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  • 3人~12人
  • 20分前後
  • 10歳~
  • 2017年~

ヘルパゴスBluebearさんのレビュー

477名
6名
0
約1ヶ月前

無人島での生き残りを争うハッタリと交渉のゲーム。9人でプレイしてみました!という報告です。

初心者&ベテラン混合のゲーム会でしたが、結果は抜群に盛り上がり、連続2回戦!非常に楽しかった♪

◾️作品紹介

本作は2017年にフランスで脳トレ係のトイをメインに発売しているGigamic社から発売され、たちまち好評となり各国でライセンス生産された作品です。そしてついに日本でもようやく2024年に《すごろくや》さんから日本語版として発売されました。

テーマは、無人島で生き残って、自分だけ生きて脱出する事です。この《自分だけ生き残る》っていうところがミソ!中味はエゲツなく他人を落とし入れるゲームでした♪(個人攻撃も仲間外れも全然オッケー!これに抵抗があったら辞めといた方がいいかも)

ボックス裏の《ニセ協力ゲーム》というフレーズが、まさにこのゲームの本質を表しています。

各自がやるべき事は、

①食糧の確保

これは《釣り》で魚をゲットすることで得られますが…、何匹釣れるかは袋から木の玉をランダムに1個取り出して、描いてある魚の数だけ得られますが(これ面白い!盛り上がります)

とは言うものの釣りばっかりしてるわけにもいかないので結果的に絶対数が足りない恐れがあります。ヤバいです!

②飲料水の確保

これは島を回って雨水を集めることで簡単に手に入れられますが、これは《天候》に左右され、晴天が続くと全く手に入らなかったりします。ヤバいです!

③脱出用イカダの制作

島を回って材木を集める作業をすると少しづつイカダが完成していきます。非常に手間がかかる上に、材料を集めるためジャングルの奥へ行くかどうか判断しなければいけません。行くなら好きなだけ材料を確保できますが、釣りと同じ木の玉を袋から任意の数引いて《黒い玉》がでてしまったら《毒ヘビ》に噛まれて1ラウンド行動不能です。ヤバいです!

さらに厄介なのは、何とこのイカダ《1人乗り》なんですよ!(なんでや!協力してちゃんと作れや!)

◾️アイテムカードが多彩で素敵!

上記のように基本はみんなで生き残るためのアクションをしていくのが中心ですが、難破船に行くといろいろなアイテムが手に入ります。(難破船の形のカード置き場のギミックがとってもGOOD!)

ここでこっそり自分だけの水や食糧や、いろんな道具を確保して《隠し持って》いる事ができるのです!(もちろん公開してみんなで分けてもいいけど、笑)

みんながこれを始めて、手元に複数のカードが貯まってくると、だんだん疑心暗鬼になり、『アイツは絶対何か隠してる』となるわけですね。非常に楽しい♪

アイテムカードは全部が良いカードというわけではなく、全く役に立たない《高級車の鍵》とか《ボードゲーム》とかが混ざっていて笑えます。(これもこっそり伏せておいて、ハッタリかます事ができるのです♪)

そして極め付けは《拳銃》!

この手の映画でもよくある展開で、誰かが銃を手に入れると一気に展開がヤバくなります。(指定の相手を脱落させる事ができるのです!)

でもそこはひとつハードルがあって、《弾丸》が別カードなので、両方が揃わないと役に立ちません。このへんがとてもスリリングにできています。ヤバいです!

◾️落とし入れる相手を多数決!!

毎日の食糧や水は、全員分あるとは限りません。

それを手に入れられなかったプレイヤーは《脱落》です!(最近のボードゲームはやたらマイルドになったためあまり見なくなったルールですが、このゲームは一般アウトです)

じゃあどうやって脱落させるかと言うと《多数決》

いっせいに誰かを指さします!

これで再多数を受けてしまうと《脱落》なのです。ヤバいです!(もちろんこっそり自分用の水や食糧を隠し持っていれば生き延びるわけですね)

ここがこのゲーム一番の盛り上がりどころ。

ワーワー!キャーキャー!大騒ぎ!

しっかりゲームに向き合ってのめり込むほど白熱して盛り上がります!

こういうのが抵抗ない人なら絶対面白いと思いますよ。

多数決が意味を持つように、なるべく8人9人10人でのプレイが良さげだと感じました。(貴重だ!)

もちろんふざけてや悪意を持って誰かを意図的に攻撃したり、テキトーに選んだりしない、というのが大前提なのは言うまでもありません。そんな奴はお帰りいただきましょう。(そういう意味でもお子様向けゲームではないのでしょうね。)

「じゃあ私は魚取ってくるね。えい…また1匹⁈」

「や〜いヘタクソ、笑」

「そろそろ食糧ヤバくない?」

「水もヤバいけど、晴ればっかりじゃないの!」

「う〜誰か死ぬかも…(チラッ)」

「こらこらっ!なぜそこで俺を見る⁈」

「だっていろいろ持っそうだからぁ〜♪」

「お前だって何だその伏せた3枚は!」

「へへ〜(ニヤニヤ)」

「ワタシはその隙に難破船に行く!」

「うわ!またアイテムかい!ヤバいなぁ」

「あ…(カードを見てニヤリ)」

「わっ、絶対何か引いた!マズイじゃないの!私も難破船行く!」

「こらーっ!魚はどーすんだ!笑」

というニヤニヤ展開が楽しいです。


我々の1回目は要領が掴みきれておらず、あっさり全員死亡!

2回目は脱落かと思われたが、上手に立ち回ったベテラン女性陣が2人だけで逆転脱出、という劇的展開に皆大笑いでした。

なかなか良いゲームでした♪

また人数多い時にやろうと思います。

《余談1》

パッケージには《プレイ時間20分》とありますが、9人とかでやると絶対そんな時間内では終わりません。

ルール説明に10分くらい。(それ程難しくないですが、脱落のルールはしっかり説明しましょう)

我々のプレイ時間で40分くらいでしたね。

《余談2》

割と安価な小箱サイズなのは結構なんですが、9人とかでやると、とにかくゲームボードが小さくて見づらい!(食糧や水のカウントなので、何とかなりはするのですが…)

次は絶対拡大コピーしようと思います。

《余談3》

日本語タイトルは『ヘルパゴス』ですが、発音的には『ヘラパゴス』が正しいようです。意味は調べてみましたがわかりません。(造語のようです。)

《余談4》

2019年に、キャラクターカードやイベントカードを追加する『They're No Longer Alone』というセットが出ていますが、今のところ日本語版アナウンスはありません。

面白かったからぜひこれも出して欲しいと熱望します!

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うみ
touring123
まりも(ボドゲするよ)
ばんけ
18toya
びーている / btail
Bluebear
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