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  • 1人~5人
  • 60分前後
  • 14歳~
  • 2022年~

フレイムクラフトSato39さんのレビュー

376名
11名
17日前
0

《メルヘンチックな優しい魔法世界で可愛いドラゴンたちと街を発展させよう!》

可愛いドラゴンたちとメルヘンチックな世界で街を発展させるゲーム。自宅に突然届いたこの作品を、偶然にも見つけた息子が興味津々だったのでとりあえずプレイしてみたのだが、それが思いのほか楽しかったので勢いでレビューしたい。

なお今回レビューする製品はキックスターターで支援したものであり、市場に出るリテール版とは一部アートワークやコンポーネントが違うものがあることをご理解いただきたい。


【とにかくファンシーでメルヘンチックな世界観!】

キックスターターで登場した時から、その可愛らしいアートワークで話題となった本作だが、実際の製品を見ても非常にメルヘンチックで可愛いアートワークで満足度は非常に高い。また世界観もすごく素敵で、「働きドラゴン」と共存している魔法世界において、ドラゴンたちの持つ「炎の技術(フレイムクラフト)」で様々なご馳走や商品を作り上げて販売し、街を繁栄させるというもの。すごく温かく優しい世界だ。


【デラックス版は豪華なコンポーネント】

今回入手したのはキックスターターで支援したデラックス版なので、リテール版よりもコンポーネントは豪華だった。主な違いは、ドラゴンのミニチュア、メタルコイン、木製の商品駒が付属していることだ。ゲーム性が変わるわけではないのだが、世界観とマッチして雰囲気がとても良くなるので入手のチャンスがあればぜひおススメしたい。なお、雰囲気のあるネオプレーン製の街マットが標準装備なのは嬉しいところだ。


【ゲーム概要】

<背景&目的>

口から噴き出す特別な炎で、様々なご馳走や商品を生み出す「働きドラゴン」。そんなドラゴンたちと共存して暮らす魔法世界において、お店の店主たちはドラゴンの「炎の技術(フレイムクラフト)」でお客さんを喜ばせたいと願っている。プレイヤーは「炎の理解者(フレイムキーパー)」となり、ドラゴンをお店に連れて行ったり、お店に魔法をかけて評判を高め、最も評判の高い「真の炎の理解者」となるのだ。

<手番の流れ>

スタートプレイヤーから時計回りの順に手番を行っていき、「働きドラゴンデッキ」または「魔法デッキ」のいずれかの山札が尽きたらゲーム終了。最も評判点の高いプレイヤーの勝利。

手番では、お店を必ず1つ選択してアクションを行う。この時、前回の手番で選択したお店は選択できない。アクションは以下の2つ。

  • もの集めをする。
  • お店に魔法をかける。

以下、それぞれのアクションとその特徴を述べていく。


〔もの集めをする〕

「もの集めをする」アクションを選択した場合は、以下の4つの手順で処理をしていく。

  1. 商品を集める
  2. ドラゴン1枚を置く(任意)
  3. ドラゴン1枚を起動する(任意)
  4. お店能力を使用する(任意)

1.商品を集める

お店には固有のお店アイコンが設定されており、その商品をもらうことが出来る。またお店にドラゴンが配置されていた場合、そのドラゴンが持つ商品ももらえる。つまり、たくさんのドラゴンが集まっているお店ほど一度に多くの商品を獲得することが出来るので、また利用したくなるという仕組みだ。

2.ドラゴン1枚を置く(任意)

次にお店のドラゴンスロットが空いていれば、手札の働きドラゴンカードを1枚置くことが出来る。この時に置けるのはスロットに記載された種類のドラゴンのみとなり、報酬がもらえる。やはり報酬が欲しいので、出来るだけ手札の働きドラゴンカードを置けるお店に行きたくなるのだが、これがそのままお店の拡大に繋がっている。

3.ドラゴン1枚を起動する(任意)

お店にいる任意のドラゴンを1体選択し、その「火噴き能力」を発動することができる。ドラゴンは種類により能力が決まっているので、慣れてくると効果テキストを読まなくても処理できるようになるだろう。余談だが、ドラゴンカードには1枚ずつユニークな名前とイラストが描かれており、デザイナーが世界観をとても大切にしていて、作品に対して強い熱意と愛情を持っていることを感じさせる。

4.お店能力を使用する(任意)

最初から街に設置されている6つのお店には何の能力もないが、後から追加されるお店には強力なお店能力が付与されている。次々に追加されるお店の能力を見極めながら、自分の欲しい商品に有利なお店を育て、利用していくことが勝利への近道となるだろう。


〔お店に魔法をかける〕

「お店に魔法をかける」アクションを選択した場合は、以下の2つの手順を処理する。

  1. 魔法1枚をかける
  2. お店のドラゴンを何枚でも起動する(任意)

1.魔法1枚をかける

メインマットに並べられた魔法列の中から魔法を1枚選び、コストを支払ってお店に魔法をかける。このとき魔法をかけるお店の種類と魔法の種類が同じでなければならない。かけた魔法カードはお店の上部に3枚まで差し込むことができ、魔法カードに示された報酬を得ることが出来る。お店で集めた商品はこのアクションにより得点化されるため、非常に大事なアクションだ。

2.お店のドラゴンを何枚でも起動する(任意)

魔法をかけたお店に置かれている全てのドラゴンカードの火噴き能力を1回ずつ発動することが出来る。できるだけたくさんのドラゴンがいるお店に魔法をかけると有利になる。


<手番終了>

上記のいずれかのアクションを行うと手番終了となる。このとき、働きドラゴンカードの山札か魔法カードの山札のどちらかが尽きていたら終了の合図となり、各プレイヤーが最後の手番を1回ずつ行いゲーム終了となる。

手元のコインと伝説ドラゴン(目標カード)の得点を加え、評判点の最も高いプレイヤーの勝利となる。


【シンプルなワーカープレイスメント+契約システムは分かりやすく、拡大再生産が気持ち良い!】

メインメカニクスはお店を1つだけ選択するワカプレと、集めた商品を得点化する契約型のセットコレクションとなっており、非常に分かりやすく初級者でも遊びやすいシステムとなっている。またお店にドラゴンを配置していくと獲得できる商品が徐々に増加していくのがとても気持ちが良い!

ワーカープレイスメントに関しては、他プレイヤーのいるお店でも商品を1つあげれば、そのお店を選択可能となっており、ワカプレ初心者にも優しいシステムとなっている。これはプレイする対象を幅広く設定しているためと考えられ、ゆるふわな世界観と合っているだろう。

序盤はややゆっくりとゲームが進行していき、とにかくドラゴンカードを手札に集めてお店に置くことを繰り返す単調な作業になりがちだが、商品が手元に揃ってきてお店に魔法をかけれるようになると急に世界が変わってくる。


【得点行動が店の拡大に繋がる優しい秀逸なシステム!】

魔法カードのコストを支払ってお店に魔法をかけると報酬がもらえる。これが大きな評判点の獲得方法となるのだが、魔法はそのお店に商品アイコンを1つ追加することになり、他プレイヤーがお店を選択したときに獲得できる商品数が増える。このため、他プレイヤーが魔法をかけて得点したとしても自分にも利益があるので、あまり嫌な気はしない。いや、むしろ歓迎さえしたくなる。

この不思議な感覚は一種の協力プレイに似た感覚で、みんなでお店を拡大させて街を作り上げているというある種の一体感が生まれてくる。温かく優しい世界観にマッチした非常に秀逸なシステムと感じられた。


【追加されるお店能力は強力!】

お店にドラゴンカードが置かれ、3つのドラゴンスロットが満たされると街に新しいお店が生まれる。お店は2人プレイ時は12店舗3~5人プレイ時は14店舗まで増設されるだが、追加される店の能力はやや強めに設定されておりゲーム展開が読めなくなる。中にはコイントスを3回行い、頭(表)が出れば2点獲得などというギャンブル性の高いお店もあるが、お店の種類は豊富に用意されており同じような展開にはならないだろう。

どんどんと街が賑やかになっていき、獲得する商品や得点も大きく拡大していく感じは非常に気持ちよく、華やかな雰囲気で楽しくプレイできるのがこの作品の最大の魅力だろう。


【伝説のドラゴンによる戦略性もある】

ゲーム開始時とゲーム中に伝説のドラゴンカードを入手できる。これらはゲーム中および終了時の目標カードとなっており、条件を満たすことで大きな報酬を得ることができる。カード右上に太陽アイコンのある太陽ドラゴンはゲーム中に報酬を得られるタイプで、月アイコンの月ドラゴンはゲーム終了時に評判点を獲得できるタイプだ

ただ効果に関しては細かいテキストでゴチャゴチャと書いてあり10歳程度なら内容は難しくないのかもしれないが、今回8歳の息子とプレイしたところ、やはりちょっと難しいと判断して伝説ドラゴンも公開情報として遊んだ。ゲーム全体として読み合いや駆け引きを楽しむゲームではないので、子供と遊ぶときは公開情報として説明しながら遊んでも十分楽しめるだろう。

もちろんゲーマー同士で遊ぶときは非公開情報として手元に複数枚持っておき、ゲーム終了時にババーンと公開して大量得点でドヤ顔するのも楽しいだろう。


<良いところ>

  • ファンシーでメルヘンチックな世界観は子供や女性に受けが良さそうw
  • シンプルなワカプレ+契約型のセットコレクションで遊びやすい。
  • お店に魔法をかける得点行動が拡大再生産に繋がる優しい秀逸なシステム!
  • 妨害要素はほとんどなく、安心して和やかに雰囲気を楽しめるカジュアルなゲーム

<悪いところ>

  • ダウンタイムはやや長め。多人数向けではないかも。
  • 効果テキストはやや細かくゴチャゴチャしている印象。
  • メインマットは、107cm×25cmと大きくスペースが必要。

<説明書&対象>

説明書:19ページ。インスト:20分、プレイ時間:50分(2人プレイ)、60分(3人プレイ)
BGG weight: 2.15(2022/9/18現在)。3人ベスト。中量級。

やはりこのメルヘンチックなアートワークが好きな子供や女性に遊んで欲しい。もちろんメルヘン好きなオヤジもオッケーw。ルールはシンプルなのだが、得点方法がいくつかあり、効果テキストもゴチャゴチャしているので初級者には少し難しいかもしれない。中級者や中級へのステップアップに最適か。

※今回のレビューにあたり説明書より画像を引用させていただきました。問題があれば削除いたしますのでご連絡いただければ幸いです。


【感想】

キックスターターでのキャンペーンが始まったとき、その可愛らしいアートワークが話題となり私も思わず支援してしまったのだが、期待以上に素敵な作品が届いた。これを偶然見つけた息子が興味津々で気になって仕方ない様子だったので、早速準備して遊んでみたのだが、想像以上に面白かった。

特に魔法カードのコストを支払う得点行動が、お店を拡大させることに直結しているシステムは非常に面白いと感じた。これによりお店はどんどんと拡大していき、全員がその恩恵を受けることができて気持ち良い。それを繰り返していくとあたかも協力プレイをしているような錯覚に陥るほど優しいプレイ感だ。

ややテキストが細かく分かりづらいのが欠点だが、8歳息子との2人プレイ、妻も参加しての3人プレイはともに60分以内に終わりとても楽しかった。ファミリーゲームというほど簡単ではない印象だが、息子も気に入ってくれた様子で絵日記を書いてくれた。

素晴らしい作品を作ってくれたデザイナーのマニー・ベガ(Manny Vega)さん、アートワークのサンダラ・タン(Sandara Tang)さんに感謝したい。このふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気を楽しんで、たくさんの方にプレイして欲しい作品だ。

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