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  • 1人~4人
  • 20分~45分
  • 8歳~
  • 2023年~

ラタじむやさんのレビュー

1058名
15名
0
約1年前

タイトルになっている「ラタ」は「スズ」のポルトガル語。缶詰の材料である「ブリキ」の主原料。その名の通り、缶詰工場の経営者になってイワシとサバの缶詰をたくさん作って売って得点を稼ぐゲームです。
ホヌゲームズさんが和訳付きで販売されているものを購入しました。
1人~4人までプレイできますが、ソロプレイのみのレビューになります。


概 要

全6ラウンドでイワシ缶サバ缶を作ります。作れる缶詰は「イワシ缶」「イワシのトマトソース煮缶」「サバのオリーブオイル煮缶」の3種です。これを各国に出荷してお金を得ます。得たお金でポイント源となる「得点カード」を購入していきます。

勝利条件:缶詰を作って売ってお金を稼ぎ、得点条件になるカードを購入し、最終的に得点の高い人が勝ち。ソロの場合はスコアアタックで得点によってランク認定あり。


コンポーネント

工場ボード:4枚。両面仕様。多人数用は共通(右)で、ソロ用(左)は記載がちょっと違う。
ついたて:4枚。自分側はサマリーとどのカードでどの缶詰が作れるかが書いてある。

生産カード:イワシ、サバ、トマト、オイルが通常生産。その他特殊効果のあるカードが数種類。

市場カード:売り先の国を示す国旗と必要な缶詰、1つあたり得られるお金と消費するアクションポイントが記載。


得点カード:マイルストーン。終了時に条件を満たしている分得点。
(獲得した市場カード上の赤キューブの数×1点とか、余ったお金4金以上なら8点とか)

初期得点カード:多人数用とソロ用が4枚ずつ。初期生産カード:イワシが1匹。

コイン:1金と3金。

トークン類:缶詰を表すトークン(銀・赤・黄色)大量とアクションポイントマーカーが1個ずつ。あとは複数人プレイ用の手番トークン(コインと同じ材質。缶詰型でかわいい)


ゲームの流れ(ざっくり)

基本の流れは次のとおり。ソロと多人数で順番・生産カードの獲得方法が違います。また、ソロの場合は選択した工場ボードにより、初期得点カードと生産カードの獲得方法がちょっと違います。

ざっくりと流れをご紹介(詳細はルールをご確認ください)

ソロのセットアップ:工場ボードと対応する初期得点カード1枚を準備。初期生産カード(イワシ1匹)を左にセットし、4金をもってスタート。市場カード・得点カードは3枚ずつ。


・フェイズA/手番順の決定:多人数の場合は9ポイントあるアクションポイントから消費するポイント数を決め、一番多く消費した人から選ぶ入札式。ソロの場合はポイント消費をするかどうかで次のフェイズのカード枚数が変わります。


・フェイズB/工場:①の順番に生産カードセットを選択し、工場に設置します。全部で5か所設置可能で、いくつかは設置にお金がかかります。ソロの場合は場に出たカードから2枚を選択して配置します。既にカードのあるところにも重ねて設置可能です。


・フェイズC/生産と販売:工場のカード1枚あたり1アクションポイントを消費して缶詰を生産です。1枚で「イワシ缶」を2つ作れるカードもあれば、「サバ」と「オイル」が別々に描かれている場合もあります。左から右、上から下の順に生産を行います。
(下の図で行くと2ポイント消費で缶詰3個です。カードをまたぐ生産を行う場合は、必ず左側の方に先にキューブを置きます。

※もし4枚目にサバがあれば1ポイント消費して3枚目のオイルの上に黄色のキューブが置けます)

(↑2P消費の間違い)

販売も同様に、市場カードに書かれたポイントを消費して1つ出荷し、かかれたお金を受け取ります。全部埋めたらその市場カードを獲得します。
※ここでアクションポイントがなくなり余った缶詰は、「イワシ缶」のみ持ち越し可能。他は廃棄。


・フェイズD/得点カードの獲得:2~3金を払いカードを1枚購入可能です。

(今回は真ん中のカードを3金で購入。初期カードと合わせて最大7枚の得点カードからの計算になります)


生産カードについて:基本(ポイント消費なし)だと2枚オープンですが、1アクションポイントごとに1枚追加で場に並べられます。その中から任意の2枚を選び工場に設置し、残りは捨て札に置きます。※捨て札の枚数で得点になるカードもあるので注意。

市場カードについて:1アクションポイント消費するとキューブの乗っていない場のカードを入れ替え可能です。

得点カードについて:1金支払うことで場のカードを入れ替え可能です。


以上の流れで6ラウンドプレイした後、得点計算を行います。初期得点カード+フェイズDで獲得した得点カードの条件に応じた得点を計算します。


感 想

・アートワークとサイズ感:前作「CAFE」も同じサイズの箱にぎっしりとしたカードやトークン等が入っており、非常にコンパクトなサイズなのにしっかりしたゲーム感でした。今作も非常に味のあるアートワーク。好みです。

・ゲーム内容:ソロに関しては初期条件が変わることもあり、生産・市場・得点カードそれぞれのめくりに対応しながらより多く缶詰生産・出荷ができるよう構築していく感じ。最初はイワシ缶1個しか生産できない状態から、サバ缶やトマト煮缶等バリエーションが増え、一気に市場席捲(=カード獲得)できると気持ちいいですね。
上手くアクションポイントをやりくりして、出てこない生産カードを掘ったり得点カードを入れ替えたりしながらハイスコアを目指すのは地味ですが楽しいです。

難点があるとすると、ラウンドをカウントできるものが入ってない。とりあえずソロでは使わない手番マーカー4つとコイン2種使ってラウンドカウントしてます。

多人数でのプレイ感はわかりませんが、スタPを取るためのアクションポイント消費(=そのあとのアクション数を減らしてもいい生産カードを取るか否か)とかも踏まえてのプレイは結構面白いんじゃないかな。

ソロプレイヤーの方も多人数でプレイできる環境の方も機会があればプレイしてみてください。

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じむや
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