アメコミの黄金時代、最高の出版社を目指そう！

最高のアメコミ出版社を目指すという作品。アートワークはテーマに則していて素晴らしく、プレイアビリティも良好な作品だ。

システムはワーカープレイスメントだがアクションは排他的なもののスペースは広く、アクション自体の取り合いは激しくない。しかし先にアクションを行うほど効果が強力となり、早取り要素も多く、インタラクションは程よく感じられる。

基本的にはライターとアーティストを雇い本を出版していくが、かなり少ないリソースでアングラのパクリ本を出版することができる。この要素がゲームの作業感を弱め、戦略性を付与してくれている。

正直なところ運の要素は少なくないが、この盗作の存在により運と戦略のバランスは程よいものに感じられる。

出版されたコミックはファンを増やすことで得点や収入の増加に繋がるが、ラウンド毎にファンが1ずつ減っていくのもリアリティがあって面白い。ファンの獲得方法は主にマップ上での注文タイルの獲得だが、他にもいくつか用意されていて、それらを考える楽しみもある。

ゲーマーズゲームというほど重くない中量級で言語依存もなく遊びやすい。テーマも親しみやすくルールも簡単なので、家族でも楽しく遊べるゲームではないだろうか。

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テーマ/フレーバー

舞台の時代背景	現代（Present）
地域や文化圏など	アメリカ（America）
政治経済/各種産業	TVアニメ/漫画（Anime / Manga）経済/経営（Economy）工業/製造（Manufacture）
その他のコンセプト	カードゲーム（Card Game）

メカニクス

頻出するメカニクス	ワーカープレイスメント（Worker Placement）
移動に関する仕組み	接続マスへの移動（Point to Point Movement）
得点や資源等の獲得ルール	セットコレクション（Set Collection）ハンドマネージメント（Hand Management）
プレイヤーの干渉/影響アクション	場札の獲得（ドラフト / リミテッド）（Limited / Card Drafting）

作品データ

タイトル	コミックス黄金時代
原題・英題表記	Age of Comics: The Golden Years
参加人数	1人～4人
プレイ時間	50分～120分
対象年齢	13歳から
発売時期	2023年～
参考価格	10,000円

クレジット

ゲームデザイン	ジャコモ・チミニ（Giacomo Cimini）ソニア・ゴンサルベス（Sónia Gonçalves）
アートワーク	ラウラ・グリエルモ（Laura Guglielmo）
関連企業/団体	リリウス・ゲームズ（Lirius Games）

レーティング

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