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    グラビティースリー白州さんのレビュー

    99名
    1名
    0
    約2ヶ月前
    レーティングが非公開に設定されたユーザー

    5/10

    ゲームマーケット秋2024 itten 新作。

    5段階の重さが違うコマ3種類セットを使ったミニゲームオムニバス。

    全部遊んでみたので、それぞれ評価しようと思う。

    「メモラビティ」(評価4)

    3つの重りを1つずつ持ち上げ、その後1つをゲット。これを3回繰り返して、集めた3つで役を作るゲーム。

    役の強さは3カード>ストレート>1ペア。同じ役の場合、数字が大きい方(つまり重い方)が強い。

    3つの重りを選ぶときは、連続して同じ色を選ぶことはできず、ゲットする3つは全て違う色でなければならないとう、ゲーマーが好きそうなほどほどの縛り要素がある。

    やってみると、シンプルでサクサク進むのだが、持った重りによっては、何を選んでも役が崩れたりすることになるので、ここらへんの運は強い。

    なので、いい感じのルールでやってる気はするが、後半になるほど、なんか適当に取ってしまう流れになり、たまたま役揃った人の勝ちみたいになるケースが多かった印象。

    2人プレイと3人プレイやったが、どっちも大して変わらず、途中から、やっぱり適当に流してやる感じになってしまった。

    「コンペラビティ」(評価5)

    箱を裏返して、付属の支点台を使うと、なんと天秤に早変わり。すげぇ。これで評価+1(笑)

    2人対戦がメインなので2人でプレイ。お互いに1〜5の重りを1個ずつ持つ。

    先手と後手決めて、重りを置く位置のカードを出す。置く場所はA~Cがあり、Cほど中央から遠いため、勝ちやすい。

    先手からカードを出して、次に後手。そして重りを1個乗せて勝負。重い方が勝ち。勝ったらカードをゲット。

    これを先に3枚集めた人が勝ち。シンプル!

    ちなみに負けた方が先に重りをとるので、相手がどんな重さを使ったかはわからない。

    もちろん、1回使ったカードや重りは使えない。

    やった感じ、後手が有利な気はする(笑)とはいえ、相手の重さのでかた次第なので、読みあい強めって感じ。

    3つの中では一番好みだけど、A~Cのどこに置くと、どのくらいの重さの差があっても勝てるよみたいな表がないので、それがあるともっと楽しめたかも。

    そういうサマリー的なのがないので、初プレイはよくわからずやる感じだったし、重さと場所でどのくらいの差で勝てるかをじっくり研究しようとまでやり込むゲームでもないので、なんかもったいなかった気がした。

    「ダウトラビティ」(評価3)

    各色1個ずつ重りを抜き、残りをランダムで各プレイヤーに配りきり、手持ちの重りをなくすことを目指すゲーム。

    毎回サイコロ振って、出た目の重りを全員1〜2個だす。パスも可能。嘘の重りを出すことも可能。

    全員だしたら、1人ずつ全ての重りをまとめて持って、1つでも違う数字があると思ったらダウトする。

    上から1個ずつめくり、違う数字あったらダウト成功。違うコマ出したプレイヤーが全部コマを受け取る。

    というものなのだが、出せる数字の条件がサイコロに全振りされているため、後半は終始運ゲーになってしまう・・・。

    もちろん、ここでブラフする戦略はあるのだが、このゲーム、少人数でダウトしあってると、相手の持ってる重りもだいたいわかるので、後半はブラフにすらならないという・・・。

    個人的にタイトルとシステムから、一番期待していたのだが、想像以上に運ゲーに偏っていて、残念なゲームだった。

    総評

    重力を使ったゲームはそんなに数は多くなく、ittenのゲームはデザインはもちろん秀逸で期待していたのだが、思ったよりもそれぞれのゲームの深みがなかった印象。

    まぁ、ボードゲーム界隈で、「複数のルールで遊べる系」は、正直、複数のルールのどれもが面白かったゲームがあまり思いつかないくらいレベル(それぞれのゲームのデベロップが分割されるので、そりゃそうなんだが)なのだが、それでもittenならという期待もあり、遊んでみたが、どちらかというと、ゲーマー向けではなく、見た目のデザインの秀逸さと重りというコンセプト重視のライトゲーマー向けのゲームなんだなと思った。

    あと、このゲーム、ルールブックがWebになっていて、最近こういうの多いし、後から修正できたり、追加できたり、コスト抑えられたりするから開発者側からするといいんだろうけど、正直、プレイ側からすると、読みづらいし、読みたいところサクッとさがせないし、思っている以上に面倒。ittenくらい海外展開しているメーカーなら、ルールブックは入れてほしかったところ。

    まとめると、ゲームだけでみると評価4、コンポーネントの秀逸さはいつもどおりで+1の感じ。

    個人的にはittenファンでもあったので、ゲームに思ったより深みなくて、残念ではあったけど、ゲーム自体はキャッチーだし、すぐに終わるので、興味ある人はやってみてもいいとは思う作品。

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    じむや
    白州
    白州
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