アグリコラoshio_senseiさんのルール・インスト

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投稿日:2017年02月17日 11時48分

173名に参考にされています投稿日:2017年02月17日 11時48分

舞台は17世紀のヨーロッパ。技術はそこまで発達しておらず、農耕が厳しい時代。

みなさんは未開墾の土地・2人のつがいの夫婦と・2部屋の木の家を持っている慎ましやかな状態から始め、

農場を開拓し、牧場に動物を飼い、家の拡張を行っていき、より良い農場を築いてください。

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手元には、つがいの夫婦を表す家族コマが2個が、ボード上の木の部屋の上に乗った状態から開始します。

プレイヤーは、各ラウンド、手元の家族コマを所定の「仕事場(アクションスペース)」に置くことで、

仕事(アクション)を行っていきます。

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●ラウンドの流れ

ゲームは合計14ラウンド実施され、14ラウンド終了時の農場の状態により、点数計算が実施されて勝者が決定されます。

1ラウンドの構成は、「ラウンド開始」→「アクション」→「帰宅」の3ステップになります。

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○ラウンド開始

ラウンドカードが1枚、仕事場に公開されます。

ラウンドカードの表側には仕事が記載されており、ラウンドが進むごとに仕事場が1つずつ増えていくイメージとなります。

(例:ラウンドカードをめくると、「石1個を獲得」が表に向けられました。次ラウンド以降、このアクションも選択肢に追加される形となります。)

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○アクション

スタートプレイヤーから時計回りに、手元の家族コマを1個、仕事場に置きます。

仕事場に書かれた内容をその段階で実行します。

仕事場は原則早い者勝ちのため、ラウンド内に誰かが先に行われたアクションは置くことはできません。

(例:Aさんは「小麦を1獲得」するアクションに家族コマを置きました。Aさんは小麦1個をストックから獲得しました。)

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○帰宅

全員が手元の家族コマを置ききったことが確認できた場合、

全ての家族コマを手元のボードに戻します。

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●収穫

規定のラウンド終了時(4, 7, 9, 11, 13, 14ラウンドの終了時)、次ラウンドが開始される前に、

全プレイヤーが同時に行う「収穫」という特殊イベントが発生します。

イメージとしては、決算のようなものと思ってもらえれば問題ありません。

「収穫」の度に、畑に植えられた作物を獲得したり、家畜が繁殖で頭数を増やしたりといった畜産・農業ならではのイベントが発生します。

また、この段階で家族コマの数に応じて、食料を支払い、家族を養う必要が発生します。

この食料供給がこのゲーム最大のキモにして厳しい要素となります。

もし食料を支払うことができない場合、その食料数に応じて物乞いカード(マイナス勝利点)を受け取ることとなります。

マイナス点がかなり大きいためプレイヤーには大打撃、基本的にカードは受け取らないように食料を確保するべきです。

このゲームは、食料確保(次の収穫をしのぐための直接的な食料繰り)と、農場発展(点数獲得がメインで、食料確保に繋がりにくい行動)を常に天秤にかけながら取捨選択を繰り返すゲームとなります。

「農場発展」は点数を確保するための行動になりますが、

ベースが完成すれば、農作物や家畜の利益を少しだけ家族のために食料とすることで、長期的な、安定的な食料基盤の構築につながります。

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ここからは、このゲームの二大要素の一つ、農業について記載します。

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●農業

農業を行うには以下のステップを踏む必要があります。

「畑を開墾する」→「種を手に入れる」→「種を蒔く」→(収穫を待つ)

このステップはそれぞれ、対応するアクションが仕事場にありますので、ボードを見れば把握しやすいと思います。

このゲームにおいて、農作物は二種類(小麦、野菜)があります。

価値としては、「小麦」<「野菜」と認識してもらって問題ありません。

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○畑を開墾する

畑のタイルを自身のボードに配置します。最初の1枚目は自由に配置できますが、

2枚目以降は既にある畑タイルに隣り合うように配置してください。

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○種を手に入れる

「小麦1を獲得」や、「野菜1を獲得」のアクションです。

小麦や野菜はそのまま食料としてしまうことも可能ですが、種として使って増やしてから食料にするほうが効率が良いです。

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○種を蒔く

開墾した畑に種をまきます。畑タイルに農作物1個(小麦or野菜)をまいてください。

そこにストックにある小麦or野菜を増分として追加で獲得し、畑タイルの農作物に積み上げます。

小麦ならストックから2個、野菜ならストックから1個獲得し、積み重ねます。この数が1回の種まきで得られる増分となります。

小麦1個を小麦3個に、野菜1個を野菜2個に増やすイメージです。

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○収穫を待つ

農作物は前述の「収穫」フェーズで収穫することができます。

ただし、1回の収穫で全ての農作物を収穫はできません。収穫の度、畑から積み上げた農作物の上澄みを1個手元に回収するイメージとなっており、

小麦を植えた場合は最低、3回の収穫を迎えないと畑から全ての農作物を獲得することはできないのです。

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●畜産

畜産は動物を飼育することです。

畜産は以下のステップを踏む必要があります。

「木を獲得する」→「材木で柵や厩を立てる」→「動物を収納する」→(収穫を待つ)

このゲームにおいて、家畜は三種類(羊、猪、牛)があります。

家畜の価値としては、「羊」<「猪」<「牛」と認識してもらって問題ありません。

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○木を獲得する

説明が遅れましたが、このゲームには資源は以下がございます。

→農作物:小麦、野菜

→資源:木、レンガ、石、葦(あし)

→家畜:羊、豚、牛

柵を立てるには木が必要なため、手始めに資源の獲得が必要となります。

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○材木で柵や厩を立てる

→柵

木を消費することで柵や厩を建築します。柵は1本配置につき木1を消費します。

イメージ、小さな正方形の柵を囲って小さな牧場を立てる場合は柵を4本(木4個)で囲って作ります。

柵を立てるルールとしては、しっかりと囲いきることが条件となっており、中途半端な柵は立てることはできません。

資源が許す限り、一度に何個も自由に立ててもいいですが、必ず柵として囲いきって完成させてください。

また、畑と同じく、柵を付け足す場合は既存の柵に隣り合うように配置してください。

→厩(うまや)

厩は柵の中にも柵の外にも自由に配置できます。建て方はプレイヤー次第です。

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○家畜を収納

完成した柵・厩には動物を入れるスペースとなります。

動物は今までと同じように、仕事場から動物を獲得するアクションがあります。

このアクションを実行することで、自身の牧場に動物が格納できます。

(もし、収納しきれない場合は、動物は農場から逃げてしまいます。)

牧場として動物を入れるスペースは決まっております。

原則家には1匹、動物を飼えます。家とはゲーム開始時に全員が持っている2部屋の家のことです。ペットという扱いで、1匹を自由に飼うことができます。

つまり、ゲーム開始時は全員1匹は何かしら動物を飼うことができる状態です。

牧場(柵で囲ったスペース)は動物を入れることができます。収容可能数は牧場に広さによって決まっており、1マスにつき2匹収容できます。

木(柵)を8本使った2×2(4マス)の広さの牧場ならば、8匹収容できるイメージとなります。

注意点として、1つの囲いの中には1種類の動物しか入れることはできません。異種間はケンカしてしまいますので。

厩は牧場内、牧場外(柵の中、柵の外)で収容スペースが変わります。牧場外の場合は厩に1匹しか入れられません。家と同じです。

ただ、牧場内になると厩は、「スペースの収容量が2倍になる」という効果になります。

つまり、2×2(4マス)の牧場に厩が1件ある場合、本来8匹だったスペースが倍増して16匹まで収容できるようになります。

(4マス×2匹(1スペースあたりの収容量)×2(厩ボーナス))

戦略としては、牧場を立ててから厩を建てたり、厩を建ててからあとで柵で囲うなどの戦略があります。

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○収穫を待つ

家畜も同様に「収穫」フェーズで収穫することができます。

家畜の収穫とは、繁殖を指し、動物が増やすことです。条件としては、以下の2つの条件を満たしていることです。

→1種類の動物が2匹(つがい)がいること

→誕生する動物が収納できるスペースがあること

(ちなみにつがいは、離れていても問題ありません。時空を超えて繁殖します。)

また、家畜の繁殖は1種類ごとに1回づつ判定があります。

羊が10匹居たとしても、繁殖で増えるのは収穫毎に1匹のみとなります。

(収穫のたびに、増えた家畜1匹を食料にしていけば、放おっておいても食料が得られる、そんな不労所得の完成です!)

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●その他(増改築)

今までは農業・畜産の仕事について説明しましたが、まだこのゲームには重要な要素が残っています。家の増改築です。

○改築

家をグレードアップすることができます。

木の家→レンガの家、レンガの家→石の家へとグレードアップします。

改築は農業の助けになることは基本的にはありませんが、石の家に住んでいることだけで、高い勝利点が獲得できるため積極的に狙うべき要素です。

○増築

家に部屋を増築して部屋の数を増やすことができます。

増築は改築以上に非常に重要な要素です。

○家族を増やす

このゲームはアクションスペースにて「家族を増やす」というアクションがあります。

このアクションを実施するにあたり、条件があり、「増えた家族を収容する部屋がある」ことです。

ゲーム開始時は、2部屋に2人の家族からとなりますので、家族を増やすためには、必然的に部屋を増築する必要が出てきます。

ただ、家族を増やすことは、1ラウンドで行える仕事(アクション)が1回分増える形になりますので、純粋に強力です。

多少のリスクを負ってでも積極的に家族を増やしていくべきです。

当然、家族を増やすということは、収穫時に支払うべき食料が比例して増加していくことになるので、さらに家計は火の車になることはお忘れなく…

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●大きな進歩

「かまど」、「井戸」などの文明の利器です。

共通の場に早い者勝ちで並んでいるカードたちで、獲得には一定の資源が必要になります。

イメージ、小麦や野菜をそのまま食料として扱うことも可能ですが、

調理して食べたほうがより高効率で食料にすることができます。

生で食べても美味しくないですもんね。

家畜は貴重な食料になりますが、こちらは流石に生では食べられないので調理できる環境が必要になります。

大きな進歩とは、そういった「調理」などの特殊な動きを解禁する能力を持っています。

そういったプレイヤーへの強いブースト作用を持った効果を持ちます。

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駆け足で説明しましたが、

このゲームの本質は、「収穫の食料供給」を手段を常に考えるゲームです。

農業や畜産は、それぞれが勝利点を取りに行くために必須な要素ですが、

それ以上に、農業・畜産を育てることは、食料の安定基盤の構築につながります。

最低限、家畜の繁殖できる環境を整えれば、放っておくだけで、収穫のたびに動物が増えるので食料が安定しますし、

農業も種をまくだけで自動で食料が生成されていきます。

目先の収穫に向けた食料確保と、長期的に見た際の安定供給基盤の構築、

それがこのゲームの一番面白く、一番悩ましい要素となります。

家族が増やす(労働者を増やす)ことは、供給しなければならない食料数が厳しくなりますが、

より、食料基盤確保が素早く構築できるようになります。

このジレンマを楽しみましょう。

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このゲームは「ファミリールール」と「通常ルール」の2つのルールがございます。

上記内容までの内容が「ファミリールール」と呼ばれる簡略化ルールです。

ここに、「小さな進歩」と「職業」というカード(ランダム要素)が入ったものが、

通常ルールと呼ばれるものとなります。

ファミリールールと通常ルールでは、ゲーム性が大きく違ってきますので、

ぜひ、通常ルールをお楽しみ頂きたいです。

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投稿イメージ
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作品データ
タイトルアグリコラ
原題・英題表記Agricola
参加人数1人~5人(120分~140分)
対象年齢12歳から
発売時期2007年~
参考価格未登録
ゲーム属性の評価ログインで評価可能
運・確率1
戦略・判断力14
交渉・立ち回り9
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘0
アート・外見6
クレジット
生まれた国日本のボードゲーム
ゲームデザインウヴェ・ローゼンベルク(Uwe Rosenberg)
アーティスト未登録
メーカー/販売ホビージャパン(Hobby Japan)ルックアウト ゲームズ(Lookout Games)

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