ボドゲーマでは、ユーザーの皆さまにより快適で安全にボドゲーマを利用していただくため、日々システムの開発や改善を行っています。
そんなボドゲーマの開発の実態をよりオープンにすべく、1週間を振り返る「ボドゲーマ開発週報」を公開しています。ご興味のある方は、ぜひ御覧ください。
ボドゲーマ開発報告
2021年6月15日(火)~21日(月)のリリース
・[仕様改善]オンラインストアの海外販売代行サービス「Buyee」に連携する商品を委託商品のみに変更しました。
・[仕様改善]オンラインストアの海外販売代行サービス「Buyee」に連携する商品に日本のゲームマーケットで販売された商品のタグを追加しました。
エンジニアぷちコラム
今週の担当はあらいです
ボドゲーマでの開発手法の紹介
今回は前回に引き続きまして、開発体制の話を。その中でも、少しエンジニアよりに踏み込んだ開発手法についてご紹介したいと思います。
ボドゲーマの開発には、アジャイル開発という開発手法を用いています。アジャイルとは、素早い・機敏な、といった意味のある言葉で、ウェブサービスやシステムを開発するときに、大きな単位で長い時間をかけて開発するのではなく、なるべく小さな機能などの単位で短いスパンで開発をすすめていく方法です。
ボドゲーマでは、現在も毎週のように機能の追加・修正している様子を皆様にお伝えしていますが、サービス開始した当初にはオンラインストアもコミュニティ機能もなく、ボードゲームのデータベースやレビュー投稿が主な機能でした。オンラインストアを開設した時点でも、委託販売やクーポン、海外への販売サービスとの提携といった機能はまだ存在せず、そのようなより便利になる機能はあとから開発されてきました。
もし、5年前のボドゲーマのサービス開始当初から機能満載のオンラインストアを用意してリリースしたい!という話になっていたら、サービスの開始は数年遅れて、今ほど皆様に利用してもらえていなかったかもしれません。
アジャイルではこのように、最低限必要な機能ができたらリリースすることを繰り返すことで、例えばユーザーのみなさまの声を聞いて、どんな新しい機能が必要なのか、この機能はもっとこうしたほうがいいから修正しよう、といったことを決めたり変更したりしながらサービスを改良することができる、ウェブサービスには特に合っている方法なのです。
一方、このアジャイルが用いられないシステム開発もあります。例えば銀行のシステムを開発するときなど、1円の計算のズレや不具合が決して許されないような、スピードよりも品質が何よりも優先されるときなどには、アジャイルではなく最初に綿密に計画を練り、順に工程を進めていくウォーターフォール型と呼ばれる手法が用いられることがあるのです。
現在はアジャイルというと、基本的にはシステム開発の手法ではありますが、最近はボードゲームや最近話題のマーダーミステリーといったゲームの制作においても、似たような手法をとることが出てきているようです。
従来のボードゲームの場合は変更したい点が見つかっても、すでに購入されたゲームを変更することは難しいですが、例えばルールを最初からインターネット上で公開している場合は、ルール変更・修正することは可能になります。また、オンライン上で完結するタイプのマーダーミステリーやTRPGでは、それこそアジャイル開発のようにユーザーの評価や感想をもとにシナリオの内容を逐次改良していくことがあるそうです。
少々脱線していまいましたが、ウェブサービスの開発も、アナログゲームの開発も時代に沿って新しい手法でよりよいものを作り出そうとしているのですね。
最後に
ボドゲーマでは現在Webプログラマーを募集しています。ご興味ある方は以下のWANTEDLY、Greenのページよりご連絡ください。