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  • 2人~4人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2016年~

シニョーリエ荏原町将棋センターさんのレビュー

344名
6名
0
10ヶ月前

イタリア国内で、男は外交、女は政略結婚を繰り返し、自分の大家族を次々と各都市に送り込み、名声を拡大していきます。同じテーマだと、Mクラマーの「ダイナスティ」がありますが、あれも面白いですね。


シニョーリエは、厳密に言うと、手番のアクションの選択肢が30択あります💦何をしていいか分からないタイプの重ゲーですが、手番では、ダイスを一つリムーブするだけです。同じ色のアクションを行なってお終いです。ダイスの色は、

黄…3金を得る

赤…女を1人結婚させ、持参金1〜4金を払い、2〜8VPを得る

ピンク…子孫を作る。既婚者の数だけ、新たに男/女を得る

灰…政治家、聖職者、軍人トラックのどれかから男を1人派遣させ、VPを得る

緑…政治家、聖職者、軍人、順番トラックから任意に4マス分進める

この「メインアクション」の他に、各色とも、「助手ディスクを置くアクション」(3種)、「業務アクション」(2種)があります。


大きなVPは、この灰の「派遣アクション」と赤の「結婚アクション」と、これらのアクションによって貰える「同盟タイル」です。

つまり、この2つのアクションの実現だけを考えていればいいわけです。


ただ、悩ましいのは、取ったダイス(の合計)を13以下の目にしないといけないことです。

また、各色5アクションは、ラウンド中、1回ずつしか使えません(4色まで)。

なので、小さい目ばかり取っていけば、アクション数は増えます。しかし、黄1、赤2、ピンク3、灰4、緑5という定数が決まっていて、定数より小さい目のダイスの場合、その差額分のお金を払わないといけません。

といって大きい目のダイス、6などを使ってしまうと、どの色でもコストは発生しませんが、一回のアクションで13のうち6を消費してしまうことになります。

↑ メインボード。ここにあるダイスを取ってアクションする。上はその色の業務アクション。下はラウンド終了時のボーナス。


全7ラウンドですが、ヴァリアントルールの全6ラウンドの方が面白いです。

さて、赤の結婚アクション、灰の派遣アクションには、さらに問題があります。

赤の結婚アクションでは、まずは女ミープルが手元にないといけません。そして、持参金も用意します。持参金は序盤は1金なのですが、各都市にミープルが埋まるに連れ、MAX4金まで上がります。1金払って2VPが貰えますが、これは序盤に限ったことではなく、序盤でも、4金払って8VPを得ることができます。当然、貯金のある時に結婚し、4金を払いたいところです。となると、金欠の時に結婚アクションはできませんし、タイミングを図ることになります。

灰の派遣アクションも、男ミープルが必要で、スタート時何も置かれていない3列の派遣トラックに、まずはミープルを置かないといけません。これには、緑アクションで、「任意のトラックを4マス進める」を行ないます。手元からミープルを出すのも1マスと数えます。トラックは3列(政治家、聖職者、軍人)とも全く同じ構造で、上に上がるほど、派遣した時のVPが高くなっています。また、終盤は、トラックの上の方にいないと派遣できなくなります。このアクションも、タイミングを図る必要があります。

派遣した男も、結婚した女も、任意の都市にミープルを置きます。この時、その都市の同盟タイルを貰え、個人ボードにコレクションしていきます。派遣アクションの場合は、トラック別に3種類のセットコレクションを作ります。個人ボードは固有になっており、目指すセットコレクションの同盟タイルの種類が違います。不必要な同盟タイルを貰うことはできないので、コロコロ入れ替わる各都市の同盟タイルの種類を常にチェックしておかないといけません。

構造的には、

・黄(お金補充)→赤(結婚持参金)

・緑(トラック進める)→灰(派遣)

という基本連鎖があります。

↑ 派遣トラック(政治家、聖職者、軍人)。左にある1〜4の数字は、各都市に置けるレベル番号。マスにある白い数字が、派遣(取り除いた)時に貰えるVP。

↑ イタリア各都市。男(派遣)でも女(結婚)でも、欲しい同盟タイルのある都市に右詰めで置いていく。数字は、結婚の場合、持参金を表し、派遣の場合、派遣トラックのレベル番号を表す。

↑ 個人ボード。ダイスを正方形(定数)のマスに置いてアクションする。灰や赤アクションで取った同盟タイルは、右端に置いていく。上の3段が派遣のセットコレクション、一番下が結婚のセットコレクション。派遣のセットコレクションは、同じアイコンの派遣トラックにいる男が派遣されなければならない。また、MAX4枚までしか置けない。中央が、5つのアクションとその助手スペース。今、ディスクが置かれている助手アクションがオススメ。(3金貰う、3トラック進める、オールマイティ同盟タイルを貰う)。左端が、白い嫁を貰った既婚者。今は3人なので、ピンクアクションでは、子孫ダイスを3個振り、3ミープルを貰える。


派遣や結婚をすると、男ミープルも女ミープルも手元に少なくなっていきます。ピンク(子孫繁栄)アクションは、そんな時、行ないます。

ラウンド終了時に「ダイスの目13以下」を達成していたプレイヤーは、沢山のボーナスが貰えるのですが、そのうちの一つに「嫁を貰う」があります。ピンクアクションでは、既婚者数分のダイスを振り、目の数1〜3→女、4〜6→男というルールに則って既婚者数分ミープルを貰います。


メインアクションをする代わりに「助手アクション」または「業務アクション」ができます。「助手アクション」は、その色の追加アクションスペースの一つにディスクを置くだけです。スペースは3つあるので、仮に3つ置いた場合、次回からその色のダイスを選ぶだけで、メインアクションとさらに3つのアクションができるようになります!永続なので、置くなら早めに置いておきたいです。ただし、コストが2金、3金、4金と掛かります。これはダイスドラフトや結婚資金を著しく脅かすので、そう簡単にエンジンビルドは作れません。

「業務アクション」は、基本的には、子孫アクションで作った男女が余った時に使うアクションです。つまりこのアクションは、コストがお金ではなく、男または女ミープルです。序中盤は、派遣アクションや結婚アクションのため、男女ミープルが必要になりますので、終盤型のアクションと言えます。ゲーム終盤では、派遣特化戦略か結婚特化戦略によって、余りに男女差が出てきますので、その余りを使うという意味です。

手番で選ぶアクションの選択肢は、メインアクション、助手アクション(3種)、業務アクション(2種)が各5色ずつありますが、業務アクションが主に終盤に行なうとなれば、序中盤に、カツカツの中、助手アクションをどのくらいしておくかどうか、というのが戦略の分かれ目となります。


考察

■同盟タイルは、どの種類も2〜5VPまである。序盤は5VPを狙い、余裕がない中終盤は、2VPだろうとセットコレクション重視だ。

■派遣、結婚ともに、同盟タイルの種類が被って、貰うことができない場合は、敢えて次ラウンドに回し、やはりセットコレクション重視。ただし、同盟タイルが貰えなくても派遣VP、結婚VPは貰えるので、得点源には変わりはない。

■3種類の派遣のセットコレクションのうち、3枚に届かなそうなセットコレクションには、業務アクションの中にある「オールマイティ同盟タイル(1VP)」を得るアクションをしよう。VPの足しにはならないが、3枚揃わなければ0VPなので、応急処置としては上出来だ。この業務アクションだけは中盤から狙いたい。(ピンクの助手にもある)

■結婚アクションによる同盟タイルのセットコレクションも3枚以上が条件だが、MAXで全6種類、つまり6枚置くことができる。終盤、同盟タイルの被りを避けるためにも、結婚アクションは「幅広い受け」として派遣アクションより重宝する。

■派遣トラックでは、3種類のトラックとも、4マス目の「2金貰う」マスまで進めてから、派遣アクションをしたい。このゲーム、カツカツなので、この「2金貰う」は非常に大きい。最低でも4マス目までは我慢して、稼いでから旅立とう。

■派遣、結婚アクションがメインとは言え、ダイスの目には勝てない。資金ショートの場合は、大きな目のダイスを取り、支出を防ぐ。こんな時こそ、さほどやりたくないメインアクションの色を選び、メインではなく、業務アクションや助手アクションをしよう。

■助手アクションの中で注目は、コスト4金の「使ったダイスの目の数だけ指定の派遣トラックが進む」というもの。例えば、この助手のいる色の6の目を使えば、追加アクションとして6マス進む。これは、このゲームの戦略の一つだ。

■ドラフトのコンセプトとして、ダイスの目がバラバラのアクションを選ぶという理屈もある。例えば3人プレイで、灰が3、4、4、黄が1、6、6だとする。この場合、灰の派遣アクションを急ぎたいところだが、黄の目が極端なので、先回りして1が取りたい。灰のダイス目は固まっているため、何が残っても、大きな損にはならない。


子孫アクションでの男女比の揺らぎもあり、ガチガチの頭脳戦略ゲームでもないところなど、バランスが良く、人気がある名作ゲームです。



※ レビューにご感想・ご不明な部分等ございましたら、ご遠慮なく下にコメントください🙂

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