マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 10歳~

馬高荏原町将棋センターさんのレビュー

1754名
10名
0
6ヶ月前

美しい火焔型土器。拡張入りのレビューです。

本体で遊んでも十分楽しいのですが、やはりこのゲームの主役は、新潟の火焔型土器。この美しい縄文土器がごっそり入っている拡張「火焔型土器と王冠型土器」の大きな実写タイルが気になります。


システムは、(資源)調達→達成VPパターンのよくあるワーカープレイスですので、戦略は、土器の製作がメインとなります。他に大きなVPは、動物チップのセットコレクション(MAX30VP)、翡翠(1〜3VP)を集める、調理した回数のトップ(MAX10VP)がありますが、いずれにせよ、土器を作りながら集めることに変わりはありません。翡翠はともかく動物は集め易いので、土器作製の間隙を縫って6種類は集めたいところ。


拡張も16枚の(火焔型及び王冠型)土器カードですので、本体の土器カードと同様に、資源を集めて作製します。しかし、これらはスタート時、ブースタードラフトにより一人3枚受け持ち、完成時固有能力となります。つまり永続や終了時効果です。これにより、いくつかの戦略が生まれます。

↑ 例えば、全土器中最大の30VPの土器は、終了時翡翠VPが貰えない。28VPの土器は、動物チップの枚数×2VPマイナスとなる。左下、調理が一律3VPとなる土器。動物チップが一律5VPになる土器も強い。右上の取っ払い20VPの土器は、コスト資源がスゴイ!勿論、基本土器の火焔型18VPも大きい。


というように、土器の製作以外の、動物チップ、翡翠、調理の戦略が大いに変わってきます。また、それよりも、基本土器と固有の土器、どちらを先に作るかという葛藤も生まれるので、基本土器の早取り要素も変わってくるのです。


本体だけでも面白いのは、配置アクションした後、すぐに探索アクションもセットで行なえるところ。その進むマス数は、今置いたワーカー+犬の数。

そして、ゲームの焦点は、建物の改築・開墾をどの程度までレベルアップするかという点と、もう一つは、火(霊感)の入手方法。火をいかにして手に入れるかが大事で、少なくとも、作製アクション時のしゃがみとして木材→火の変換は避けたいところ。土器の作製、改築の機会をできるだけ潰したくありません。

↑ 四つ角のオレンジマスを通過すると製作アクションができる。序中盤でオススメは、1木材1粘土を払って1火と交換するマス(写真右上)。このマスに入れる時は積極的に入りたい。なお、動物を1匹捨てて(焼いて?)1木材1粘土1火のセットを貰う交換マス(写真一番下)もある。これは使うかどうか悩ましい…


例えば、粘土が欲しい。欲しければ2粘土に配置すれば即手に入ります。手番では、探索アクションの前に、配置アクションを行ないます。普通のワーカープレイスなら1ワーカー枠から置いていきますが、その場合、探索ロンデルが1マス進みます。もし、この写真のロンデルの場合、緑プレイヤーが「1木材1粘土→1火」マスに入りたいのなら、写真左側のように、2ワーカー枠に置くべきで、これで2マス進め、(青ワーカーを飛ばして)、「1木材1粘土→1火」マスに入ることができます。(あるいは遠出アクション(足跡アイコン)スペースの1ワーカー枠に配置して1マス進み、白犬2匹を貰って1マス進み、「1木材1粘土→1火」に入ることもできます。でも2粘土が貰えてない…)


このゲームは、『配置アクションを決める際、まず探索ロンデルの進む先を読んで、それから何ワーカー使うか決める』のがポイントです。


馬高は、「狩猟の時代」「横浜紳商伝」と同じパワープレイのワーカープレイスですが、それらと違って、「人間-犬-犬」の3ワーカーはできません。馬高では「人間-人間-犬」となります。犬だけでは配置できないので、つまり、アクション数が1減ってしまいます。なので3ワーカー枠、4ワーカー枠に置くのには勇気が要ります。

↑ メインボード(2、3人用)。単に配置アクションで火を貰うことも可能だが、3ワーカー枠からなので、人間を2人使ってしまうのが辛い。白犬スペースは、そのラウンドのみ使える一時的なワーカー。序盤は余ってしまうこともありこのスペースは使いにくいが、意味無く貰うことで探索アクションができるので、実は意味はある。またハードパスする際、2犬→1粘土などの交換ができる。

↑ 犬小屋の改築レベル3まで行くと、犬の数が人間より多くなってもプレイスできるようになる。しかしこれにはかなりのコストが必要。どちらかと言うと優先したいのは、それ以外の段。一番上の段、竪穴住居の改築でワーカーを増やすか、一番下の段、開墾でアクションスペースを増やすか。翡翠特化ができる作業場の改築が、実戦的には一番強く感じる。写真下、基本土器6種。各一番手の作製者には翡翠ボーナスがある。


拡張を使うと、資源を、火焔型土器王冠型土器の作製にも充てるので、その分、改築開墾は進まなくなります。しかし、それでも、30VPや28VPの土器にはロマンがあります。

個人的には、翡翠が無駄になる30VPより、28VPや20VP、あと、改築トラックがタダで上がる土器、動物チップが5VPになる土器が扱い易いと思いました。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

この投稿に10名がナイス!しました
ナイス!
大濵 健聖
ぽんた
山彦
じむや
MIFFYBX
のっち
あんちっく
びーている / btail
UMATAKA
UMATAKAの通販
インタラクションたっぷりの中重量級ゲーム
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥7,700(税込)
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
シェアする
  • 82興味あり
  • 199経験あり
  • 57お気に入り
  • 131持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

荏原町将棋センターさんの投稿

会員の新しい投稿