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6/10

キャントストップのリメイクが登場するとのことで、キャントストップをレビューしようと思ったら、既にレビューしてあったので(忘れてた笑)、ノリでこっちをレビューすることにする。

BGAにひょっこり、プレミアムで追加されたキャントストップの続編?的なゲーム。

登場は2017年と新しいが、元ネタは1969年に発売された「シド・サクソンのゲーム大全」の中に掲載されていたらしく、ほぼ50年くらいかけて登場した年代モノ(ただ、BGGには1989年発売されたとなっており、よくわからない笑)。

BGAには、キャントストップも存在し、BGAのチュートリアルに採用されるほどのポジションを確立している「キャントストップ」だが、BGAだと、個人的には待ち時間が長いので、あんまり好きではないのと、ボードゲーム版は1度だけ1人が1手番でノリでやってたらそのまま勝利してしまったことがショックで、それ以来2度と遊んでなかったりする。

さて、このキャントストップ・エクスプレスだが、まず、BGAのキャントストップと違って、待ち時間が全くない(全員同時に振られた5個のダイスのシートに記入するタイプのため)し、誰か1人の運がどんなに高くても、そのプレイヤーの手番だけで終わらないので、そういう意味では、キャントストップより好み。

画像2

基本はキャントストップのように2つのサイコロを組み合わせて数字を書き込んでいくのだが、振るサイコロが5個になっているのが、一番違う点で、2つの組み合わせにならなかった残り1個は右上の5thというスペースに書き込まれる。

この3つのスペースのどれかが全てうまるとそのプレイヤーはゲーム終了となるので、それまでどれだけ点を高めることができるかというゲームだ。

シートを見ればわかるが、どの列も最初はマイナス200点になっており、適当に始めるとマイナスだらけになる。5個以上チェックできれば-200はなくなり、点も増えていくが、ゲームの途中で、どれを増やすのか、増やさないのかを考えるのが面白い。

このタイプの紙ペンゲームは全員同時に書いて待ち時間をなくす代わりにソロ感がかなり出てしまうのだが、BGAでやると、デジタルの力で記入した瞬間に得点が即計算されるので、他のプレイヤーの動向が見れるのが面白い。

また、組み合わせを全て掲示してくれるので、いちいち面倒くさい計算をする必要もない。ただ選んでいくだけだ。

これだと、最初はあっけなさすぎると思っていたが、いつのまにか異様にハマってしまう自分がいて、ボードゲームで楽しむというよりも、気軽なオンラインパズルとして楽しむのであれば、全然アリなゲームだと思う。

シド・サクソンは個人的にボードゲームの第1世代をアレックス・ランドルフとともに築いたデザイナーとしてかなり好きなので、こういうゲームを導入してくれて、プレイできる環境は、とてもうれしく思う。

気軽に遊べるので、興味ある人はやってみるのはアリなゲーム。

逆に友達とかとわいわい盛り上がって遊ぶなら、キャントストップの方が盛り上がると思うよ。

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白州
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