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  • 3人~6人
  • 60分前後
  • 11歳~
  • 2008年~

スチールドライバーのっちさんのレビュー

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約5時間前
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◆ マーティン・ウォレス先生デザイン、傑作鉄道株式ゲーム


傑作「蒸気の時代」を世に送り出したマーティン・ウォレス先生の作品。

同じ鉄道株式ゲームですが「スチールドライバー」は「蒸気の時代」ほど難しくありません。


ですが、

それは手順が少なくなっている、

洗練されている、

簡素化しているということであり、

ゲーム展開は「蒸気の時代」といい勝負。


ゲームに勝利しようと思うとヒリつくようなゲーム展開に

プレイヤー全員痺れることと存じます。

運要素ゼロのまさにゲーマーズゲーム。


ルールも簡単、インスコもしやすい。

シンプルなので鉄道株式ゲームってどういうものなんだろう?

という初心者様にも最適です☆


かつて発売されていた「シカゴエクスプレス」によく似ていますが

こちらはさすが後発だけあってよくできていると思います。


◆ プレイヤーは株ブローカー


プレイヤーは株ブローカー(売買取引を仲介する人 )になります。

6社ある鉄道会社を売買し、最終的に一番儲けた人が勝ちです。

お金をいっぱい集めた人が勝ちというのは実にシンプルで清々しい(笑)


◆ ゲームの流れ


ラウンドごとに水色の「資本コマ」(競りに使う通貨)を受け取ります。


次に「資本コマ」 を使い6社の支配権を巡る競りを開始します。

6社すべてを競るので4人対戦の場合、

1プレイヤーが2社競り落とすこともあります。


競り落としたプレイヤーは「資本コマ」を

その会社のボックスへ支払います。



競り落としたプレイヤーはその会社の「支配マーカー」「株式マーカー」を受け取ります。

支配マーカーはいわば今その会社を支配しているのは誰かを示すもの。

株式マーカーは多く所有していれば最終筆頭株主に選出されます。



支配マーカーをもつプレイヤーは線路敷設の権利があります。

一筆書きになるように線路を配置します。



接続先の数字が収入になります。

利益表示トラックにあるマーカーを獲得した収入分移動させます。

(この会社の株価になります)



都市と都市の間にある水色の数字が建設費になります。

この数字の数だけ競りの時、

鉄道会社ボックスに支払った水色のキューブ「資本コマ」で支払います。


利益の獲得フェイズが最後。

支配マーカーを持つ鉄道会社オーナープレイヤーは

上昇した株価の分だけ紙幣で利益を受け取ります。


ここで間違いがちなのは株式マーカーとの兼ね合い。


「株式コマの数 ✕ 株価」と思いがちですがこれは間違い。


単に株価の数字分、紙幣で受け取るだけです。

もちろん2社所有していれば2社分獲得できます。


ざっくりとですが、これが1ラウンドの流れです。

5ラウンドでゲームは終了します。



◆ 大陸横断鉄道


ニューヨークとロサンゼルス間を線路でつないだプレイヤー、

および関係社所有プレイヤーはボーナスがもらえます。


◆ 最終得点フェイズ



このゲームには5色の「商品コマ」があります。

ゲームラウンドの最後にゲームボード指定色へ商品コマを配置します。


そして最終株主を決定します。

6社の株式マーカーを数えて一番多く所有するプレイヤーが

最終株主に選出されます。



プレイ順に従い6社の株主は商品コマを各都市から取っていきます。

そして商品コマをセットにします。

各商品のセットからさらに得点、

得点分の金額を受け取ります。



最後に各プレイヤーが所有する株式マーカーをすべて売却し現金化します。


現在の株価 ✕ 株式マーカーの数 = 現金として受け取る


一番儲けた人の勝ち!

やったね!



◆ 複合的ゲーム展開が痺れる!


序盤は路線敷設を巡る戦い、各社の支配権の競争。

ここでは株式マーカーよりも支配マーカーの闘いがメインになります。

しかし後半商品コマが登場するまでに株式マーカー数で

多数所有する筆頭株主になっていなければ

商品コマを取る権利がありません。


逆説的に言うと最終筆頭株主になれば

(運が良ければ)商品コマのセットで一発逆転も狙うこともできます。


鉄道6社の所有権が目まぐるしく交代していくゲームなので

常にどの会社が伸びているのか、

どの株式を買えば儲かるのかを見ていないと勝利は遠くなります。


これだけの複合的要素が絡み合う濃いゲーム展開。

うちのメンバーはいつも長考してしまう系ゲームではありますが

プレイ感は拍子抜けするほど軽め。

思ったほど重いゲームではありません。


初心者様は競りの部分が少し難しいかもしれませんが

経験者が1人いる、もしくは、1回通して遊んでみれば

誰でも理解できるシンプルなゲームです。


現在では入手が少し困難になりつつあるゲームですが

興味がある方はぜひ遊んでみて下さい。


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のっち
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