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  • 2人~7人
  • 20分~60分
  • 10歳~
  • 2000年~

あやつり人形malts_yさんのルール/インスト

4859名
2名
0
6年弱前

あやつり人形のインスト(上から読むだけでインストになります)


■ 0 準備

 (使うもの)初版,または拡張抜きの基本セットです。キャラクター・カード(1暗殺者,2泥棒(盗賊),3魔術師(奇術師),4国王(王様),5伝道師(司教),6商人,7建築家,8傭兵(将軍))。建物カード(黄12枚,青11,緑20,赤11,紫12)。金貨。王冠。

 建物カードをすべてシャッフルして各プレイヤーに4枚ずつ配ります。これが最初の手札です。残りは伏せて山札にします。各プレイヤーは金貨を2枚(2ゴールド)ずつ受け取ります。残りはまとめて銀行とします。

 スタート・プレイヤーを決め,その人が王冠を受け取ります。


■ 1 ゲームの目的

 都市に建物を建てていきます。誰かが8つ建物を建てるとゲーム終了で,建てた建物の価値で勝利が決まります。


■ 2 手番にやること

 自分の手番では,まず次の2つのどちらかを行います。

   1つ目は,金貨を2枚もらう。

   2つ目は,建物カードの山札の上から2枚引いて見てから,1枚を手札に入れ,1枚を山札の底に戻します。

○ 建物を建てる

 次に建物を1つ建てることができます。手札から建物カードを出して自分の前に置き,カードの左上の金貨の数だけ金貨を銀行に支払います。1人のプレイヤーが同じ名前の建物を2つ建てることはできません。

 建物カードの左上の金貨の数はコストであり,建物の価値でもあります。プレイヤーは建てた建物の価値の合計を競うことになります。建物の左下には,黄,青,緑,赤,紫の5色の円があり,建物の種類を表しています。

 全員が1回ずつ手番を行うと1ラウンド終了です。


■ 3 キャラクターを選ぶ。6人プレイの場合(+7人の場合)

 最初のラウンドで,各プレイヤーは8つのキャラクターのどれかを1つずつ選びます。その手順は・・・

 スタート・プレイヤー(王冠を持っている人)がキャラクター・カード8枚をシャッフルしてランダムに裏向きに1枚,場の中央に出します。これはこのラウンドで使われないキャラクターです。スタート・プレイヤーは残りのカードを見て,好きなキャラクターを1枚取って自分の前に伏せて置きます。残りのカードを時計回りに次の人に渡します。次の人も同じようにキャラクターを選んで,これを続けます。最後の人は2枚から1枚を選んで,残りは場の中央に伏せます。

 7人プレイのときは,最後の人には1枚しか回って来ません。この人は最初に伏せられた1枚を引いて合わせて2枚からキャラクターを選びます。


■ 3’ キャラクターを選ぶ。5人プレイの場合(+4人の場合)

 5人プレイの場合は,スタート・プレイヤーが最初に場の中央に裏向きに1枚出したあと,ランダムに表向きに1枚場の中央に出します。これもこのラウンドで使われないキャラクターですが,公開です。その後,スタート・プレイヤーがキャラクターを選びます。

 4人プレイの場合は,公開するカードを2枚にします。

どの場合でも最後に選ぶ人は2枚から1枚を選ぶことになります。

プレイ人数
裏向き 表向き
4 1 2
5 1 1
6 1 0
7 1 0


■ 4 特殊能力と手番順

 キャラクターには特殊能力があります。すぐあとで順番に説明します。特殊能力は手番中いつでも1回だけ使うことができます。

 またキャラクターによって手番順が決まります。

 選んだキャラクターは1ラウンド限りで,全員が1回ずつ手番を行ったら,次のラウンドではキャラクターを選び直します。


■ 5 ラウンドと特殊能力

 最初のラウンドではスタート・プレイヤーが手番順をコール(読み上げ)します。

○ 1 暗殺者

 1番暗殺者とコールしてください。暗殺者の人はキャラクター・カードを表にして正体を現します。そして,誰かを暗殺します。暗殺はキャラクター名で,魔術師を暗殺します,のように指名します。暗殺された人はそのときは名乗り出ません。あとで自分の手番になったとき,キャラクター・カードを表にして,自分の手番は飛ばされます。

 それから暗殺者は自分の手番を行います。つまり,金貨を2枚もらうか建物カードを2枚引いて1枚手札に入れるかをして,建物を建てます。

○ 2 泥棒(盗賊)

 次にスタート・プレイヤーが2番泥棒とコールします。泥棒は誰かから手持ちの金貨をすべて盗みます。盗む相手を,暗殺者と暗殺された人以外から1人,キャラクター名で指名します。たとえば伝道師から盗みます,のように。

 盗まれた人はそのときは名乗り出ません。あとで自分の手番になったとき,そのときの手持ちの金貨をすべて泥棒に与えます。自分の手番内に新たに得た金貨は泥棒に渡す必要はありません。

○ 3 魔術師(奇術師)

 次に3番魔術師です。魔術師の特殊能力は次の2つのうちどちらかで,手番中いつでもできます。

 1つ目は他のプレイヤー1人と自分の手札をそっくり交換します。このときはキャラクター名ではなく,プレイヤー名(実名)で指名します。自分の手札が0枚でも相手と交換できます。

 2つ目は,手札から何枚でも山札の底に戻して,同じ枚数だけ山札の上から選んで手札に入れます。

○ 4 国王(王様)

 4番目は国王です。国王は自分が建てている建物の左下に黄色の円があれば,その数だけ金貨をもらいます。特殊能力は手番中1回いつでも使えるので,この手番中に黄色の建物を建てて,その分の金貨をもらうこともできます。


(国王はラウンドのスタート・プレイヤー)

 国王になった人は王冠を受け取り,このときからキャラクターをコールする役割をします。国王は次のラウンドでは最初にキャラクターを選択します。ここはあとで説明します。

 国王のキャラクター・カードが伏せられたまま登場しなかった場合は,前の国王が次のラウンドでも王冠を持ちます。

 国王が暗殺された場合は,国王の手番は飛ばされますが,ラウンドが終わったときにこの国王が王冠を受け取ります。

○ 5 伝道師(司教)

 伝道師は青色の建物の数だけ金貨を得ます。

 あとで傭兵というキャラクターを説明しますが,傭兵は建物を破壊することができます。伝道師の建物は傭兵に破壊されることはありません。

○ 6 商人

 特殊能力として金貨を1枚もらいます。さらに一般の手番として金貨2枚または建物カード1枚ももらえます。

 また,緑の建物から金貨を得ます。

○ 7 建築家

 特殊能力として山札の上から2枚引いて手札に入れます。さらに一般の手番として金貨2枚または建物カード1枚ももらえます。

 他のキャラクターは1回に1つの建物しか建てられませんが,建築家は3つまで建てることができます。

○ 8 傭兵(将軍)

 赤の建物から金貨を得ます。

 場にある建物から1つを破壊することができます。破壊のためのコストは,建築コスト・マイナス1ゴールド(金貨)です。元々1ゴールドの建物は無料で破壊できます。自分の建物を破壊することもできます。

 既に8つの建物を建てた人の建物を破壊することはできません。


■ 6 紫の建物

 紫の建物を建てると,その特殊効果を得ることができます。例えば,

  ・幽霊学校・・・収入に関してこの建物は何色と見なしてもよい。あなたが国王なら黄色と見なして金貨を得られます。

  ・幽霊屋敷・・・得点計算のときこの建物は何色と見なしてもよい。あとで説明しますが,建物を5色すべて建てるとボーナス得点が得られるのでその時に使えます。


■ 7 次のラウンド

 全員がコールされたら1ラウンド終了です。国王[王冠を持っている人]がキャラクター・カード8枚を集めて,シャッフルして,1枚伏せます[前述のようにプレイ人数によってカードを表にする場合もあります]。残りのカードからキャラクターを1つ選んで時計回りに次の人に渡します。


■ 8 ゲームの終了と得点

 誰かが8つ以上の建物を建てたら,そのラウンドの終わりまで行ってゲーム終了です。得点は,

 ・建物の価値(左上の金貨の数)・・・金貨のアイコン1つについて1点

 ・最初に8つの建物を建てた人・・・4点

 ・それ以外で8つの建物を建てた人・・・2点

 ・5色の建物すべてを建てた人・・・3点

  これらの合計が最も多い人の勝ち。手持ちの金貨は得点になりません。


■ 9 参考:版による違い

 ○ 勝利条件

    初版(2000年)のメビウスゲームズ訳では,同点の場合は建物の価値合計が高い人が勝ち。Citadelsを翻訳したアークライトの完全日本語版(2006年)ではその記述なし。

 ○ 特殊能力を使うタイミング

    初版では,商人が緑の建物で金貨2枚を得て,その金貨を使って緑の建物を建て,建てた建物から金貨1枚を得るという例が載っています。

    完全日本語版では,特殊能力を使えるのは1手番中に1回となっています。上の例のようなことは,特殊能力を2回使うことになるので,できません。


 ○ 紫の建物―大学とドラゴンの守り

    この2つの建物のコストは金貨6枚で価値は金貨8枚です。傭兵が破壊するには金貨8-1=7枚必要となっていましたが,6-1=5枚に改訂されました。


○ 暗殺された人は

    元のルールは暗殺された人はコールされない,だと思います。したがって誰が暗殺されたかラウンドの終わりまでわからない。

    完全日本語版では暗殺された人はコールされたときに正体を現すとなっています。


 ○ 同じ名前の建物を2つ建てられない

     版によって書いてあったり書いてなかったり。このルールを忘れてもゲームに大差ないと思います。

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