マフィア・デ・クーバハンズさんのレビュー

最近正体隠匿ゲーが好きなマスターがいるボードゲームバーに入り浸っているので、プレゼントに購入。

「ゴッドファーザー」が何故かダイヤの入ったシガーボックスを部下に渡し、戻って来たシガーボックスを開けたら「空っぽやないかい！」とキレ散らかしつつダイヤを取り返そうとするゲーム。

最低プレイ人数が6人からなので、まー自宅じゃ遊べないだろうゲームでした。

しかも説明書を読んでも面白さが分からない系のゲームで、不安がありつつも8人でプレイ。

結果から申し上げると「大分メンバーを選ぶゲーム」でした。

まず、ゲーム内容として質問する権利があるのはゴッドファーザー（親）のみで、部下（子）は質問されなければ喋る権利は無い。

そして、内容的に圧倒的に「ダイヤを盗む側」が楽しく、「忠実な部下」という役割はゴッドファーザーに忠実でなければならないけど、正直そっちは楽しくない…。

結果忠実な部下も「ダイヤを盗んだ風の部下」になってしまい、圧倒的にゴッドファーザーが不利なのですが、それをものともしないゴッドファーザーのMC力が求められました。

人狼などと違って好き勝手に喋らない分、いかに面白くゴッドファーザーが悩むかというのが焦点である気がします。

ただ、説明書の内容とは裏腹にかなりライトに遊べたので、ちょっと気分転換に遊ぶのにピッタリかと思ったのですが、先程申し上げたように6人からのゲームなので果たしてそんな場面が来るのか、そんな場面が来たとしてこのゲームが選ばれるのか…という疑問は解消されませんでした。

このゲームに合うシーンが想像できないので、おススメできるとしたら、正体隠匿をある程度やり尽くして、　新しいゲームをやってみたい！という人向け…かなぁ。

それでは最後にこの言葉を皆様にお送りして締めたいと思います。

ーみんなちがって、みんないい。

金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』より