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  • 2人~5人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 2008年~

マチュピチュの王子荏原町将棋センターさんのレビュー

139名 が参考
4名 がナイス
4ヶ月前

世界遺産のマチュピチュボードゲーム。ナヴェガドールの兄貴分です。マックゲルツの中では一番好きな重ゲーです。

まず、メインボードがテレビや写真でよく見るあのマチュピチュのとおりに描かれていて美しいです。

システムは、後のナヴェガドールに繋がる要素ばかり。マックゲルツの十八番のロンデルは使われていませんが、もっと簡単で、隣のマスに動くか、リャマを使ってワープするかどちらか。

マスは全部で15あり、資源を生み出す5つの勤務先と、生贄としてリャマを捧げる神殿3つと主神殿1つ。他に、手持ちのインカ人を勤務先に派遣する宮殿と番所。(2つのハローワークと呼んでいます)。それから、乙女の家と司祭の家。あとは、市場と日時計(退職)です。

得点は、最終VPだけで、勤務先(5種類)にいるインカ人の数×生贄カード、それと、神殿タイル(3種類)の枚数×生贄カード。つまり、8つの要素があり、全て、その要素自体の数×生贄カードに書かれている要素マークの数、ということになります。

8つの要素のうちの5つ、勤務先ですが、マチュピチュ内の

・段々畑でコーンを収穫する

・牧草地で酪農し、リャマを増やす

・コカ園でコカを栽培する

・窯場で壺を作る

・機織りで衣服を作る

これらのマスに王子(プレイヤー駒)を入れると、まずそのマス内にある(ラウンドごとに1個置かれている)資源トークンを貰い、さらにそのマスに置いてある自分のインカ人マーカーの数分コーンを払って、その数だけ資源が追加で貰えます。

↑ 黄色プレイヤーが、3インカ人いるコカ園に入れば、マス内にあるコカ1つと3コーン払って3コカ計4個貰える。この時、赤プレイヤーも自分のインカ人の数分(この場合1コーン)を払って、同数のコカを貰うことができる。黄色プレイヤーは、生贄カードにコカ(緑色)のマークが3個ある。宮殿(ハローワーク)アクションで、コツコツとインカ人をコカ園へ派遣していたのだ。これで3×3=9VPもすでに確定。


女神の家では、太陽の神に品物(資源)を貢ぎ、太陽神殿タイルを1枚手に入れます。司祭の家では、ピューマの神かコンドルの神を選べ、どちらかに品物を貢ぎ、ピューマあるいはコンドル神殿タイルを1枚手に入れます。この3つが生贄カードの8要素の残りの3つです。

王子が太陽神殿、ピューマ神殿、コンドル神殿の各マスに入ると、まずそのマス内にある(ラウンドごとに1個置かれる)神殿石を貰い、インカトラックを3進め、次に、リャマを持っている該当の神殿タイルの数分生贄に出し、ボードに表示されている数を掛けてインカトラックを進めます。例えばコンドル神殿に入った人が、コンドル神殿タイル2枚、表示されている数が「+6」だった場合、リャマを2匹払い、神殿石の3+6×2=15インカトラックを進めます。そのあと、他プレイヤーも全員、持っているコンドル神殿タイルの数だけリャマを生贄に出し、表示されている数を掛けてインカトラックを進めます。

↑ インカトラックというのはVPではなく、マチュピチュ内にある山頂への道。麓のスタート地点(0)から頂上(20)へ到達すると、新しい生贄カードが1枚手に入る。つまり、最終VPで使う生贄カードのマークが手に入り、掛け算の積が増えることになる。スタート時、各プレイヤーは、生贄カードをランダムに1枚貰っている。山頂まで行ったら、生贄カードを3枚めくり、そのうち好きなカードを1枚貰う。そしてまた麓(0)に戻り、再び山頂を目指す。


プレイの方針としては、このように、マークをできる限り重ねて行き、掛ける数(掛けられる数)を大きくすること。そして、3種の神殿タイルや5種の勤め先で働くインカ人も、生贄カードのマークに合わせて特化していくことになります。

以上がこのゲームの目的で、方針は難しくありません。


残りのマスは、

主神殿…神殿石を取り、そのあと5種類の資源を1つずつ神に捧げることができる。1つにつき2インカトラック進むので、最大10インカトラック+神殿石3進めることができる。

宮殿、番所(ハローワーク)…5つの勤務地に、(決められた資源2つを払って)インカ人マーカーを1枚置く。

市場…コーンで残り4種(リャマ、コカ、壺、衣服)を売ったり買ったりできる。(1品目だけ、買う時1コーン安くなり、売る時1コーン高くなる)

日時計(退職)…勤務先に設置済みのインカ人マーカーを1つ取り除き、退職金として、5つのうち3種類の資源とインカ人トラック3進む。


王子をどこにも動かさずアクションしない時は、ソフトパスをします。その時、月タイルというボーナスが貰えます。インカトラック+3、インカトラック+2、各資源を1コーンで買うなど、欲しいものばかり7枚で構成されていて、この月タイルをみんなで3枚取った時点で、ラウンド終了となります。

そしてまた、5つの資源と4つの神殿石を各マスに置いて、次のラウンドを始めます。

↑ 生贄カードのピューママークが3個目となった。ピューマ神殿タイルは今のところ1枚だが、これからピューマに特化できそうだ。ピューマ神殿タイルを集めたら、それと同数のリャマも仕入れておき、インカトラックを爆走することができるだろう。


最終得点の掛け算システム、価格変動制の市場など、ナヴェガドールとの共通点も垣間見えます。

戦略としては、8種類のうちのいくつかに特化させていくわけですが、

■生贄カードを増やすには、神殿アクションでインカトラックを進めていくしかない。つまりこのゲーム、神殿アクションがメインとなる。

■そのためには、乙女や司祭の家で資源を捧げて、神殿タイルを最低1枚は持っていなければならない。

■そして、そのためには資源(衣服、壺、コカ)を集めておかなければならない。

■そして、その資源を効率よく手に入れるには、手元にあるインカ人マーカーを早めにハローワークで派遣しておきたい。資源は市場で買うと、どれも一つ3〜6コーンなのに対し、インカ人の生産は、1コーン×マーカーの数で、圧倒的に安い。逆に、市場はできるだけ使わないようにする。

■という堂々巡りの連鎖になっている。これを考慮して移動先を決めていくのだが、4つの神殿の神殿石(インカトラック+3)や、5つのマスに置いてある1個の資源トークンは、全て早取り。序中盤はこの早取りを重視して動いていくのも有効的。

■5つの資源の特化では、衣服がオススメ。なぜなら、神殿に捧げる資源で一番多く必要な資源だから。とはいえ生贄カードのマークと合わなければ機織り場にインカ人をたくさん置く意味が無い。インカ人集中特化は、序盤では難しい……

■神殿タイルも1つに特化したいが、3種のカードがあれば、誰がどの神殿に入っても、(リャマも準備し)、その時アクションができ、インカトラックが進む。なので、太陽、ピューマ、コンドルどれか1つ特化する前に先に、3種類全部集めておく手が有効的だ。

■神殿マスと資源マスはラウンド中1回しか働かない。だから、その代わり誰がマスに入っても全プレイヤーがアクションできる仕組みなのだ。したがって、「ついでのアクション」がいつでもできるように、神殿アクション時のリャマ、資源アクション時のコーンを、多めに準備しておく。

■それらのアクションが終了したマスに入ったり、売買する必要もなく中央の市場に入ったりする、いわゆる「1マス移動だけ」をするぐらいなら、リャマを1匹使ってワープしアクションするのがオススメ。アクションしたいマスにはすぐに行き、やりたいことがなくなったらすぐパスをして月タイルを取った方が、ゲーム全体を考えると得になる。(貴重なリャマだが、勿体無いと思わない方がよい)

■いくら生贄カードが欲しいとはいえ、序中盤に、資源を捨ててインカトラックをたくさん進める主神殿アクションはやりにくい。主神殿と退職マスは、終盤に入りたい。


終了フラグは、第9ラウンド、生贄カード、神殿タイルのどれかが終了した時。第9ラウンド終了がフラグとなった場合に限り、VPが一番多いプレイヤーが勝ちとはなりません!マチュピチュはスペイン人に征服され、生贄カードに書いてある黄金の数に彼らは興味を示します。黄金の数が最多のプレイヤーはVPを3倍、2位は2倍、3位以下はそのまま、という変換に掛けられ勝負が決まります。このルールは、頂上で生贄カードを貰う際、マークを合わせず黄金の数で選ぶという戦略を生み出すので反対はしないのですが、3倍という数字がやや乱暴で、2位とも1.5倍になるので、優勝ラインが30VP以上だとすると、10VP差以上でも逆転してしまう計算になります。私は、3倍ではなく3割増、つまり1.3倍、1倍、0.7倍でやっています。(1.3倍でも、十分スペインの征服を意識してプレイできます)


また、説明書にも書いてある通り、2ラウンド短くし、始めから各プレイヤー、5つの勤務先にインカ人マーカーを1つずつ置いておくヴァリアントがオススメです。終盤、インカ人マーカーを転職させて、特化させることになる時、序中盤ほとんど使わない退職マスの必要性や価値が上がるからです。


インカ人をどの程度派遣しておいてから、神殿タイルを取りに行くか。この判断が非常に難しく、悩ましいです。

では初手は?

(スタート時各資源1つずつ持っているので)早速、コンドルの神殿タイルを貰いに司祭の家に行こうかな…

とりあえず宮殿に行き、機織りにインカ人を派遣しとこうかな…

いや、それならリャマの牧草地がいいかな…

いや、(スタート時の)生贄カードのマークに合わせて決めよう…


マチュピチュは、ロンデルはなくとも、アクションの連鎖が、きちんと輪になっていたのですね。

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kahn
礼作
Bluebear
まつなが
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
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戦略・判断力5
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見1
作品データ
タイトルマチュピチュの王子
原題・英題表記The Princes of Machu Picchu / Die Prinzen von Machu Picchu
参加人数2人~5人(90分前後)
対象年齢12歳から
発売時期2008年~
参考価格未登録
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