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  • 2人~5人
  • 75分前後
  • 13歳~
  • 2011年~

ケベック荏原町将棋センターさんのレビュー

241名
4名
0
3年弱前

カナダの世界遺産ケベックシティです。

2種類のエリアマジョリティを行なっています。他には何も行なっていません。つまり、メカニクスは一つです。

エリアマジョリティの計算は、ボードの四隅で行われます。メイン中央ではありません。四隅と中央右側にある砦。この5つの清算地域に、自分のキューブを多く送り込むこと。これがこのゲームの心臓です。

清算は、まず、砦にて行われ、そのあと、指定された順番で四隅の地域のマジョリティをチェックしていきます。

最初の砦でマジョリティをとった色のキューブは、その半数(端数切り捨て)を、次の清算地域に持って行き、加えることができます。そしてその地域のマジョリティを量ります。またまたマジョリティを取った色は、半数が次の地域に運ばれ……。これを5地域全て行なって、VPを集めて行きます。これを4回、つまり全4ラウンド行います。

この写真を実際清算してみますと、砦が2対2、それぞれ2VP入る。青地域に1つずつ移動。青地域は9対8で黒の勝ち(それぞれ9VP8VP入る)。紫地域に黒4つ移動。紫地域も9対8で黒の(逆転)勝ち(それぞれ9VP8VP入る)。赤地域に黒4つ移動…

このように接戦で負けると、ズルズル全部負けたりします笑

また、紫地域の白のように、どこか一隅にたくさんキューブを置いて、この連鎖を堰き止めることも大切です。しかし大量で安心していても、勝てないこともあるので、緻密な戦略が必要です…


時計回りに手番を行いますが、手番で行うことは、

A・建設現場にプレイヤー駒を移動する

または

B・プレイヤー駒が置かれた建設現場に、キューブを置く(貢献)

基本、この2つです。


A移動には決まりはなく、好きなタイル上にワープしてOKです。ラウンドの始めに、第Ⅰ世紀の建設現場タイル11枚が決められていますので、その11箇所だけです。第二ラウンドは、第Ⅱ世紀の11枚……の上です。

建設現場から次の建設現場に移動した際、移動元の建設現場に置かれていた全てのキューブが、そのタイルの色と同じ清算地域に送られます。そして、自分の建築物が完成したことになり、タイルを裏返して、扇型のVPタイルを置きます。

このVPタイルは、3レベルあり、貢献の回数=レベルとなります。建設現場タイルは全て、3箇所の貢献場所があり、ここに貢献すると、同じ色地区の決められたアクションが行えます。貢献時のキューブの数も決められておりますが(1〜3個)、キューブの数ではなく、貢献回数によってレベルが決まります。

↑ 今、黒のプレイヤーが、別の青マーカー(現世紀の建設現場)に移動すると、この赤の建設現場の建物が完成する。白2黒2のキューブは、左隅の赤の清算地域に送られ、このタイルを裏返し、黒は、レベル2の扇形VPタイルを置く。レベル2なのは、貢献が2箇所置かれているから。


このようにして、マップ上では、自分の建物の証(VPタイル)を敷き詰めつつ、四隅にキューブを(上手くコントロールしながら)送り込んでいきます。


それなら、自分の建設現場に貢献していけばいいのでは?と思われます。

これが皮肉にも、自分の建設現場にも貢献はできますが、他人の建設現場に貢献した時だけ、アクションができる仕組みなのです!

アクションとは、写真の場合、赤色の範疇の中心にあるアイコンのことで、これは、休憩中のキューブを2個、赤または青の清算地域に直接置けるというもの。つまり、白プレイヤーが、1回貢献しているので、このアクションを使った、ということです。黒も自分自身で置いていますが、この時は、アクションは使用できていません。


このゲーム、もう一つのエリアマジョリティがあります。それは、自分の建物(扇形VPタイル)の広域マジョリティです。パイオニアやゴールドウェストと同じで、ゲーム終了時、自分の最大エリア一つから、大きいVPが貰えます。

↑ 白の手番。白は今、活動中のキューブが無く、(手の上に一つもない)、貢献アクションはできない。ここは移動アクションを行うが、狙い目は、右にある青マーカー。ここに移動すると、白のレベル3レベル2と、白のレベル1レベル3が接続され、広域に繋がる。しかも移動すると、今いるタイルがレベル1の建物になるので、計6枚の白の扇が繋がることになる。黒の2つのキューブは黄色の清算地域に送られるが、これはやむを得ない。左にあるのは、ボーナスの指導者カード。


移動アクションをすると、休憩中の大量のキューブから、3個、活動中になり、手のひらに置かれます。つまり、手のひらにキューブが無い時は移動アクションをしないと活動中のキューブが手に入らないのです。貢献アクションは、先程言いましたが、この活動中のキューブで行います。

白がこの青マーカーの位置に移動すると、他プレイヤーは、こぞって貢献することになると思われます。それは、この青アクションが、「扇を1レベルアップできる」というおいしいアクションだからです。白自身は、ここに貢献してもレベルアップできないので悔しいのですが、ここは広域を重視したわけです。

白には、もう一つ理由があって、他プレイヤーに確実に貢献してもらいたかったのです。つまり、この場所に一つも貢献されず自分が移動をしてしまうと、この場所には扇を置くことができず、ただの所有者のない建物となり、広域の繋がりは断ち切れます。したがって、自分でキューブを置くというしゃがみ行為を行うしかありません(確実にレベル1になりますが)。もっと酷いのは、自分で自分を貢献するキューブも足りなくなった時です。大事な繋ぎ目に居た場合、泣く泣く移動することになります。自分で繋ぎ目を切ることになりますから。貢献ばかりしている時、結構起こり易いので注意が必要です。

だから、人気のあるアクションに移動しておくという手もありますが、いかんせん、人気のアクションは自分でも使いたいわけで……

アクションのほとんどは、休憩中のキューブを使うものが多く、手のひらを経由しないで直接置けるのは魅力的です。

↑ ゲーム終了時。ほとんどのラウンドでキューブのマジョリティを取り続け、圧倒的優勢でリードしていた白ですが、黒にこれだけの広域マジョリティを作られ、逆転負け。相手の繋ぎ目に移動し、どこか一箇所を切断しておくべきでした。(そのタイミングが難しいのですが)

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つっちー
noga
Bluebear
まじー
たまご
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