マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~5人
  • 60分~150分
  • 12歳~
  • 2005年~

ケイラスmalts_yさんのレビュー

420名
0名
0
7年弱前

 ケイラスは2005年のゲームで,ワーカー・プレイスメントの中では最も初期の部類に入ります。その意味で歴史的にも重要なゲームだと思います。

 当時の日本でのレビューにはまだワーカー・プレイスメントという言葉が登場していなかったようです。手下を建物タイルに置くとそのタイルの効果が得られるのだが,1タイルには1人しか入れなくて,しかも早い者勝ちで,・・・というような言い方をしていました。そのあたりのプレイヤー間のインタラクションやジレンマが新鮮で面白いゲームでした。

 ボード上方から下方にすごろくのようなくねくね曲がった一本道があります。道の始めの方に建物タイルを6枚ランダムに並べておきます。これは全員共通に使える建物で,そこにワーカーを置くことでそのタイルの効果が発動します。そして自分の建物を建てて,そこにワーカーを置いてお金や資源を得て・・・。これが普通で当たり前に聞こえるのは,このシステムが広く継承されたからで,ケイラスのワーカー・プレイスメントの完成度が高いということでしょう。

 建物建設と並行して執行官と荘官が一本道を進んで行きますが,荘官が通りすぎないと建物の効果が発動しないのです。しかも荘官を後退させることもできたりして。これは,ワーカー・プレイスメントに時間の概念を持たせるようなもので,その後のゲームではあまり見かけないシステムだと思います。

 プレイヤーの建物は一本道上に順に建てられていきます,一本道がゲームの進行状況を表し,中間決算や最終決算のタイミングもそこに示されています。

(参考)
 アグリコラ(2007)のデザイナー,ウヴェ・ローゼンバーグがBGGのインタビューで,

 2005年11月はずっとケイラスをプレイしていた。ケイラスを修正して,アグリコラの最初のスケッチを作った・・・と答えています。

 In November 2005 I played Caylus continuously. I modified Caylus and I produced the first sketches for Agricola. ・・・

 https://boardgamegeek.com/thread/393540/ の質問18

                                (2018年2月・記)

この投稿に0名がナイス!しました
ナイス!
malts_y
malts_y
シェアする
  • 181興味あり
  • 306経験あり
  • 68お気に入り
  • 178持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

malts_yさんの投稿

会員の新しい投稿