バンディドtouring123さんのレビュー

逃げ出したならず者の逃げ道をふさげ！超お手軽協力型ゲーム

内容物はカードとスタートタイルのみ。ルール説明は1分かからず、あっという間にゲームを始められます。家にお友達が来たら、最初にやるゲームにぴったりです。たいてい「もう１回！」ってなりますよね。

プレーヤーは看守として、逃げ出したバンディドを追い詰めるべく、全ての道をふさぐことを狙って、交代でカードを置いていきます。そうはいっても分かれ道は増えるばかりで、収拾がつかなくなる・・。そこをなんとかするのが腕の見せどころ。

子供の頃「自由帳に迷路を書きまくっていた」父と、「プラルールを自在にあやつり華麗に線路をつなぐ」小２の息子。2人が看守を務めると、けっこうな確率で捕まえる事ができます。息を合わせ、分かれ道と別の道をうまくつないで袋小路にしたり。あえて宙ぶらりんにしていた場所に、思ったとおりのカードを置いてくれて「おお！それそれ」とうなったり。おぬし、よくわかっとるな 。クリアに必要なのは、切り札である「懐中電灯」カードだけじゃないのであります。

そこに、低学年の頃は「おままごと一択」だった妻が加わると摩訶不思議。もののみごとにリズムが狂い、右往左往する３人の看守たち。

「それ、そこ置いちゃう？」

「なんであそこ閉じないのよ」

「気づけば分かれ道１３本もあるやん‥」

令和にもなって、いにしえのドリフばりのドタバタが続き、その隙にやすやすと逃げ去るバンディド。もちろん軽ゲーらしく引き運の要素は強いんですが、センスというか、ちゃんとコツがあるっていうか。あんまりいうと怒られるけど。

ともあれ、息が合っても合わなくてもギャーギャー楽しめる、とても愉快なゲームです。最近の息子は軽いゲームだと星７らしいですが、私は星８かな。おすすめ。