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  • 2人~4人
  • 90分前後
  • 14歳~
  • 2019年~
280名
3名
0
4年弱前

10年の歳月を経て戻ってきたエジツィアのリメイク。

ナイル川に沿って配置されたアクションスペースにワーカーを置いていくワーカープレースメントであるが、アクションは上流から下流へとダウンストリームにしか選択できないところが独特の早取り要素をもたらしている。

勝利点は基本的に建造物(原版から1つ追加されている)やスフィンクスカードから稼ぐというシステムが、最近のポイントサラダ的なゲームとは異なりむしろ新鮮に感じる。あっちこっちから得点を稼ぐのではなく、いくつかの特定の得点源からの効率をより高めていくという流れになる。

ワーカーに能力というパラメーターが付与されており、適宜これを高めながら進行していくが、古典的なワカプレではよく見られる、ワーカーへの食糧支払いがあることも今日びでは1つの特徴といえるだろう。ワーカーの能力を高めるほど、必要となる食糧は増加する。このあたりのリソース獲得の振り分けバランスはしっかり考えないと思わぬペナルティを受けることになってしまう。

また、ワーカーの配置について、1人から2人目、3人目となるにつれて選択肢は狭まっていく。つまり相手の動きを予測することが強く求められるわけで、これをインタラクションがあって面白いととるか、不自由でつまらないととるかでこの作品への評価が変わってくると思う。

このゲームにはアクションスペースにランダムに置かれるナイルカードと、特定のアクションにより獲得できるスフィンクスカードの2種類のカードがある。ナイルカードは食料、石材等リソース獲得やアクションに伴う特殊効果に関与し、スフィンクスカードはゲーム終了時に、カードに記載された条件を満たすと得点となる。これらの多くにはアイコンと1-3行の説明文が記載されているが、アイコンだけでは効果が分かりずらいのが、言語依存という点で少々残念である。

ここ数年は様々なゲームがリメイク、拡張付き再販、デラックス化などされているが、このシフティングサンドんについては新規要素の追加やカード効果の調整(前版は非常に強力、とまではいわなくても特定の状況下でかなり有用なカードもみられた)などもあり、ボードのデザインも改善されていると感じる。言語依存は若干ネックとなるため、日本語化するか、(出るのであれば)日本語版を待つのも良いかもしれない。有志の方が和訳シールは公開してくださってはいる。

とはいえ、もともとが純粋なワーカープレースメントであるゆえに、10年という期間がこのゲームをやや古いものと感じさせてしまうことも否めない。

前版であればYUCATAでプレイすることができるため、興味があれば一度そちらをプレイしていただきたいと思う。

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