異世界ギルドマスターズ午後くまさんのレビュー

異世界拡大再生産

単独プレイヤーです。

　異世界ジャンルもの拡大再生産。最大5人まで、さらに1時間くらいでのソロプレイが可能です。冒険者を雇い、技術を開発し、迷宮を踏破して冒険者ギルドを発展させていく目的。色々突っ込みたくなるところもありますが深く考えないようにします。
　プレイしていくと迷宮を必ずしも攻略する必要がないようです。ひたすらカードプレイで名声を獲得してくのが手っ取り早いような空気すらあります。迷宮の探索にかかるコストが結構序盤から負担になるので、そのあたりコストをうまく回していけると楽しくプレイ出来そうです。

内容物

　MAPとタイルとカード類など、イベントカードがもり沢山。若干の割高感は否めないですがゲームに関しての愛は伝わる。
　残念ながら説明書が若干わかりずらい、読んでもいまいちルールがわかりませんでした。ルールを知っている人向けの説明書って感じ。導入コミック的なものも付属していますがコレもルール的な事はわからない為、初回はとりあえず手探りでルール把握に努めました。タイル、チップ関係は厚みがあり、とても良い感じの材質で特に最初から抜いてあるのは助かります。地味にタイル抜くのがめんどくさくて作業苦手。

プレイ全景

　ソロプレイの場合、プレイ可能期間が2ターン目の春までと区切りがはっきりしています。拡大再生産（最近おぼえた）なので最終的に色々なカードプレイが出来るようになる、最終ターンが肝。制限ターン内までに文明チップと瘴気濃度チップを隣接させることが出来れば勝利。あとは搔き集めた名声を合計して最終▲10した数値でランク判定。

　チップの移動がメインみたいなところがあるので、お皿みたいなのは用意したほうが捗ります。カードも毎ターン引くのでプレイしやすい環境を整えましょう。

　チュートリアル向けのパートナーも選択できるようになっていましたが、通常のパートナー設定でプレイしました。全体的にバランス良く初回から楽しめた、正直想像以上で。変に尖ったゲームは例え面白くても楽しめない。

　イベントカードは全てユニーク仕様となっており、それぞれの内容が違います。テラフォーミングマーズみたいな感じが好きなら嵌りそうです。テキストが割と凝っていて飽きない工夫が良いですね、贅沢な希望なのかも、イラスト多めだとさらに雰囲気感じられて良かったです。
　プレイ時にはアイコン等で判断に迷うこともなく、配置も見やすく考えられているようです。

プレイ所感

　3回程度プレイ。初回からゲームクリアできました、標準ですがランクも一番上のやつまで到達。やはりというかプレイ重ねる中で、カード効果に詳しくなり何をしていくべきか理解が深まると得点が上がる。難易度高すぎてもテンション上がらない、ちょうど良い具合。選択するパートナーによってもプレイ方針が変わるため、何通りも繰り返し楽しむことが出来るようになっています。
　プレイスペースは広がらないように極力カード立てなども使用して詰めていきましたが、平置きしてトークンを置いたりする必要もあり終盤は結構なスペースに広がります。ソロプレイでもなかなかなので、複数人プレイでは大きなテーブルが必須になりそうです。

　ゲームシステムしっかりしていて、世界観も賑やかで受け入れやすい設定だと思いました。最終ターンに向けて上がる感じが味わえる良ゲー。正直なところパッケージデザインでゲーム内容が分からなすぎて、食指が動き辛かったところも大きく、若干機会の損失がありそう。世界観は好み分かれる、近年のとりあえず異世界設定が自分面白味がわからず苦手ですが、これは気にならなかったです。何を言いたいのか、とりあえずプレイオススメ。