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  • 1人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2015年~

エキスポ1906荏原町将棋センターさんのレビュー

90名 が参考
1名 がナイス
4ヶ月前

「ニュートン」など、ルチアーニとコンビを組んでいるマンゴーニの作品。やはりアカデミックな作品が多く、そういう意味では、このゲームは、超アカデミックです。

万国博覧会の人気パビリオンを造るゲームですが、「最高の知性の集結」というフレーバーそのまま、プレイヤーも長考を余儀なくさせられます。

お気に入りのシステムがいくつかあり、そのうちの一つが、「ラウンド終了」のフラグを誰でも突然立てられること。これによりゲーム展開が、急戦になるのか持久戦になるのか分からずドキドキします。

手番は、6枚の手札を1枚ずつ時計回りにプレイしていくだけ。

・鉄道…資源を買う

・学院…パビリオンの設計を買う、または、改造技術を買う

・研究所…自分の敷地にパビリオンと資源を仮設する(3枚まで)

・超高層ビル…4金貰う

・公報…特許局にある6種の資源トラックのうち3マス(AP)進める

・打ち合わせ…このラウンドを終わらせてミニボーナスを得る

この6枚です。

普通、「ラウンドを終わらせる」とは、ハードパスの場合が多いですが、このゲームの場合、ハードパスでもソフトパスでもなく、全員が終わりとなります。(第一巡目は打ち合わせカードは出せない)


お気に入りの二つ目が、一つ前の(右隣りの)プレイヤーが出したカードは出せないということです。(カードゲームにありそうなバッティングメカニクスですね)。フレーバー的には、「真似をせず独創性を表現せよ」ということでしょうか。これにより、予定が狂うことが多々あり、出来るだけ前の人と被らないように(あるいは次の人が被るように)、ややトリッキーなプレイングも必要です。

また、当然ながら、「打ち合わせ」を早めに出す(出される)というインタラクションもあるので、「ニュートン」とは違って、戦々恐々です笑


しかし、打ち合わせを早々と出す急戦を仕掛ける人は、なかなかいないと思われます。一つは、パビリオンの完成の流れです。パビリオンタイルは個人ボードの敷地に設置し、それに接するように資源タイルを置かなければなりません。そのパビリオンにある沢山の資源条件を満たした時、完成となります。

そのためのカードは、学院、鉄道、研究所の3種です。鉄道では、資源タイルを1枚1金、2枚3金、3枚6金で買えます。学院では、パビリオンタイルを2金で1枚だけ買えます。

ちなみにスタート時のスタピーの資金はたったの3金しかありません(2番手4金、3番手5金……)。お金を増やすには超高層ビルカードを出す必要があります。

あと、残りの公報カードですが、これは6種類の資源トラックのスタート地点に、各自3枚のディスクを置いていますので、それを自由に3マス進めます。6種類のうち3枚しかないので、全部のトラックを進めていくわけではなく、トラックの途中で突然あみだくじのように隣のレーンにズレることができます(1〜2金払う)。

↑ 特許局にある6つの資源トラック。どのトラックでもゴールまで行くと、期待値3〜6VPのボーナスを自分で選び、終了時獲得できる。


VPは、たったの3種類。パビリオンを完成した時のVP(2〜5VP)、各トラックのゴールに行った時のボーナスVP(期待値3〜6VP)、打ち合わせで決定したミラノ万博全体の動力(を含むパビリオン)一つにつき2VP。

ラウンド終了時の打ち合わせでは、実は、ミラノ万博全体の動力を、蒸気力にするか電力にするか意見が真っ二つに分かれていて、ラウンド終了時に、審査員タイルを山から1枚捲ることになっています。蒸気力か電力のマークが書かれているので、それをずーっと並べていき、ゲーム終了時、数の多いマークの動力が、万博で使う動力となり、そのマークを含むパビリオンの数×2VP貰えるというわけです。(パビリオンタイルは必ず蒸気力か電力マークどちらかが含まれています)

で、このVPが一番大きなVPとなる可能性が高いです。

打ち合わせカードを出してラウンドを終わらせたプレイヤーには、ミニボーナスとして、1金、トラック1マス、パビリオン・資源タイルの移動、審査員タイルを自分で決める、という4つの中から、好きな2つを選ぶことができます。つまり動力を少しずつコントロールすることもできるわけです。

ただ、打ち合わせカードを出したプレイヤーは、次のラウンド、手番が最後になるというルールがあるのが辛いのです。

↑ 会議室では、万博全体の動力を、蒸気力にするか電力にするかの審査を引き続き行なっている。現在、電力6票、蒸気力3票。電力にほぼ確定。終了時、電力マークのある完成したパビリオンから各2VP入る。下は、鉄道アクション時に買える資源タイル。右は、学院にあるパビリオンタイルや改造技術タイル。


お気に入りの三つ目が、改造技術です。

これはパビリオンタイルと同じ研究所アクションで、同じコスト2金で1枚買えるのですが、大きく二種類に分かれています。

一つは、資源技術タイルで、これは2×2マスと面積が広いのですが、2種類の資源が2個ずつ含まれていたり、蒸気力4や電力4など大量に含まれていたり、資源タイルより格段とパビリオン完成スピードをアップさせます。

もう一つは、強化技術タイルで、こちらは、そのタイルを配置するのではなく、手元にある(打ち合わせを除く)5枚のカードのうち1枚を、効果が強くなった新しいカードに改造、交換するものです。これは各1枚ずつ5枚しかないので早取りとなります。

・改造鉄道…コストが安くなる(資源1枚1金、2枚2金、3枚4金)

・改造大学院…パビリオンか改造技術を2金で買い、資源カード1枚貰う

・改造研究所…パビリオン・資源タイルが4枚置ける

・改造高層ビル…6金貰う

・改造公報…4マス(AP)進む

↑ 終盤。手札の6枚のうち2枚は改造済み。敷地内には、洗濯機、歯科用ドリル、心拍数測定装置、の3つのパビリオンは完成、X線のパビリオンだけは資源が全て接していなく、まだ仮設状態だ。(あと手作業2、電力3が足りない)。2枚目の写真のままだと、動力は電力となるので、この状態で終了すれば、3つのパビリオンから2×3=6VPが入る。端っこに残っているのはスクラップ。


何をしていいか分からない時は…

■第1ラウンドはもちろん、第2ラウンドでも一つ目のパビリオンを完成させるのは難しい。だったら初手は、パビリオンを買わず、いきなりカード改造する手もある!

■ゆっくり様子見するようなゲームではないのだが、序盤の動力の状況を見届けて、どちらかの動力に偏り始めたら一つ目のパビリオンを取る手もある。

■パビリオンが完成しそうなラウンドでは、初手、公報もある。トラック内では、他プレイヤーと同じマスの場合、(当然ながら)先に入った方が先とみなされる。実は、パビリオン完成時、各資源トラックで先頭にいると、その資源が完成したパビリオンに含まれている場合、第一人者として各+1VP入るのだ。

■しかし、公報アクションでのディスクの進め方も、自分の戦略次第だ。いくつかの資源で第一人者になってコツコツVPを稼ぐか、一つのディスクを3ずつ進めてしまって、さっさとゴールの期待値3〜6VPあるボーナスを自分で選ぶか。

■超高層ビルアクションは、金欠の序盤は大事なのでバッティングしないように取りたい。逆に終盤は、このゲーム、支出は鉄道と学院だけと決まっているのでカツカツにはならない。

■学院アクションでパビリオンを取る時、動力を含めた資源の内容で選んでいいのだが、基本的には、凸凹が無い正方形や長方形は、資源が沢山接することができないので、完成スピードは遅くなる。(その分VPが高い)

■実は、研究所アクションでは、配置だけでなく、同じAPを使ってタイルの廃棄もできる。(廃棄と配置の両方もできる)。スタート時、敷地内には5つのスクラップが置かれていて、特に中央付近にあるスクラップタイルは邪魔なので、まだ配置することができない第一第二ラウンド中に、3AP使って少なくとも3枚は廃棄しておきたい。

■打ち合わせアクション時のミニボーナスに、タイルの移動というのがある。これも3APで、完成したパビリオンとその資源タイルは移動できないが、それ以外のパビリオン・資源タイルは動かせる。必要あるのか?と疑問に思うが、このゲーム、プレイヤーがタイル配置を間違えたり後悔したりするのを前提に作られている笑。かなり綿密にパビリオンの仮設を練った人でも、中盤以降、再配置することで資源が効率的になることがあるかもしれない……


とても面白いのですが、終了フラグの一つ「パビリオン5つ完成」を4つ完成時点で終了にしてもよいかもしれません。理由は、頭が疲れるからです……

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ナナカイ
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
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運・確率2
戦略・判断力3
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見1
作品データ
タイトルエキスポ1906
原題・英題表記Expo 1906
参加人数1人~4人(60分~90分)
対象年齢12歳から
発売時期2015年~
参考価格未登録
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