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  • 2人~4人
  • 120分前後
  • 12歳~
  • 1961年~

エア・エンパイアChacoさんのレビュー

8名
0名
0
36分前

1961年にAvalon Hill社が『Management』(後の『Business Strategy』)に替わるゲームとして出版したのが『Air Empire』でした。基本的に4人用のゲームであり、4ターン=1年のスケールで、10年間をプレイします。ターン毎に1ヵ所ずつの空港が競りの対象となり、A,B,Cに分類された滑走路の中から、秘密裏に1つだけ選択し、$1,000単位の入札額を1回だけ提出しなければなりません。無作為に引かれる空港カードは18枚で、全て引かれると、シャッフルし直して、新たな競りが実行されます。全40ターンなので、空港カードは2周+4枚が引かれるのですが、空港カードの内4枚はA,Bの2つしか滑走路が無く、競り負ける度にプレイヤーの収益が10%ずつ下がっていくと言う恐ろしいゲームです。

競りの一例として、ニューヨークを挙げます。Aの滑走路は3ヶ月で$21,000の収益を得られますが、最低入札額は$12,000となります(差し引きされるので、1ターン辺りの粗利は$9,000)。Bの滑走路なら$18,000に対して$10,000、Cの滑走路なら$15,000に対して$9,000です。

しかし、滑走路を競り落としても、飛ばす旅客機が無ければ話になりません。必要な旅客機は、滑走路の入札額で決まります。運良く最低入札額で競り買ったとしましょう。ニューヨークの場合、滑走路のAで$16,500、Bで$14,000、Cで$12,000が旅客機の代金として消えることになります。勿論、この支出は一時的なものですが、旅客機の耐用年数は6年なので、その滑走路が25ターン後も自分のものであれば、旅客機を買い直さねばなりません。

旅客機には購入したターンから維持費も必要で、前述の例でAは$1,200、Bは$1,000、Cは$900が枚ターン利益から差し引かれます(その結果としてAは$7,800、Bは$7,000、Cは$5,100が毎ターンの純利益になります)。つまり、空港カードに記載された収益ほど儲かっている訳では無く、AとBの滑走路に、それほど差は無いのです。また、この程度の利益で、毎ターン空港の入札に成功すると、旅客機の購入代金で首が回らなくなるために、利益の10%を失ってでもしゃがむ覚悟の出来る人間でないと勝ち残れません。

このゲームではAの滑走路を入札にて2ヶ所競り勝つ度に、$5,000を銀行から受け取れます。名目上は借り入れ金ですが、返済期限が20年後と言う設定で、プレイヤーは返す必要がありません。

既にAの滑走路1ヶ所を競り落としていたプレイヤーが、$5,000の入金を当てにして、ニューヨークの滑走路Aを+$4,000の$16,000で競り落としたとしましょう。1ターン辺りの粗利は$5,000に低下し、必要な旅客機の代金は入札額に見合った$26,000にまで跳ね上がります。旅客機の維持費も$1,900になるので、1ターン辺りの純利は、僅か$3,100まで下がります。最低入札額であれば、$7,800の純利であり、旅客機の代金も$9,500上昇しているのですから、目先の$5,000に目が眩んだ放漫経営では絶対に勝てない初心者お断りのゲームです。


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Chaco
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