パイオニア・デイズ白州さんのレビュー

5/10（BGAでプレイ）

プレイアナザーデイやザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズを手掛けたデザイナーのダイスを使ったリソースゲー。

毎回、5色のダイスがランダムで、人数+1個でてきて、手番では1個とって、アクションするだけ。

これを5回やったら1ラウンドで、4ラウンドやったらゲーム終了。

サイコロをとると、お金をもらうか、目に描かれたアイテムをもらうか、町民をとるかの３択から選べる。

全員が1個ずつとって、残った1個は、その色の災害メーターが1上がる。これが3たまったら災害発動。

災害は当たり前だが、ろくなことがおこらないのだが、必ず1つ余るので、じわじわと災害が近づいてくるのがスリリング。ちなみに黒のサイコロが残ると全部の災害メーターが1進むという鬼畜仕様もある（笑）

リソースはいろいろあって、金塊、木材、薬、装備の4種類は馬車に載せて管理する。木材と薬は2つで1スペースだが、金塊と装備は１スペース必要。

初期からもらう馬車は6スペースしかないので、それ以上はもらえないが、手番中、いつでも5金を払って、4スペースの馬車か8金払って6スペースの馬車を購入できる。

他にも牛がいて、スペースは必要なく、ラウンドが終わるたびに1点入り、街で得点交換にも使えたりする。

金塊は最後に得点が入り、装備はゲーム中の効果のバフになる。木材と薬は災害対策用で、嵐が起こると馬車の数だけ、木材が必要で、足りないと馬車が破損し、2スペース失い、さらに最終的に-2点くらったり、疫病が起こると、町民の数だけ薬が必要で、足りないとその数だけ死亡する。

他にも飢饉がおきて、お金を払わないと牛が死んだり、強盗に襲われてお金が半分（これは防ぐ手段がない）になったりと、結構いろいろおきるから、気が抜けない。

おまけに人によって、ダメージが違うから、自分の金が0だったら、わざと強盗イベント起こしたり、牛を持っていなかったら、わざと飢饉を起こしたりとか、インタラクションによる展開もなかなか。

遊んでみると、わりとサクッと遊べるほどよい中量級（今の時代では、軽量級と言われてもおかしくない）なので、ボードゲーム初心者のレベルアップ用のゲームとかに使えそうなゲーム。

逆にゲーマーにはちょっと物足りないかもね。