バレットsopraさんのレビュー

デジタルでやれ！と言いたくなる中毒性のあるリアルタイム弾幕シューティングパズルゲーム

3人戦、4人戦を1回ずつプレイ。8/5に日本語版一般販売。みんな予約しよう！

【どんなゲーム？】

弾幕シューティングのヒロインとなって他のヒロインとバトルして天下一最強ヒロインを目指したり、協力してボスを倒したりするゲーム。1-4人対応でボッチでも安心のゲームだよ。

ここでは最強ヒロインを決定する「バトルロイヤル」モードのルールを説明。

ラウンド制、1ラウンド3分の全員同時リアルタイム作業。

5色、１～４の数字が描かれた弾丸トークンを自分の袋に入れる。弾丸トークンは名の通り相手から撃ちだされた弾丸で、ラウンド中に袋から弾丸トークンを取り出して、数字分だけ上から下に進んで落ちてくる。ここら辺落ちモノパズル要素を感じる。

一番下まで弾丸が落ちるとダメージとして換算。ライフが全部なくなると再起不能（リタイア）。

なので頑張って弾丸を撃ち返す必要があり、弾丸を撃ち返す手段としてヒロイン毎個別に10枚のパターンカードを持つ。アクションポイントを使って弾丸を動かして、パターンカードに合致する配置にできたら所定の弾丸を撃ち返すことができる。

撃ち返した弾丸はラウンド終了時に、左隣のプレイヤーの袋に入る。つまり消せば消すほど隣のヒロイン（プレイヤー）を危機に陥れることができる。ガンガン撃ち返そう！

そんなこんなで最後まで生きのれば勝利。明日の弾幕シューティングゲームヒロインは君だ。

ちなみに専用のオリジナルサウンドトラックがBandcampで公開されている。

全てのキャラのテーマソングが3分きっかりでそろっているので、ラウンドタイマー代わりに流すことができるぞ。

【感想とか】

「デジタルで（PCで）やりたい」というのがプレイした直後の感想。

落ちモノゲームをモチーフに作られたと思われる本作はしっかりとパズルゲームになっており、容赦なく降り注ぐ弾丸を限られたアクションポイントでどう動かしてどう効率よく消すかで頭をうんうん悩ませます。

長考派がいるとゲームが終わらない可能性を排除するために、公式にルールブックで「1ラウンド3分」と決まっています。これが絶妙な時間設定で、頑張ればギリギリ「うまくやれた」と思える動きができる時間でした。

8人いるヒロインは全員独自の能力やパターンカードを持っていて、「推しの娘を極めたい！」とこだわるもよし、「いろいろな娘を試してみたい！」とやってみるもよし。テラミスティカばりのリプレイ性があります。

インタラクションは皆無のように見えますが、今回のレビューが勝者を決める「バトルロイヤル」モードの説明だからです。相手の嫌がることを進んでやりたい重篤なボードゲーマーには物足りないかもしれませんが、チームバトルモードや、全員で協力してボスを倒す「ボスバトル」モードがあったりと、遊び方は多様なので自分が好きだと思える遊び方を探してみてもよいかもしれません。

若干気になることがあるとすると、リテールパッケージだと弾丸トークンが片面印刷のパンチボードで少し味気ないかな？　8/5に発売される日本語版には少数でこれが木ゴマのなっている豪華版を出すらしいので、ぜひAsobitionのtwitterをチェックしてみてください。

ルール説明＋ヒロイン毎の説明でインストは少し長くなりがちですが、プレイ時間は15分で終わり、何度も繰り返し遊びたくなるLevel99 gamesの良作だと思います。