シップヤード：第2版Shipyard (2nd Edition)

世界に浸れる感　☆☆☆☆☆

楽しさ　☆☆☆★★

アートワーク　☆☆☆☆★

気になっていたこのタイトル、ボドゲーマのクリスマスセールで半額になっていたのでたまらずゲットしました！

有名デザイナースヒィさんの2009年の作品だそうで、今回のは第2版となりコンポーネントが一新されています。過去イチと言えるくらい紙パーツが多く、開封初日は工作をすることになると思います。

そして完成したコンポーネントを並べると。。

シブい。これはシブい。

落ち着いた色のボードや自分の造船スペース。人物や船のアートワークも雰囲気を邪魔しないものになっております。

時代背景は産業革命後の、内燃機関を使った船の草創期。発展目覚ましい中で他国を出し抜く性能の船を造ろう！といったもの。プレイヤーは造船所を運営して、機材や人員、テストのための運河の借用、商品取引などを行います。

個人ボードが造船所になっていて、ここに資材や従業員、乗組員を集めていくのですが、この雰囲気が最高でイチオシポイントです。はじめは閑散としたヤードに資材が集まってくる、そして完成した船がヤードにたまっていくと何だか壮大な気持ちになるのです。

仕事内容的に仕方ないとは思いますが、試験航海までがシップヤードなので、本当は作った船で外洋に出て。。と思ったりはします。

古いゲームと言われなければわからないくらい、システム的には洗練されていました。1アクションが小さな工程なので、コツコツ船を作っていく、そしてそれが形になる喜びを味わえる、シブいながらに味のある作品でした。