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  • 2人~6人
  • 10分~30分
  • 2019年~

コドクのロンドBluebearさんのレビュー

304名
0名
0
3年以上前

5人の魔法少女たちのバトルをテーマにした作品ですが、5人で助け合って強大な敵と戦う物語…ではなく、この魔法少女同士が互いにバトルロイヤルで倒し合うというシリアス路線のゲームでした。(今風のアニメ作品にありそうな設定ですね。昔は魔法少女といえば、バトル要素など皆無で、人助けや恋愛騒動など明るくコミカルな作風が当たり前だったのに…というオジサン感想はこの際置いといて…笑)

■自分が魔法少女の一人になって相手を倒す…のではありません。

魔法少女が5人いて、生き残りを目指すゲーム…と聞くと、そのまま5人のプレイヤーがそれぞれ自分の担当する魔法少女を操って、互いに相手を倒すゲーム…という想像をしますが、実は全然違います。
各プレイヤーにはそれぞれ《推し》の魔法少女が2人ずついて、その2人だけが生き残るように陰から戦闘に介入し応援するのです!(対象はカードでランダムに決定されます)

もうお分かりの通り各プレイヤーの応援する対象の魔法少女は微妙にかぶっていて、さらに各プレイヤーがどの魔法少女を応援しているかは秘匿情報となっているので、どのタイミングでどの魔法少女を応援するか悩みながら戦闘を進めるゲームとなっています。(自分が応援する魔法少女でも、露骨に応援するとばれてしまい、次から集中的に妨害を受ける可能性があるわけですね)


なのでこのゲームは最大6人までプレイできます。(これ大事!最近は、いいな!と思うゲームはたいてい4人までばかりで、ウチではあまり出番がないのでほとんど買わなくなりましたねぇ…残念)

昔よくやったクニツィア作の傑作ゲーム『ドラゴンの宝石』に似たシステム…といえば、分かる人には分かるかもしれません。


■ゲームの進行

魔法少女たちのバトルはサイコロで勝手に発生します。

各魔法少女には対応する《色》があって(黒・白・赤・青・黄)円陣を組んで対峙しているところに、それぞれの色のサイコロを5個いっぺんに振り、《最も大きい目》が出た魔法少女が、基本的に両隣のうち誰かを《攻撃》します。(攻撃相手は手番プレイヤーが決定します。攻撃したくなくても必ずどっちかを攻撃しなければならないのです。)

攻撃された魔法少女は《1ダメージ》を受けます。少女たちは《5ポイントのライフストーン(HPの事ですね)》を持っているので、全て失ったら順次脱落…というかたちですね。

出目によっては何人が攻撃可能かは変わります。全員同数…とかなら全員が《最大》なので、全員が攻撃実行となるわけですね。このため各ラウンドにどのくらいのダメージが入るかが読めないところがスリリング。(出目によっては1回限りの固有の必殺技が使えたりもします。このへんもイマドキのアニメっぽい)


…これだけだと運まかせのプレイになるところ、ここにひとつヒネリが入ります。各プレイヤーには3枚の《魔法のコイン》があって、これを消費すると、そのラウンド中の《すべての攻撃》が無効になります。攻撃対象の決定後に、各プレイヤーはこっそり手の中にコインを握り(もしくは握るふりをして)一斉に公開します。(誰かとかぶっても効果は変わらないし、各自3回しか使えないわけです。)


もうお分かりですね♪

自分が親の時、どの魔法少女を攻撃しようとしたか

どんな攻撃があったときにコインを使ったか

これらの情報をもとに、相手が応援している魔法少女を推察し、それは倒れるように画策し、逆に自分の応援する魔法少女だけが生き残るように画策します。

あまり露骨に防衛すると、あっさりバレてしまい、逆にターゲットにされてしまうので、そのへんが立ち回りの見せ所、といったゲームです。


■あんまり萌え萌えしてない絵柄に好感

魔法少女たちのバトルもの…というとキャピキャピの美少女イラストを覚悟しますが、このゲームはちょっと落ち着いた暗めの絵柄で、そんなに派手派手な感じがしません。

なので、集まりで取り出しても引かれることは無いと思います。(ウチでは女性比率が高いこともあり、このイラストイメージは予想通りの高評価でした♪)

「じゃあいきます!(ジャラジャラ)お!赤と白が攻撃だ。これはもう緑と黒に攻撃するっきゃないでしょう♪」

「きゃー、あたしの黒の子が!」

「〇〇ちゃんってそれ絶対好みだけで言ってるでしょ(笑)」

「そうだよね、黒を応援しているっぽくないよね」

「え~(汗)そんなことないよぉ~。やっぱり黒が最強よ。」

「わざと公言するところがやっぱり怪しい(笑)」

「それより、地味に赤だけノーダメージなのが怖いなぁ」

「さっきから赤が攻撃するときに△△ちゃんが無口になるのが怖いなあ…」

「じゃあ、みんなコインを持った?いくよ、せーの!」

「あああ!かぶった!もったいねー。ここで守ったか―!〇〇ちゃんホントに黒かもしれないぞ」

「だからさっきからそう言ってるじゃない♪」

「うう、わかんなくなってきた。そろそろ白が死ぬな。大丈夫か?」


こんな感じでした。

6人でプレイして、インスト5分程度の、プレイ時間が初回で20分強くらいでしょうか。

2回目は20分弱だったので、わいわいやるとだいたいそのくらいです。


ものすごい傑作!というほどではありませんが、テーマがツボにはまるならけっこう盛り上がるので、ボドゲ会の時間調整などに非常に便利な作品として備えておいてもいいゲームだと思います。

拡張も出るらしいので、どこかで入手できるかな?と思っています。

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