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  • 2人~5人
  • 60分~120分
  • 12歳~
  • 2013年~

ロココの仕立屋maroさんのレビュー

623名
4名
0
3年以上前

箱絵のとおり、包容力(?)を感じさせるような作品。

デッキビルドとそのカード効果によりブーストされるアクション選択式の疑似ワカプレ、それにポイントサラダともいえる広い勝利点獲得の手段。

フレスコっぽいとはよく言われることであるが、最初プレイしたときは、ルチアー二氏の作品と思ってしまったほど後発のロレンツォ、グランドオーストリアホテル、といった作品群の香りもまとっていると感じた。が、ペナルティ要素はなく安心してプレイできるところは1つの特徴である。

デッキビルドは手札を自分の山札の中から自由に選択できるという少々変わった方式を採っている。リソース管理もかつかつという感じではなく、全体的に緩めの展開で自由度が高いように感じるが、むしろ対戦相手との争いは熾烈になるともいえる。相手の持つリソースからその狙いをしっかり読んでいく必要がある。

勝利点は、影響力や服の作成といった直接的な手段のほか、エリアマジョリティ、セットコレクションといったものも併せ持つ。その点では、早取り要素強めの、やや辛目のインタラクションを有しているといえる。

とはいっても、勝利点獲得方法の豊富さと、服飾制作というテーマとも相まってギスギスした雰囲気にはなりにくいことは大きな長所であると思う。職人カードにより選択肢が制限されるなど考えどころも多い。

逆に、早取り以外についてはややルーズな印象を与えてしまうことや、基本的な戦略が服作り1本といってもよいため(服作りに付随した多くの得点獲得手段が存在するとも言えるが)数回以上のリプレイ性には欠けるという点を指摘されることもある。

登場する職人カードは6種類にわけられてスタッキングされている。よく用いられる手法であるが、終盤にかけて強力なカードが登場するため、ゲームを楽しむにはあらかじめどのようなカードが用意されているのか知っておく必要があるだろう。衣装タイルは全42枚で各色の枚数は大きく異なる。職人カードも28枚、素材タイルも48枚と、それほど多くはない。慣れた者同士の対戦では、カウンティングが勝敗に影響する一面もある。

カード効果の把握はすこし慣れを要するが基本的なルール自体はそれほど複雑なわけでもない。日本のプレイ動画では夫婦バトルチャンネルのものがルール説明を含め、とても分かりやすかった。プレイする前に見ておいて貰うとスムーズに理解してもらえると思う。

今回、DX版として再販されたは、この価格を考えると新規のプレイヤーに対しどれくらい訴求力があるかは少し気になるところではある。

個人的には宝石拡張はなくても十分楽しめるものと考えるが、DX版発売を機にまた多くの方に手にとってほしい作品である。

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