亜熱帯日本Subtropical Japan

年々暑くなる日本はとうとう亜熱帯気候の土地へと変わった。
冬が消えて春、夏、秋、春と変わる季節の中で果物売り達は、「旬」を逃さず果物を売る。

昨今の季節の移り変わりと今後の行く末と言う名のブラックジョークを見事に落とし込んだコンセプトのゲームです。

所要時間は1ゲーム20分。2〜5人プレイ。

ゲーム進行と終了条件
※アクション紹介は後述
各手番で２つのアクション（仕入と売却）のうち１つを実行して、次の手番を繰り返す。
仕入後、市場に「季節カード（以後「季」とする）」が出ると季節が進む。
「季」の12枚目が市場に出た瞬間終了。
※季節の内訳は（春2回→夏2回→秋2回）×2周で12ラウンド。

アクション紹介
仕入
市場に３つ並んだカードを1枚手札に加える。
その後に山札から1枚引いて市場に並べる。
※手札所持上限は5枚の為、5枚ある場合は売却のみ可能

並べる際に市場の状況によりリアクション発生。
市場に同じ果実が2つ以下並ぶ→セーフ
セーフは何もなく、次の手番に移る。

市場に同じ果物が３つ並ぶ→バースト
バーストは市場の1枚と手札内の市場と同果実以外1枚を交換、-1点チップを受け取り、次の手番に移る。

市場に「季」が並ぶ→季節の進行
季節が１つ進み、「季」を破棄して山札から市場に並べて、セーフorバーストor季節の進行判定を行う。

売却
手札を現在の季節の価値で売り、次の手番に移る。
売り方は手札数により変化する。
手札数　
偶数（2.4枚）→手札を半分or全部売る。
奇数（1.3.5枚）→手札を全部売る。

売るべき果物達（各12枚）
キウイ　旬は春
売値　旬→2点、旬以外→1点
マンゴー　旬は夏
売値　旬→2点、旬以外→1点
ザクロ　旬は秋
売値　旬→3点、旬以外→0点

遊んだ感想
「季」がいつ来るか。
同じ果実は後何枚？
5枚で売るために突っ張るかそれとも堅実に売るか。
旬メインで集めるか、万遍なく集めるか。
選択に迫られるバチバチゲームかと言うとそうでは無く、季節の移り変わりに翻弄される様を楽しむゲーム。
狙った秋は出番前に過ぎ去り、ザクロがお荷物になるのもまた一興。
人の手番で季節の進行が3回起きても不思議じゃ無いので、計算より直感で楽しもう。