リオドロ午後くまさんのレビュー

リオ・デ・オロ（黄金の河）

単独プレイヤーです。

　吊橋を利用し川をわたり遺跡から宝石を運ぶ、たくさん運んだプレイヤーの勝ち。30分程度のお手軽プレイも、残念ながらソロには対応していません。ただし協力ないゲームなので一人で多人数操作プレイが有効、酒のつまみに。

　派手なカラーリングで目立ちます。ゲーム内容を表しているわかりやすいイラストですね。
　橋をわたり自身のキャンプにお宝を運ぶのですが、各人背負うザックには最大3個お宝を詰める事ができます。つめるお宝の数は自身で選択でき、たくさん詰めると重たくなるからなのかダイスが1個しか振れません。行動は全てがダイス目で決まり、出目を実行するかは自身で選択可能。その辺りはリアルな状況判断を表している様。まぁコレが出来ないと身投げの名所になってしまう。
　

　化粧箱をそのままゲームに使用するスタイル。こういう立体的な造形は子供受けがよいでしょう。セッティングには時間かかりませんが、箱に吊り橋を付ける部品が硬めで壊してしまわないか心配。

　プレイスペースは割とコンパクトです。準備としてプレイヤーごとにキャンプカードとザックカードが配られます。宝石はキャンプへ一度持ち帰りに成功すれば終了まで無くなることは無いです。確実に持ち帰る堅実プレイが有効なのでしょうか。

　ダイスは３種類あり、リスク高いダイスほど沢山進む事ができたりします。その中より好きなものを選択可能です。橋板が抜け落ちるリスクの高いほうが、リターンも大きい感じ。4人でプレイすると相手を押し出したりと楽しみ方が変化しそう。板が抜けると河に落ちて宝石も川底に、落ちた人は何故か自動でキャンプに戻る安心システム。対戦相手の邪魔をしながら如何に持ち帰るか。

　宝石や板は川に落ちてしまうと、終了までそのまま。まさに黄金の川に。川底をさらった方が手っ取り早く宝石を手に入れられると思います。

　ダイスに結果左右され過ぎで少し淡白、若干割高感。大人には余り刺さらないジャンルかも。どれだけロールプレイに徹する事ができるかで盛り上がりが変わる、ボードゲームらしい王道的な感じはある。