 1999年~

ラーmaroさんのレビュー

397名
4名
0
4年以上前

1から16までの数字チップを用いて競りを行い、場にならんでいるタイルを

獲得してセットコレクションを作る。

基本的にはこれだけのゲームです。


ただ古典的3大競りゲームの1つに数えられているだけあって、いろいろ細かい

装飾が施されているところがこのゲームを特別なものにしています。


賭けに用いる数字チップはあらかじめ決まった組み合わせで各プレイヤーに配られて

おり、公開されています。相手が何を出してくるか分からない・・なんて言い訳は

通用しないのです。

そして、チップの提示は各自1回のみ、つまり競り上げる要素はありません。

さらに競りに勝った場に置かれ、次回の競りの対象となります。


競りゲームでありがちな、相場の不透明さは排除されながら、駆け引きは非常に

シビアなものになっています。

自分にとって不必要なタイルを他人に高価で押し付ける、そして相手のチップを

消耗させて安価なチップで勝ちをさらう、など、2手先、3手先を見据えた

競りが必要とされます。


場に登場するタイルもかなり多くの種類があり、これが若干プレイアビリティの

低下をもたらしているようにも感じますが、一度理解してしまえば特別なことは

ありません。これも、獲得することで負の遺産となるタイルがかなり存在している

ところなど、よく考えられています。


もう一つこのゲームを傑作たらしめているのが、名称そのままの「ラー」タイルです。

ゲームの進行を記していなかったのでごく簡単に書くと、プレイヤーは

①袋から中を見ずにタイルが引きボード上に置く
②ラーを宣言して競りへ移る
③手持ちの神タイルとボード上のタイルを交換する

のいずれかを行います。基本的に②の宣言をしなければボード上にタイルが並んでいくだけで、

競りは起こりません。ただし、①でラータイルを引いたときは、強制的に競りへ進行します。

(ラータイル以外の場のタイルが規定枚数(8枚)に達したときも競りとなります。)

ラータイルが一定数でると、ラウンドは終了となります。ラウンド終了時に余っていたチップ

は無駄になるので、どのタイミングでチップを使い切るのか、あるいは最後の競りのために

高価なチップを温存しておくのか、この作者お得意のジレンマが爆発します。


個人的な感想としては、年月を経ても輝きを失わない作品です。

今、新作として発売されても通用するのではないかとさえ思えてしまいます。







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