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  • 1人~5人
  • 60分~90分
  • 14歳~
  • 2023年~

エイピアリーじむやさんのレビュー

49名
1名
0
約2時間前

大鎌戦役やウイングスパンのSTONEMAIER社から出た1~5人用ワーカープレイスメント。テーマが人類衰退後に派遣を得たハチの宇宙進出だったり駒の押し出しがあったりと変わり種な印象を受けましたが、実際やってみると色々なゲームのいいところを集めたわりとオーソドックスなゲームという印象に変わりました。ソロプレイのみですがご紹介です。


ゲーム概要

プレイヤーはそれぞれのハチの陣営を担当します。最初は拠点となるハチの巣も狭く、資源も少なく、働きハチ(ワーカー)も限られています。ワーカーは使用するごとに強化されていきますが、最大強化後は「冬眠」してしまいます。こういった前提のもと、惑星を探索したり資源を集めて巣を拡大したり、得点源となる彫刻を作ったり、女王バチの寵愛を得る行動をしながら、一定数のハチが冬眠するまでにどれだけ得点を稼げるかというゲームになります。

終了条件:プレイ人数に応じた数のハチが冬眠した後、全プレイヤーが1アクションずつやって終了。

勝利条件:いろいろなところから獲得できる得点がゲーム終了時に最大であること。


全体マップとアクション

ワーカーを置くことでアクションを行うエリアが6つあります。ワーカーの数字が1~3は通常、4は別アクションが実行可能です。

①探索:女王船を数字分進め、トークンがあれば獲得+惑星配置。惑星からは資源が獲得でき、4の時は書かれている効果も適用。


②進歩:拠点に配置することで様々な効果のあるタイルを獲得。種類は緑:生産、青:永続効果、赤:即時効果の3つで、それぞれ必要なコストも異なります。置かれているワーカーの数字によって取れるタイルが限られます。4の時は追加得点。


③変換:資源の変換や、ゲームごとに異なるダンス効果を使える(設定後)。4の時はダンス効果を設定。


④彫刻:強さ4のワーカーでしか実行できない。コストを払ってタイル1枚獲得。終了時条件に応じた勝利点。上記②の進歩と違い、補充はされない。


⑤研究:カードを獲得し、自分の手番前後(獲得時含む)に好きな枚数プレイ可能。4の時は自分のマットに差し込む(蒔く)ことができ、終了時得点に。


⑥成長:ワーカーや追加フレーム(拠点のタイルを置ける場所拡大)の獲得などが行える。元の拠点は狭い&フレームはタイル4マス分で追加ボーナスもあり、埋めると勝利点にも。4の時は初期タイルを改良(裏返し)することができます。


そのほか、右下には「冬眠巣」があり、条件を満たした場合に冬眠トークンを1つ配置します。描かれた絵柄に応じたボーナスがあり、終了時には枠ごとの最多数で得点を得ることができます。外周は得点トラック、下の外周は「女王の寵愛」トラックで、条件を満たすごとにトークンを進め、ゲーム終了時に到達した場所の勝利点を得ることができます。


個人マップ

全5枚からランダムで選択。これによりプレイヤー色も決まります。そこに初期タイル、これまた20枚から選択して配置。かかれた初期資源を貰ってスタートという流れ。以降資源を獲得した場合はタイル上に置けますが、枠がなかったり使用済みだったりすると資源が獲得できません。そういったときは返却して、そのかわりに女王の寵愛トラックを1つ進めることができます。

見ての通り狭い&初期タイルは3枚分しかないので、フレーム追加や新規タイル獲得が急務となります。


手番の動きとワーカーの押し出し&冬眠

自分の手番では、ワーカーをどこかに置いてアクションを行う「配置手番」と、ワーカーを回収する「回収手番」のどちらかを行うことになります。

ワーカーと冬眠トークンは全員共通の「ドックマット」に置かれます。

上段が活動中エリア、下段が発着エリアとなります。


配置手番だと、活動中エリアのワーカーを1つどこにでも置けます。それこそ自分や他のワーカーが埋まっていても選択できます。その場合、置かれていたワーカーが「押し出し」され、枠外になると①強さを+1して自分の活動中エリアに移動か②強さはそのままに自分の発着エリアに移動のどちらかを選択します。①なら次手番で使うことができ、②だと回収手番の際に上に戻すまで強さ据え置きです。

回収手番は使用済みワーカー(ボードと発着エリア)を活動中エリアに動かすもので、その際強さを1上げて、回収したワーカーの数だけ緑タイルからの収入を得ます。

押し出されたワーカーや回収したワーカーが4だった場合は「冬眠」になります。ワーカー駒が共通サプライに戻され、自分の冬眠トークンを冬眠巣の空き枠に1つ置きます。


ソロプレイ

安定のオートマファクトリー謹製。例によってオートマカードをめくるだけの簡単仕様。

オートマは専用のマットを使い、ボードは使用せず資源やカードの獲得もありません。点数もゲーム中の勝利点トラックの進度+取られた各種タイルやトークンを難易度に応じて変換して加算するだけ。


ただワーカーは5体使うし、冬眠処理後即難易度に応じた強さ(2か3)のワーカーとして即復活してきます。ゾンビか。

【初期配置:難易度3。難易度は6段階あり、5と6は裏面の「上級」を使用します】


初プレイ時の終了時はこんな感じ。彫刻6まいのうち4枚持っていかれました。


感 想

面白いか否かで言うと面白い。ただ色々な元になったであろうシステムがあって、それが綺麗にまとまっているなという印象。いいところが集まっていると取るか目新しいものはないと取るかは判断が難しいところ。

ワーカー押し出しで選択肢が邪魔されないのでのびのび選択できますが、押されたワーカーが強化されたり冬眠巣を先に埋められたりと緩く塩を送る行動になるので、その辺の塩梅が面白いと思われます。

点の取り方も仕込みが必要だったり、押された際の強化or収入の選択とか、ちょこちょこ悩ましい要素あり。そういう意味では複数人でプレイした方が楽しそう。ただ、得点が「終了時〇〇」というのが多いので、わりとぬるっと終わって、蓋開けてみたら勝ってた・負けてたになりやすい気がする。

あとはハチの巣マットも初期タイルもランダム選択だし、出てくるタイルやカードも違うのでリプレイ性はきっちり担保されている。

ソロに関しては、めくりにもよりますが結構な勢いでタイルやトークンを持って行きます。特に彫刻。相手の好きにさせつつ上回る得点をとるのか、何かしらカットした方がいいのか、早期決戦しかけたらいいのか、現時点(3回プレイ)では方向性がわからない。難易度2で勝った時は、研究でいいカードが差し込めて、それでもギリギリ勝利でした。冬眠しても一時的にもワーカーが減らないゾンビ仕様もあり、歯ごたえは十分。

ということで、ソロでもしっかり遊べます。オートマ強いけど。多人数とプレイ感はだいぶ違う気がするけれど。

私は好きですが、おいそれとおすすめですって言えない価格帯(万円超)なので、どこかでお試しプレイされてみてはと思うところです。

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山彦
じむや
じむや
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