マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 45分~60分
  • 10歳~
  • 2004年~

サンファンマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

575名
0名
0
4年以上前

プエルトリコが手軽なカードゲームになった!?本家は重いという人にお勧め!


【大前提】

 僕は初版しかプレイしたことがありません。なのでそれ前提でお読みください。


【ざっくり解説】

 プエルトリコの首都「サンファン」をテーマにしたカードゲーム。選択フェイズ制のルールそのままに、建物と商品売却の概念をそのままカードゲームに落とし込んだゲームです。

 

 『プエルトリコ』本家は運要素がほぼ無いのに対し、こちらは建物カードの引きという運要素があります。本家と共通するシステム・建物の要素があり、本家の導入ゲームという側面もあります。


【長所】

 本家にない物理的な運要素があるゲーム性ですね。ランダムな引きから良い戦略やシナジーを考えながらのプレイになります。物理的な運要素があったほうが展開の多様性で優れるところがあるので、その点では本家より優れています。


 建物を建設する時に手札をコストにするので建設する時に、何をどこまで残して建設するのか?はとても悩ましいです。ランダムな引き運と合わせて悩ましいゲーム性が展開されます。


 また2人でも問題なく面白いです。むしろ目的のカードや戦略の鍵を握る6コストのカードが他人の手に入るリスクが少ないので、2人がベストという人もいるでしょう。


【短所】

 相手に積極的に干渉するのが難しいです。そこそこの差をつけられてしまうと追いつくのが困難です。ゲーム中盤ぐらいに大成が決することもあります。2人プレイなら投了してやり直しても良いかと思います。


 また本家のルールである選ばれなかった役割にコインが乗って、選択肢としての有効性が増す要素がなくなりました。本家の選択フェイズ制の重要なポイントだったので、そこの魅力が半減したという見方もできます。

 

 言語依存がメチャクチャ強いです。英語が読めない人と遊ぶことを考えると日本語化は必須です。建物の効果などは現代のゲームはアイコン化されているので、言語依存という点では現代の作品の方が優れています。


【個人的な評価】

 プエルトリコのカード版としての側面も持ち、また導入ゲームとしての側面も持つゲームに仕上がっています。選択フェーズ制と手札をコストとして建物を建設するゲームとして、『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』(以下『RFTG』)の導入ゲーム的役割もあります。


 選択フェーズ制の魅力が半減したのは残念な変更点です。また選択フェーズの数もさほど多くないです。

 ソロプレイ的で、中でも速攻建築(トレーディングカード用語でアグロみたいな戦略)が決まるとどうしようもない時はどうしようもないです。この辺はトレーディングカード的とも言えます。


 推定プレイ回数は5回ほど。2人でよく遊びました。速攻でハメられた時は本当に何もできないですねえ。一旦こうなってしまったときは投了も視野に入れて遊ぶと良いです。

 気軽に遊べますが、後発の特殊効果シナジー系カードゲームに押されている作品な気もします。


【おまけ:『RFTG』との比較】

 宇宙サンファンという異名を持つ『RFTG』は根幹となる、選択フェーズと手札をコストに建設するゲーム性という意味ではかなり共通した要素を持つゲームです。ざっくり比較してみましょう。

 本作をパクっているとかいう人も居ますが、ここではそういう問題提起はするつもりはありません。また、優劣をつけるつもりもないです。7つの要素に分解して比較してみることにします。


インタラクション:『RFTG』の方が同一フェーズを選べる分選択肢が多い上、読み合いが起こりやすい

言語依存:『RFTG』はほぼアイコン化がさている分優れている(ただしアイコン数が多い、覚えるのは大変)。

戦略性:商品の出荷で勝利点に変換する要素と、軍事の要素があるので『RFTG』の方が多様性がありそうです。

ゲームテンポ:同時に役割を選択するので『RFTG』の方が若干テンポが良いです。

シンプルさ:本作の方が建物の効果はシンプルです。

得点計算:本作の方がシンプルです。『RFTG』は今自分と相手が何点なのかわかりにくいです。要熟練。

拡張セット:『RFTG』の方が多いです。


 こんな感じです。全体的に要素が多く後発の作品な分、『RFTG』は多様性やゲームテンポ、アイコン化などで優れていると言えます。反面、シンプルさでは本作の方が優れているという風に考えています。


■筆者のRFTGのレビュー

 本作のフォロワーの『RFTG』のレビューもアップしています。こちらも合わせてお楽しみください。

https://bodoge.hoobby.net/games/race-for-the-galaxy/reviews/20343

この投稿に0名がナイス!しました
ナイス!
マクベス大佐@Digブログ
マクベス大佐@Digブログ
シェアする
  • 164興味あり
  • 902経験あり
  • 177お気に入り
  • 514持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

マクベス大佐@Digブログさんの投稿

会員の新しい投稿