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  • 2人~4人
  • 60分前後
  • 14歳~
  • 2015年~

エリジウム荏原町将棋センターさんのレビュー

214名
3名
0
約3年前

言語依存のカードゲームは苦手なのですが…友達に教えてもらいました。

「バトルライン」の重いバージョンのようです。

カードで同色の1.2.3や色違いの1.1.1…を作ります。

目的はこれだけです。

しかも2.3とか1.3の二枚でもVPが貰えます。

同じ数のセットも、1.1の二枚だけでもVPが貰えます。

カードは5色で、数字は1〜3しかありません。


手番では、公開された場の数枚のカードから、順番に1枚ずつドラフトしていきます。(第一フェーズ)

各プレイヤー、赤青黄緑の4色のポールを持っており、カードを1枚ずつ取って行くわけですが、カードには色マークが1つまたは2つ書かれています。このマークはコストではなく、「その色が、手元のポールの中に含まれているか」を確認するためのもので、その色を持っていれば、そのままそのカードを取ります。そして、ポールのうち任意の1本を捨てます。

↑ 今、この赤マーク1つのカード(茶1)を取った。1巡目はどのカードでも取れる。4色全てあるのだから。そしてポールを1本捨てる。この時、赤を捨ててしまう人が多い。私もしょっちゅう間違えていたが、何色でもいいのだ。ボドゲをやり慣れている人ほど間違えやすい笑。この場合、緑のマークが残りのカードに無いので緑を捨てる手が一般的。


1本ずつ捨てていくということは、4本あるので4枚カードを取るということ。つまり、このドラフトを4回繰り返します。この4枚は、公開されている場からカード3枚、それと順番カード1枚という必須条件があります。

順番カードというのは、文字通り次のラウンドの順番を決める意味ともう一つ、これから行う第二フェーズの「伝送」できる数、さらに収入がセットで決められているものです。

この順番カードにも色マークが指定されており、普通のカード達と同じルールで取ることになります。

↑ 順番カードを1〜4巡の間でいつ取るか。後半の3.4巡目で取ろうとすると、残っている自分のポールの色と合わず、順番カードが取れなくなる恐れがある。その場合、次ラウンドの順番はビリ、かつ、「1伝送1金」という最小パワーが確定してしまう。ハーブのマークが、カードを伝送できる数。


第二フェーズをやる前に、獲得したカードはその場で効果を使うことができます。通常はセットコレクションになる数字や色で選ぶでしょうが、カードの効果を使うがためにドラフトする時もあります。効果は主に、即時、ラウンド1回、ゲーム中1回、終了時VPですが、面白いのは、このカード達は、死後の楽園に伝送されると効果が消えてしまうこと。そして、効果を発揮させる前に伝送してしまうことも多いのです笑

かくして4枚(実質3枚)のカードを取り、効果を使ったりしたあと、第二フェーズの「伝送」に入ります。伝送では、自分の順番カードに書いてある伝送の数だけ、現世(プレイヤーボートの上)から死後の世界(プレイヤーボートの下)へカードを移動できます。移動にはコストが掛かり、数字が1なら1金、2は2金…です。

死後の楽園(エリジウム)では、一ゲームを通して、セットを何個でも作ることができます。伝送したカードは、すでに伝送してあるカードにくっ付けるか、独立させて置くか決め、後でセット間で移動させることはできません。

1.2や2.3などの同色の二枚は3VP、同色の1.2.3を完成させると6VPとなります。

1.1や3.3などの色違いの二枚は2VP、3枚組になると4VP、4枚組になると8VP、同じ数字5色揃えると12VPです。

この他、早取り要素もあり、一番早く同色の1.2.3(完成形)を作ったプレイヤーには5VPのボーナス(各5色。2位は各2VP)。また、各数字ごとにペアになってもボーナスが貰えますが、のちに、3枚組、4枚組…になったプレイヤーにボーナスメダルは移動します。(数字の1は3VP、2は6VP、3は9VPで、誰かが5枚組を完成したらもう奪われません)

これらを踏まえて、全5ラウンドのカード獲得計画及び伝送計画を練っていくわけです。

↑ 紫2を伝送すれば、2金払って、1.2.3が完成し、6VPと、(紫の1.2.3の一番手なら)ボーナス5VP、計11VP(終了時に)追加。現世の真ん中にあるのは市民カード。なお、この紫2は、茶2にくっ付けてもよい。(あるいは独立させてもよい)


訳が分からなくなったら…

■各ラウンド3枚ずつカードが取れるので、片っ端から伝送していけば、なんらかのセットが沢山作れそう。しかしそれにはお金が必要で、カツカツの資金を集める必要もある。結果的にセットにならなかったカードは、無意味な伝送となる。

■第一フェーズで、場の全てのカード(順番カードも含め)が、色が足りず取れなくなった場合、山から裏のままカードを1枚貰い(市民カード)、ポールを1本捨てる。市民カードは伝送すると、オールマイティとして扱われ、どれかのセットに1枚加えることができる。ただし、エリジウムでは市民一人につき−2VP)

■それを逆手に、例えば1枚目の写真の時、敢えて緑を残す技がある。すると次巡以降、緑で取れるカードがないので、市民カードを取ることができる。(何かが取れる時は市民は取れない)

■伝送を優先したいラウンドでは、第一巡で「3伝送3金」の順番カードを取る手もある(次ラウンドビリになるが)。また、「2伝送5金」もバランスが良く人気があるので、取り合いになりやすい。

■オーソドックスに行けば、順子(1.2.3)を各色作って、早取りボーナス5VPを儲けていく戦略がよい。一色につき実質6+5=11VPになる。2位になってしまったら2VPしかないので、対子系(1.1…)に逆モーションしていく戦略が効率的。

■対子系を始めから狙うなら、序盤は、資金難になりにくい数字の1や2が狙い目だか、中終盤は、3を集めてボーナスタイル9VPを奪いたい。3.3.3.3.3の完成形は、12+9=21VPある。


このゲームには、アポロン、アテナ、アレス、ハデス、ヘパイストス、ヘルメス、ポセイドン、ゼウスの8つの神のカードセットが同梱されており、プレイにはそのうち5セット(5色)使うことになっています。

プレイ感をそれぞれ試しながら、お好みをセレクトする形を採っています。


アテナ(黒)…伝送の数、お金、VPトークンを獲得させる効果が多い

ハデス(茶)…伝送の数を増やす効果が多い。視認性良し

ヘパイストス(黄)…お金を獲得させる効果が多い。視認性良し

ポセイドン(青)…全員攻撃の効果が多いので楽しく、盛り上がる

ゼウス(紫)…VPトークンを獲得させる効果が多い。視認性良し

アポロン(緑)…次ラウンドに使うカード4枚も公開する

アレス(赤)…専用の勝利トークンのマジョリティを争う

ヘルメス(白)…エリジウムにあるカードの能力も使う


上の5つが、視認性が良いと思います。


「バトルライン」のめくり運が、公開のドラフトとなったような、戦略カードゲームです。

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