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  • 3人~5人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 1999年~

マネー! / 長蛇の列 両替商大吉さんさんのレビュー

147名
1名
0
2年以上前

★★Nice!

う~ん、面白すぎますね!

小学生でもすぐに飲み込めるルールですが、ヒネリが効いていてすごく悩む。

手札が色んな国の紙幣になっているので、実際にお金を集めているようでなんか楽しい!

お金でお金を競るゲームです。なので、手札と場札を交換して効率よくお金を稼ぎます。

酔いどれ猫のブルースと似た競りゲームです。あれは、なかなかにシブいゲームでしたが、マネーの方がもっとカジュアルに楽しめるような印象です。

しかし内容の方は、酔いどれ猫のブルースと同じく一筋縄ではいきませんし、考えてやらないとお金がぜんぜん貯まらない!

人数によって5~7ヶ国の紙幣を使います。種類毎の内訳は、20、20、20、30、30、30、40、50、60。20と30が3枚ずつで、他は1枚ずつの構成です。なので、1ヶ国につき合計9枚あります。

このゲームの面白いところは色々ありますが、3つ挙げてみます。

まず1つは、得点方法。紙幣の種類毎に200以上の価値を獲得しないとマイナス100点!200を超えたら額面通りの点数。

例えば、高額紙幣の40円、50円、60円の3枚を集めても150-100で50円にしかなりません。中途半端に集めても得点にならないので200以上の価値を目指す必要があります。

200を超えようと思ったら最低でも、60、50、40、30、20の、9枚ある中の5枚、過半数をゲットしなければなりません。一番効率の悪い集め方だと、20、20、20、30、30、30、40、50の、なんと8枚も必要!

他のプレイヤーと集めている国の紙幣が被らなければいいですが、これが被るんです!そうなると点数が伸びにくい。

それと低額紙幣の20と30は、同じ国の紙幣を3枚セットでゲットすれば追加ボーナス100点、これは大きい!例えば、20ユーロを3枚集めれば追加で100点もらえます。しかし、3枚しかない中で3枚全部を確保するのはなかなか難しい!

得点方法は主にこの2つなので、シンプルで分かりやすい。でもこれだけで、とても悩ましいゲームになる。

2つめは、やはり競りの仕方。場には色んな国、様々な金額の紙幣が4枚一組で2セットあります。一番に競り勝った人は2セットある内の好きな方の4枚をゲットできます。

ここで変わっているのが好きな4枚を取った後、自分が競りに出した紙幣はその4枚と入れ替えるように場に置いて、次の人の獲得対象になります。

二番目に高い金額を入札したプレイヤーは、残りの1セット4枚か、先ほど入れ替えられた紙幣を選ぶことが出来ます。

そしてまた自分が取った紙幣と、競りに出した紙幣を入れ替えて次のプレイヤーの番。

場のカードと手札が入れ替わっていくので斬新!

さらに言うなれば、競り勝ったときに他のプレイヤーが入札した紙幣と交換してもオッケー。こんな事あるんですね!

酔いどれ猫のブルースでは競りに負けるとカードが全く手に入らず、やりかたをミスると競りに負け続ける蟻地獄にはまる事がありました。

マネーでは、一番に競り勝たなくても残りのカードを何かしらゲットできるので、その辺りは優しい感じがします。ただ、もちろん簡単なゲームではないです。

最後は、今回もありました!特殊カードでの味つけ。

競りは、一番高い金額を入札したプレイヤーから順番に紙幣を交換できます。入札は手札の紙幣を何枚出してもよく、合計金額が高いプレイヤーが勝ちます。この時、紙幣の種類が違ってもオッケー。円とユーロとポンドを組み合わせて入札も出来ます。合計の金額だけのことです。

入札は手札の紙幣を伏せて自分の前に出します。せーの!でオープンして金額を確認します。握り銭のようなやり方ですが、違うのは金額は分からなくてもカードを何枚出しているかは分かると言う事です。

相手が4枚伏せて出していたら入札金額は高いと想像しますし、1枚だけなら安い金額であると思うものです。

なので、相手が出している枚数を見て駆け引きが起こります。

仮に、3人でプレイしていて自分が最低金額を入札したとします。2人のプレイヤーが4枚ずつ入札して自分だけ20の紙幣を1枚だけ入札したとしたら、他のプレイヤーが入札した4枚のカードを価値の低い1枚のカードでゲットできます!

あえて競り負けることで利益を得ることが可能。それは、相手が出した手札の枚数が判断材料になります。

その枚数による駆け引きを活性化させるために2枚の特殊カードがあります。

1枚目はオモチャのカード、価値は0円です。伏せて出すことで競りに出す枚数を1枚多く出せるので、金額を大きく見せることが出来ます。競りが終わった後は手札に戻ってきて再利用可能です。

2枚目は10コインカード、価値はそのまま10です。どの国のお金にも属さないカードで、1枚10点の価値があります。これにマイナス100点ルールは反映されません。

単純に集めると1枚10点になるんですが、有効な利用の仕方は競りで使うことです。あえて一番低い金額を提示したい場合は20価値でももったいない。10価値で十分なわけです。しかも、20や30はセットボーナスもあるので出したくないし。

この2種類のカードがあることでブラフをかけやすくなります。3枚伏せて出したら金額を多く出していると思うでしょう。それに張り合うように高額を入札してくるプレイヤーがいるかも知れません。

実際には、10、10、オモチャの0、の3枚で価値合計20。それに張り合うように高値を入札したプレイヤーは引っかけられます。必要以上にお金を使わせて、自分は出させたそのお金を交換してかすめ取る!

3人でプレイしましたが十分に楽しめました!人数が多くなっても盛り上がるんじゃないでしょうか。

他のプレイヤーがどの国のお金を集めているかを見ておくとゲームを有利に運べますが、けっこう自分の事で一杯一杯になります。最初は自分の集めたいカードと競りの事だけを考えてもいいと思います。

集めた手札を競りで使わないといけないので、競りで手札を使い過ぎると手持ちのお金が少なくなって得点化しにくくなり、集めていない国の紙幣を出したら他のプレイヤーが欲しいものだったりと悩ましいゲームです。

酔いどれ猫のブルースではゲームの最中に得点化すると手札が減り、残りの少ない手札で競りをしないといけません。そして競り勝たなければカードが増えることもない!これは、なかなか玄人好みのシビアなゲームでした。

一方、マネーは競りに参加すれば何かしらの紙幣が手に入りますし、手札は基本的にはどんどん増えていくので爽快感があります!しかし、他のプレーヤーと集めているカードが被って得点が伸びなかったり、競りで勝つのか負けるのかと言った駆け引きもあり、こちらはこちらで甘くないゲームです。

それでもルールが簡単で取っつきやすく、色んな国のお金を集めてそれがどんどん増えていくのはとても楽しいので、子どもとでもプレイしやすいと思います。

場にある紙幣の価値に対して競りに出す金額を決めます。いくらに対していくら出す、と言う感じなので相場の感覚も分かりやすい。

案外、お正月ゲームに向いているのでは。もちろん、お年玉をあげたタイミングで!

7ヶ国の紙幣があって3人プレイの時は2ヶ国の紙幣をゲームから外します。日本円の肖像画は安田均でポンドはクニツィアになっています。ゲーム中はこの2ヶ国のカードを使用していない事を申し添えておきます。(嫌いではないですが、前に出すぎてインパクトが強すぎる)

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