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  • 1人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2021年~

エンバーカデロ / エンバルカデーロ荏原町将棋センターさんのレビュー

158名
3名
約2ヶ月前

西部開拓物ですが、珍しくサンフランシスコが舞台です。

金鉱目当てに直接港町にやってきた沢山の船は、やがて廃船となり、今度は新興ビジネスとして船上に建物を建てることで、村同然だったサンフランシスコを大きな街へと導いていきました。

この史実に則り、船を寄港させ、廃船と化した船の上に建築材を置いていき、沈没させたり、スクラップにしたりしながら建物を建てていきます。


(流れは要点だけ!)

5枚の手札から1枚を手元に出して、ボードに船を置くか、建物タイルを置きます。カードは船カードと建物カードの2種類しかないので、どちらかを出すだけです。

手持ちの船カードは、船を所有しているということですので、公開して出すだけです。船カードには資源が書かれており、この資源は永続入手です。つまりこのゲームは資源照合型です。

建物カードを出す時は、条件が二つ。まずは、船の上に建築材キューブがその建物の面積以上に置いてあること。例えば、建物サイズ3の建物カードを出した場合、土台として3つ分の固まったキューブが必要です。もう一つは、その建物のコスト。これは、船カードの永久資源や既に建てた建物カードの永久資源などから照合して、満たしていればOKです。

建物カードを出せると、キューブの土台に建物タイルを乗せ、即時VPと効果(即時または終了時)を得ます。1階部分が出来上がりました。船の上には4階まで建物を建てられます。

建物の中には、コストとして、自分の公開している持ち船を一つ沈没させるという沈没コストがあり、沈没させた船の永続資源が無くなります。

手札アクションの他にもう一つ、スクラップ(廃棄)アクションがあります。これは手札の一枚を捨て、スクラップボーナスを貰います。

手番の最後に、公開されている船カードや建物カードから一枚を必ず買います。金が無い時は、VPで支払います!これは補充と思いきや、手札の一枚を個人ボードに保管しておきます。なので手札は結局4枚となります。

これを5回繰り返すと手札は0となり、個人ボードに5枚保管されます。次ラウンドのスタートは、この「将来性を買われた」5枚で行ないます。

以上が要約です。


VPは、建物カードのVPの他、埠頭に接する建築材キューブのマジョリティ、カードマーク(後述)の数的マジョリティ、評議会トラックからのVP、また、最終第3ラウンドに保管した5枚は、代金コストがそのままVPになります。

評議会トラックは、サンフランシスコの町での影響力を表し、相手の船のキューブに接するように建築材キューブを置くと、評議会トラックが進みます。

ハンドマネージメントつまりカード選択がこのゲームのメインメカニクスですが、埠頭周りの建築材キューブによるインタラクションも熾烈で、計画性が問われます。

スクラップボーナスなどに現れる「埋め立て」アクションが秀逸で、これにより簡単に敷地を増やしたり、相手の船に隣接させ評議会トラックを進めたりできるので、埠頭周りのお互いの建築物がくっ付き合い、建設計画がカオスになります。


プレイ内容やメインボードの見た目以上に重いゲームなので、私は、人物カードの固有能力は使っていません。8種類ある目標カードも、ラウンド1枚計3枚選ぶのですが、ランダムでは視野が広範囲となり難しいので、カードマーク(4種)のマジョリティのうちから3枚を選んでいます。こうすることにより、カードを買い物する時、沢山の公開カードから選ぶ指針にもなります。

また、インストの際には、建築材キューブの増やし方は伝えておいた方がよいと思われます。建築材キューブは、船や建物タイルを置いた際1つだけサービスで置くことができるのですが、沢山置くためには、基本として、スクラップを行ないます。スクラップアクションは、キューブの増設だけでなく、お金を増やすのも、評議会トラックを進めるのも、前述の埋め立ても、確実にできるアクションです。つまり、船カードや建物カードのスクラップ(廃棄)は、このゲームでは陰のメインアクションなのです。

インスト時もう一つ気を付けたいのが、建設カードを出した際の、建物タイルの置き方。例えば、面積6の高級建物を建てたとします。まずは建築材キューブ6個以上の固まりがなくてはいけないのですが、2×3などの長方形になっている必要はなく、どんな形でも繋がっていればOK。建築タイルをキューブの上に6マス分置き、ボーナスで建築材キューブを1つ置き、今建てた建物からVPと効果を貰います。

間違いやすいのは、これが2階なのではなく、「1階部分が完成された」ということです。つまり、建物タイルは「屋根を付けて下のキューブの建物を完成させた」ということです。また、一つの船に一つの建物しか造れないという誤解も多いですが、2階(〜4階)にも建物は勿論建てられます。再びスクラップアクションなどでキューブを敷き詰めて準備しておくだけです。

建物は4階までしか建設できないので、4階を完成させた時は、建物タイルを置くだけですで、(5階になるので)サービスのキューブは置きません。

デパートを作っていると思えば分かりやすいと思います。

↑ 船や建物タイルには、このような正方形の突起がある。ここにスクラップアクションなどによってキューブを増設させ土台を作る。奥に見えるのが評議会トラック。こちらも実はレースとなっており、先頭の方にいるとVPが入る。埠頭VPは、例えば一番左の埠頭は、赤9、緑4のキューブが面していると数える。この埠頭は先端が延伸しているので、VPもその分大きくなる。


何をしていいか分からない時は……

■第一ラウンドの配牌は、5枚のうち、3枚以上は船カードにしておきたい。建物カードは、即建てられる安い建物を持っておいてもよいが、(すぐに建てられないが)コストの高い高級建物を初めから所有しておくのが有力だ。

■このゲームは、高級建物(面積4以上)を建てないと勝てない。高級建物には、追加コストと言って、資源コストにさらに2つの資源コストを加えるだけで、建物タイルにボーナスで置けるキューブが、1つではなく、なんと全てに置ける!これはスクラップ1回分手番が掛からないのと同義で、かなり大きい。

■船は、埠頭に接岸させて置くと、接したマス目分のお金を要する。埠頭に接しているキューブの数で、マジョリティ争いをするので、どれぐらい埠頭に接しておけばいいのか難しい。あまり埠頭を独占すると、お金はすぐに底をつく。(埠頭VPは、1位7VP、2位3VP、3位1VP)

■お金の補充は、スクラップが基本だが、お金の補充だけのスクラップボーナスは、しゃがみっぽいので、「お金の補充&キューブ増設」のような抱き合わせのスクラップボーナスを使いたい。

■カードの買い方のコツは3点。一つは、ラウンドVPに関係するカードマークに合わせて買う。ラウンドVPは、1位10VP、2位6VP、3位2VPと差があるので、マーク1枚の差は大きい。二つ目は、スクラップボーナスを比べて買う。「スクラップ専用の船や建物として買う」のが、とても大事な戦略となる。三つ目は、終盤、高級建物の効果で貰えるVPを見て買う。

■高級建物には、レア資源がコストに含まれているものもある。これは船カードや安い建物カードの永久資源には存在しない。最も簡単に手に入れる方法は、評議会トラックの3マス目にある。

■評議会トラックの進み具合でも、ラウンドVPが入る。例えば先頭のプレイヤーは、後ろのプレイヤーの数×3VP貰える。評議会トラック自体は、いわゆるボーナストラックなのだが、ある程度進むと終了時VPのマスもあるので、できる限り他プレイヤーの船のキューブに自分のキューブを接して、沢山進めたい。

■評議会トラックをガボっと稼ぐのは、埋め立てアクション、あるいは、船と船の間に船を摺り込ませること。高さも揃ってないと接したことにならないので、終盤よりも中盤に行いたい。埠頭に接していないので埠頭VPに無関係となるが、自分の船に接していれば敷地面積が増えるので、後に高級建物が建てやすいという利点もある。

■お金は終始カツカツだが、最終第五ラウンド、お金を余らせても意味がないので、保管目的のための買い物をしたい。3金の船カードや建物カードは保管すればそのまま3VPとなるので、欲しいカードがない時は、3金のカードを買ってダイレクトに保管しよう。

↑ 高級建物カードの一つ、ホテル。要するコストは、追加コストを含めて、鉄鋼(レア)1、木材3、レンガ1、石2および船1隻沈没。面積は6。即時で10VPかつ、もし三階(以上)に建てると+20VPが貰える。(面積6の三階はかなり難しいが)。右は船カード。各カード左上にあるのがカードマーク。左下にあるコーナーがスクラップボーナス。パナマ船は廃棄すると建築材キューブが(自分の任意の突起に)5個も置ける。一番下は、埋め立てまたは埠頭延伸を3マス分、その上は評議会トラックを3進める。


素晴らしい。史実を忠実に100%再現したボードゲーム 。ゲームの世界に自己投影されていきます。また、建物が出来ていく立体感は、デジタルテレビゲームでは表せません。3Dも所詮、平面なのです。この積み木のおもちゃ感が、アナログゲームの真髄です。ボドゲーマーしか分からない至福の完成図です。

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