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  • 2人用
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2022年~

ビア&ブレッドwinterkoninkskeさんのレビュー

339名
8名
0
11ヶ月前

ビア&ブレッドは、川に挟まれた二つの町がそれぞれビールとパンを製造し、出荷して豊かになることを競うドラフト&リソースマネジメントの二人用ゲームです。

ゲームは「豊作の年」と「凶作の年」を2ラウンドとし、3回繰り返す合計6ラウンドで進行します。

まず豊作の年で、プレイヤーは山札から5枚の手札を手にします。

カードは3種類のアクションを持っており、

・収穫

・製造(ビールかパンどちらかで固定表示)

・スキル獲得と出荷

の中から一つを選んで実行することで1手番となります。

基本的には収穫でリソースを集め、リソースを使ってビールかパンを製造し倉庫に置き、スキル獲得と同時に倉庫に置かれた品を出荷して、また新たな製造を行えるようにする…というアクションの繰り返しになります。

本ゲームの根幹となる要素は、この手札を豊作の年にドラフトしていく部分です。

スタートプレイヤーからお互いが1アクション終えたら、今ある手札を相手に渡します。豊作の年では、合計4回の手札交換が行われます。

なぜそんな事をするのかというと、次の凶作の年では手札の交換が行われません。

プレイヤーは、残しておきたい手札を収穫のアクションで目の前に置いておき、次のラウンドで使用する事ができます。次ラウンドでどのアクションを使うかは自由です。

収穫アクションは同じ収穫物を重ねて揃えることで、よりたくさんのリソースを得ることができます(画像右側のようにカードを重ねて、アイコンが重なるとより多く得られる)。

ただし、初期状態だと9個までしかリソースを保管できず、溢れたリソースは相手に渡さなければなりません。たくさん収穫アクションを打てば良いというわけでなく、必要な分だけ採らなければなりません。そもそも、カード1枚には3種類の選択肢があるので、どれ使うかでまず迷います。

更にカードはビールかパンで専用になっているため、製造できそうなカードをきちんと選んで保持しておかなければ、作れるもの/作りたいものが手札になくなってしまいます。この辺がよく出来ていて、「これを作ろう!」と思ってリソースを獲得しないと、なかなか他のカードで代用できない種類を要求されるため、リソースはあるのに手詰まり、といった状況にも陥ります。

こうした状況を回避するための、計画的なカードドラフトが重要になってきます。

凶作の年になると、豊作の年で収穫アクションに使ったカードと合わせ、手札が5枚になるように山札を引いて補充します。

凶作の年は畑の収穫物上限が下がり、一度にたくさん採るのが難しくなります。

手札の交換はありませんが、「交換カード置き場」に3枚あるオモテ表示のカードと手札を交換して使用できます。これは共通の場なので、相手が思わぬカードを排出することも。

こうして6ラウンド行い、ビールの得点とパンの得点をそれぞれ計算し、「点数の低い方」があなたの最終得点になりますよ、というゲームです。


非常にシンプルに良くできたゲームです。

一手番を使って得るスキルはどれも強力で、特定のアクションで追加リソースが貰えたり、倉庫のストックを増やしたり、ゲーム終了時に追加点をもたらす条件を付与したり。自分の得意なアクションを序盤で決めて、方針を組み立ていく感じです。

リソースの保有限度が少ないので、安いビールやパンを連発して製造しようにも、倉庫にはビールとパンを一枚ずつしかストックできない。迂闊に収穫するとすぐリソースがパンクして相手が有利になってしまう。パンクするほど余ってるのに、必要なリソースは一個足りない…など、いい感じの縛りがゲーム展開を引き締めていて、6ラウンド程よい締め付けの中でダレずに目いっぱい遊べます。

インタラクションに関しては、手札を交換するなどがあっても、エリアマジョリティ系の作品と比べるとかなり少ないです。良く言えばあまり相手に邪魔をされないのどかな作風と言えます。

「二人用の難易度中程度のリソースマネジメント系ゲーム」といったところでしょうか。

コンポーネントは、二人用としては木駒がもっさり多い感じがして景気が良いです。

小さめの駒がたくさんありますし、メインボードなど田舎の街並みが情緒良く描かれているので、かなり雰囲気もあるゲームです。

木駒はゲーム中にちょいちょい摘んで動かす煩わしさがあるんですが、これが個人的にはボドゲらしくて好きな部分でなので、こういった所に共感してもらえたら遊んで欲しいなと思います。


何というか、「ちょうど良い感」が素晴らしいゲームです。

慣れれば30分ちょいで、易しすぎず難しすぎず、それなりに戦略を練ってきちんと勝てるルールで、ボドゲっぽいカードや木駒の往復があります。(我が家では、子供が寝た後に妻と二人で遊べる一時間弱のゲームとして、非常に重宝しています)

非常に親しみやすい作風にまとまっていると思うので、是非とも遊んでみて下さい。

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フミオ
びーている / btail
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winterkoninkske
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