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  • 2人~4人
  • 60分~180分
  • 1850年~

麻雀どじょうさんのレビュー

207名
4名
0
約6年前

麻雀は複雑に見えて、ゲームそのものはシンプル。

しかし、奥が深い。異常なまでに深い。

だからなのか、面白いと思ったとしても半数程度は1度嫌になる。

それでも回数を重ねると本当の面白さが見えてくる。


麻雀は完全に4人プレイのゼロサムゲームである。(場合によっては3人や2人でできることもあるが)

自分が得点することも大事だが、失点しないことも同じくらい、いやそれ以上に大事だ。

簡単に言うと、決められたルールに従って先に牌を揃えたら得点できる。

あと1つで完成となったとき、最後の1つを出した人がアガった人(※1)に点を渡さなくてはならない。

もし自分で拾ってきて完成した場合は残りの人で均等に割ることになる(※2)

4人のアガる確率が等しい場合、自分がアガる確率は1/4で、周りがアガる確率は3/4になる。

つまり、単純に考えれば点数が増える確率よりも減る確率が高い。

減らさないようにすることが実はこのゲームの大きなポイントとなる。


初心者であるならば、2つのことを考えればよい。

できるだけ早く自分の手を作ることと、

相手があと1手でアガりとなった場合に相手の待っている牌を捨てないこと。

他人よりも早くアガれば失点はない。

そして、相手が自分よりも早くアガりそうになった場合は自分が出さなければ大きな損失はない。

点数が低くても手を完成できただけでまぁまぁ面白い。そもそも牌を触るだけでもちょっと面白い。


中級者になり、点数計算ができるようになるとまた更に面白味が増す。

多くのゲームがそうだが、簡単な手は得点が低い。難しい手は得点が高い。

低い点だが早くアガるのか、遅くなるが高い点を目指すのか。

失点を恐れずに攻め続けるのか、守りに入り自分の手を崩していくのか。

毎回と言っていいほど選択を迫られる。そのせめぎ合いは4人での戦いというよりも自分との闘いになる。

そして、ほとんどの人がアガることに夢中になって失点して負ける。


このゲームに使用する牌は、34種が4つずつで136の牌だ。

自分が持っている牌と場に捨てられた牌から、

確率的にどうすれば良いのかを考えるのもこのゲームに必要な力ではあるが、

数多くのゲームをこなすと、確率的にあり得ないような

何か仕組まれているんじゃないかといった奇跡的な展開が起きる。それも必ずと言ってもいいほど、だ。


確率の低いことが高確率で起きるとは矛盾した表現ではあるが、実際にやってみればわかる。

確率では測れない何か謎めいたものがある。

だから上級者になると、そこに哲学が生まれる。

確率を重視する者。自分の感性を重視する者。

相手の挙動を見て何かを感じ取ったり、感じ取られまいとあえて不穏な動きをしてみたり。

ただのゲームにハッキリと性格が表れる。


頭を使い、心を読み合い、会話をしながら手を動かす。

だから麻雀は老化を防ぐ。

老人ホームなどでも取り入れられているほどである。

一番の欠点は、ハマってしまうと時間を忘れていつまでもやってしまうことかもしれない。



※1 アガる=和了る 自分の手を完成させること。

※2 子がアガった場合は、親が2倍払うことになる。2:1:1の分配。

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Nobuaki Katou
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