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  • 2人~4人
  • 90分前後
  • 13歳~
  • 2015年~

アバブ&ビロウSato39さんのレビュー

640名
16名
0
3年以上前

《ゲームブックのような洞窟探検が楽しい》

積みゲーとなっていたボドゲですが、とても楽しくプレイできたのでレビューします。

【のどかなワカプレ】

バーバリアン達に村を襲撃され、命からがら逃げのびた先に見つけた新しい村。そこで上(Above)と下(Below)に家を建てていき村を発展させる、というハードな設定のワーカープレイスメント。ですが、ゲーム中はバーバリアンなど襲ってこないので、のどかな雰囲気で大人も子供も楽しめます。

またデザイナーのライアン・ラウカットさん自身によるアートワークは統一性もあり非常に美しいです。のどかな村の雰囲気がよく出ていますね。独特な世界観に没入できます。

【ドキドキワクワク楽しい探検♪】

このゲームの最大の特徴はやはり探検でしょう!村人2人以上で村の地下洞窟を探検することが出来ますが、これが非常に楽しい。探検することになったプレイヤーは洞窟カードを1枚引いて、ダイスを振ります。そしてそこに書かれている数字のパラグラフをイベントブックから探しだし、隣のプレイヤーが読み上げます。

そこには様々なイベントが書かれており、いくつかの選択肢が与えられます。昔懐かしいゲームブックのようなシステムですね。例えば…

これらの目標値を探検するプレイヤーに伝えて、ダイス目で達成できればカッコ内の報酬がもらえるというわけです。これがとても熱い!どんな報酬がもらえるか分からないので、とても悩ましく一喜一憂することになります。

また様々なキャラクターが登場するイベントも面白く、7歳の息子は耳をダンボにしてイベントに聞き入っていました。そして目標値を決めるとダイスを振って運試し!もらえる報酬も貴重な資源や特殊村人が含まれるため、自分がもらえるとすごく嬉しいし、他プレイヤーが獲得すると羨ましく、「よし探検に行こう!」ってなりますw


【能力の違うワーカー】

またワカプレとして面白いのは、初期村人以外は全てユニークな能力を持っているワーカーということです。

例えば、家を建てる建設アクションが出来るのは、ハンマーを持った村人だけです。また追加の村人を雇用することが出来るのは、羽根ペンを持った村人だけです。そして探検の時に重要となるランタンの数も村人により、かなり違います。これらの能力の違うワーカーを雇用し、何時、どのように使っていくか、ということを悩むのがとても楽しい要素となっています。

【建築か雇用か探検か、それが問題だ】

毎ラウンドの初めに新しい村人がやってきます。中にとても能力の高い村人がいるので欲しくなりますが、新しい家も建てたい。でもお金が足りない。探検もしたい。でも村人が足りない・・・。あれこれ悩んでいるうちに、あっという間に7ラウンド経過してゲーム終了。収束性はとても良いと感じました。

また場に出る家や村人の組み合わせにより方針も変わってきそうなので、リプレイ性も高いと考えられます。

【鍵シンボルの家は強力なので要注意!】

余談ですが、このゲームを初めて遊ぶ方に注意喚起を。
場には、ランダムで並ぶ家の他に2種類の家が購入可能な状態で置かれています。

  • 星シンボルの家:主に最終得点に影響を及ぼす高価な家。
  • 鍵シンボルの家:安価だが、強力な特殊効果を持つ家。

鍵シンボルの家は、準備の際に今回使用する4枚を選ぶのですが非常に強力な効果を持っています。特にダイスを振りなおす効果はバランスブレーカーとなる可能性があるので、ゲーム開始時に全員で効果を確認しておくことをおすすめします。鍵の家を複数枚建てるとかなり有利になる可能性がありますので。


<良いところ>

  • 何が起こるか分からないゲームブックのような探検が楽しい!
  • システム自体は能力の違う村人によるシンプルなワーカープレイスメントで、子供でもプレイ可能。
  • リプレイ性も良さそう。

<悪いところ>

  • 良くも悪くも探検結果はダイス運に依存している。
  • ややアイコンが多いので、確認する必要がある。

<説明書、対象>

説明書16ページ。インスト:20分、プレイ時間:60分
BGG weight 2.52(2021/7/19)。中量級。
おすすめは、あまり勝ち負けにこだわらず、ゲームブックのような物語を楽しみながらダイスを振って遊べる方でしょうか。


【感想】

日本語版を発売日に購入したものの、説明書を読んでも面白さが伝わってこなかったため、ずっと積んでいました。そうこうするうちに1年が経過したため、一度遊んで面白くなかったら放出する覚悟でプレイしてみたところ、想像以上の面白さでした。

やはり探検が面白く、7歳の息子も興味津々で洞窟探検を楽しむことが出来たので良かったと思います。チャレンジもダイス運なので子供と一緒に一喜一憂できるところが良いですね。

またワカプレとしても能力の違うワーカーという点が面白く、「横濱紳商伝デュエル」を思い出しました。友人は村人を10人ほど雇って、5人で探検するという強力なプレイングで、高い目標値のチャレンジを次々と成功させて特殊村人をゲット!さらに難しい探検を成功させていくという拡大再生産プレイでした。羨ましいw

私はコツコツと物品をたくさん集めていく方針でしたが、毎ラウンド補充される物品の収穫を失敗して2点及ばず2位。ずいぶん差が付いたように感じていましたが最後の得点計算するまで勝敗が分からず、意外と接戦になり非常に楽しかったです。

思ってた以上にワカプレと探検イベントがマッチしてて、世界観に没入できる素敵な作品だと思います。

この投稿に16名がナイス!しました
ナイス!
すーみん
じむや
ダイナ
ボードゲームワイワイ
18toya
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スマイリー
Sato39
Sato39
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