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  • 2人~4人
  • 30分~50分
  • 10歳~
  • 2017年~

ミッドガルド年代記 オーバードライブ企業戦士くまーるさんのレビュー

278名
0名
0
6年以上前




【世界観】

貴方は恩赦された罪人である。

帝国が管理する「天空闘技場」にて、

王侯貴族が見守る中、自分の生命を賭して

”カード”で強制的に対戦されられる。

勝利すれば減刑、負ければ重刑に処される。


対戦で使う”カード”は

魔法工芸品」とよばれる魔法の品。

歴史書『ミッドガルド年代記』に登場する

英雄や魔法工芸品が召喚でき、

操るのに『魔法原石』が必要となる。


 【ルール】



①英雄札を『攻撃札』として

 『場』に召喚し合い、英雄の攻撃力を比較。

 数値の高い方が勝ち。


②勝者は『場札』を全て獲得でき、

 これが『点数』となる。


③このラウンドを繰り返し、

 最終的に点数が高い方が”ゲーム勝利者”。

 敗者は《計算表》を確認、

 差異の分だけ『魔法原石』を減らす。

④このゲームを繰り返し、

 『魔法原石』がゼロになったら対戦終了。


《計算表》

 点数の差で削減される『魔法原石』数、

 つまり”ライフ”が決まる。


 【システム】 

①バックアップ<援護魔法>

英雄が攻撃した際に、

負けていれば『追加札』という形で

<援護魔法>を唱えて

英雄の攻撃力を上昇させられる。


②オーバードライブ<精神爆発>

英雄達は任務や性格を持ち、

仇敵などに出会うと自動的に能力が上がり、

場合によっては一撃で敵を葬ることができる。

これをオーバードライブという。


【まとめ】


◆大まかに相手の手札を読んだ上で、

 ここぞというタイミングで、

 一撃必殺のオーバードライブを

 発動させた時の快感は

 文章で読む以上の興奮だ。

 

 ”バッティングゲーム風”と

 言えば理解しやすいだろうか?


◆援護魔法には魔法を無効にする

 『魔法の壁』があり、

 追加札を出し合った最後の最後で

 相手に使われて負けた時の

 精神的ダメージは大きい。


《魔法の壁》

 全部で3枚3種。

 使われた数を記憶することが上級者への道


◆3人以上の対戦はチーム戦となり、

 意思疎通がうまく行き大勝利した時などは、

 初めて会った者同士でも、思わず

 ハイタッチしたくなる程、盛り上がる。

 気になるあの人とボードゲームカフェで

 遊ぶ際、ぜひ同じチームになってみて

 いただきたい。

 

【プレイヤーの感想談】


20歳のトレーディングカード収集家の女性

 2人、3人、4人プレイを全て体験し

 『プレイ感がかなり違う』

 『わたしは3人プレイが一番面白かった!』

 『なんで貧乳キャラがいないのよ!』

 とのことで、

 人数を変えて遊ぶのも楽しいだろう。


 ◆最少年のプレイヤーの小学四年生の女の子

 小学6年生のお兄ちゃんと

 100回は遊んだと言う。

 カードのフレーバーテキストを

 声に出して読ませてみると

 「…が…で…だった!」

 「…は…なので…だろう…!」

 とほとんど漢字が読めなくて辛そうだった。

 無理やり読ませてごめんなさい。


 彼女の父親は既に3個(!)も

 予約しているという。

 父兄弟の3人で

 ”ルールにはないデッキ組み換え”し

 3人対戦を楽しむという。


 注:このゲームのカードは構築済で

   1つ購入で同時に4人まで遊べます


エルドリッチホラーをやり込む20代の長身イケメン会社員

「面白っす」

「僕も絵を描きますが

 イラストのクオリティは

 ありえないです・笑」

「この世界観がめっちゃ大好きです」

 と言い、

 カードチェックし誤字を製作者に伝えるほど。

 好きなカードを聞くと

 すべて男性キャラだったので

 もしや女性に興味が無いのだろうか…?

 などと余計なことを考えてしまった。

 彼は

『予約したので本棚に並べてニヤニヤしたい』

 とのこと。

 2個入手し普段使いと保存用と分けるという

 猛者ぶりだ。

 

以上をまとめると、

単純ながら運と実力の要素が

絡み合っていること、

慣れれば1ゲーム5分程度なので、

一度はまると空き時間に

ついつい遊んでしまうようだ。


【カードイラスト】


”2006年より10年の時間を費やして描いた”

と聞くと

誰もが動きが止まり、

目が点になってしまうが、


『様々な絵師が参加して描いた風に

 したかったため絵柄を変えて描いた』

『プレイ時間とルール単純化のため

 20枚程度没にした…涙』

 と語るくまーる氏に向かって


「なにやってんの!?」

「自力で絵柄を変えた、って何??

 色んな絵師に依頼するから

 絵柄が変わるのであって…」

「何という苦行」

という誉め言葉(?)も多数聞かれた。


そんな魂を込めたイラストや

フレーバーテキストから伺える

緻密な世界観設定は

カードを眺めているだけでも楽しめるだろう。


《女将軍ミネルヴァ》


《暗黒宰相ディオール》

*製作者のくまーる氏の好意で

 貴重な作画作業中のスクリーンショットを

 提供いただいた。

 入稿直前まで筆を入れる気合の入り方は尋常ではない。

  

《クルセイドの聖杯》

※プレイヤーの誰かが言っていたように

 重厚な世界観が数行に濃縮されている。



 くまーる氏いわく

 『固有名詞を改行しないように配慮するため

  作文に1枚あたり30分はかかる』

 『作業の終盤に

  ”MTGなどはどうやっているんだ?”

  とカードを見たら、

  思いっきり固有名詞の途中で

  改行しまくっていてズっこけた。

  ショックのあまり、

  しばらくズっこけたままだった』

  と涙ながらに語った。




 


 【製品概要】


◆製品名:

 ミッドガルド年代記ーオーバードライブー

◆価 格:2,480円(税込)

◆内容物:

 カード48枚(サイズ 63×88mm)

 魔法原石10個(色はランダム)

 巾着袋小

 説明書1冊

 古書風ケース 

◆発売日:2017年12月2日土曜日

◆販 売:イエローサブマリン秋葉原店様 他

◆企画・デザイン・イラスト: 

     企業戦士くまーる


【公式ウェブサイト】
http://midgard-chronicle.com/



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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