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  • 2人~5人
  • 20分前後
  • 10歳~
  • 2019年~

ザ・クルー:第9惑星の探索Masayuki Kunimitsuさんのレビュー

344名
2名
0
4年以上前

協力型トリックテイキング「The Crew:第9惑星の探索」


607551984

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ゲーム内容:
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一般的なトリックティキングゲームをベースにして、与えられた課題をプレイヤー全員でクリアしていくゲームで昨年のエッセンの人気投票で1位を獲得、今年のドイツゲーム年間大賞の黒ポーンにもノミネートされているゲームです。プレイヤー人数3-5人(特殊ルールで2人でも可能)、プレイ時間20分。

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一言感想:
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協力して上手く課題をクリアできた時の達成感はプライスレス。トリックテイキング好きの人は是非ともプレイをお勧め!

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レビュー詳細:
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昨年のエッセンで話題となったゲームで日本での流通を心待ちにしていました。日本ではジーピーが取り扱っています。現在、完全日本語版の前に英語版に日本語ルールブックを添付したものが少量流通しています。

↓左から日本語版ルルブ、箱、英語版ルルブ。

Img_4031

さて、ベースとなるのはマストフォロー、切り札ありの一般的なトリックテイキング。スートは4種各9枚、切り札は4枚で合計40枚。

Img_4032

これを各プレイヤーに配り切ります。(3人の場合は1人だけ1枚多い)

ここで課題が与えられます。課題カードはプレイカードよりも一回り小さいカードです。

例えば、あるプレイヤーにこの桃色3が課題として与えられたら、トリックテイキングで桃色3のカードを回収できれば課題クリアです。

↓左が課題カード、右がプレイカード。

Img_4037

例えば、下のプレイヤーがスタートプレイヤーで桃色3のカードが課題として与えられた状態で、桃色9をプレイした状態です。時計回り順に桃色5、桃色3がプレイされたので、下のプレイヤーがこのトリックに勝利して、今回プレイしたカードを全て回収します。回収したカードの中に桃色3が含まれているので課題をクリアしました。

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下のプレイヤーがスタートプレイヤーで桃色3が課題の場合、黄色9でスタートした場合です。右のプレイヤーが黄色がなかったとすれば他のカードをプレイできますのでここで桃色3を放出して、下のプレイヤーがこのトリックに勝利して、桃色3を無事回収できました。

Img_4035

ステージが進めば課題の枚数も増えますし、課題のクリア順までも指定されて徐々に難しくなっていきます。

もちろん、お互いの手札の内容についておしゃべり可能であれば、ゲームは簡単でしょう。でも、このゲームは宇宙空間で行われている設定なので、おしゃべり禁止なのです。(^^;

ですので、協力ゲームにありがちな奉行問題は発生しません。だってしゃべれないんだもん。

ただ、それだけであればただの運ゲーに成り下がりますが、不完全ながらも意思疎通の手段は用意されています。

各ラウンドで1回だけ、各プレイヤーは自分の手札を1枚さらして、その上に緑のマーカーを置くことで自分の状況を他のプレイヤーに伝えることができます。緑のマーカーの配置する場所も重要な情報となります。マーカーを上に置けば「手札の中でこの色でこれが一番強い」、下に置けば「手札の中でこの色でこれが一番弱い」、真ん中に置けば「現時点でこの色はこのカードが唯一のカード」と表現できます。

Img_4036 

上のこの例であれば、「このプレイヤーの手札の中で桃色は7が一番強いカードです」を表しています。このプレイヤーの課題は桃色3ですので、「桃色7で勝てるときに桃色3を放出してね!」という意味になります。

この意思疎通がうまくいったときの達成感は序盤でも十分味わうことができます。

いやぁ、楽しい!

問題点は、課題に失敗した時に戦犯がはっきりしやすい事。ですので、トリックテイキングに慣れていなくて責められることに不慣れなプレイヤーはしんどいでしょう。できれば気心知れた人同士で遊ぶのが安心かも。

最初の方の課題は難しくないので、トリックテイキングの入門編にいいかも・・・というお話もありますが、まったくのトリックテイキング初心者には厳しいかなぁ・・・と個人的には思います。どうしても初心者が入るときは、経験者の方は優しくしてあげてください。最初の方はおしゃべり禁止の制限を外してもいいかも。

課題シナリオは全部で50。いろいろバラエティに富んでいますので、うんうん唸りながら楽しめること事間違いなし!

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最後に:
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トリックテイキングをベースにしているので、どうしても好き嫌いはあると思いますが、制限された意思疎通の中で課題をクリアしていくところは2年前に発売されたThe Mindにも達成感を感じることができますし、慣れてくるとお互いの手札が透けてくることがあります。こうなるともう快感ですよ。えぇ、快感。(^^)

機会があればプレイしてみてください!

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Masayuki Kunimitsu
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