やっぱりいなばだ100人辞めても大丈夫！！atcktさんのレビュー

テーマはともかく、競りと経済ゲームで、プレイヤーによっては終始首を絞めあう展開になります。好みは選びますが、好きな人は好きなゲーム。私が好きな奴。

▼ゲームの概要

お金を持って、初期のカードを配置したらスタートです。

最初に競りをして、プレイ人数分あるカードから1枚選びます。
最初のこれらのカードは、いうなれば「雇用カード」です。

ワーカープレイスメントを後でやるんですが、そのワーカーを取れます。
また、同時にスタートプレイヤーも決まるので、競り値が重要になります。

次にそれらのワーカーを使って、材料の仕入れ、材料の加工、材料の出荷を行います。

また、一部カードは今後の定期収入となるカードもあり、選択が重要です。
ただ、もちろんワーカープレイスメントなので、早めに出荷を確定したい部分もあり、材料は腐るため、使い切りたい部分もあり。

そうして、最後に「ワーカーへの支払い」があります。
ここがこのゲームのポイントです。

というのは、ワーカーへの支払いは、自由に選べるためです。
例えば、5個ワーカーがあれば、合計で12の支払い、とすることができるのです。
逆に、０でも構いません。

自由すぎやしないか、と思われるかもしれませんが、１つルールがあります。

「全員、1つのワーカーへの支払金額は同じ」というルールです。
また、それを決めるのは「合計で」最大払ったプレイヤーとなります。

分かりにくいですね。分かりにくいです。

１．まず同時出しの結果、支払いの合計金額を見ます。
２．「合計」金額で最大を出したプレイヤーのワーカーを数えます。
３．ワーカー１つに付き、支払った金額を計算します。　「合計金額」÷「ワーカー数」＝「ワーカー１つの金額」（小数切り捨て）

これで、ワーカー１つに付き、支払わなければならない金額が出ます。

で、他のプレイヤーは、その金額分、ワーカー1つに付き支払わなければなりません。
ただし、払わなくても構いません。その場合は、そのワーカーを捨てなければなりません。

ちなみに、出した支払額は帰ってきません。
ちょっと計算が難しいですが、所持しているワーカーの数によって、「１つのワーカーへの支払いがトップより多いのに帰ってこない」こともあります。

何を言ってるか分からないかもしれませんが、そういう風になってます。

これを4ラウンド繰り返して、お金を稼いだ人が勝ちます。

▼プレイの感想

競りがしんどい、支払いもしんどい、他のプレイヤーが圧をかけてくる（ワーカーへの支払いを増やしてくる）と、首を絞める要素はたくさんあります。

そんな中、リスクヘッジをしつつ、やりたいことをやり、かつ、他のプレイヤーを苦しめるゲームです。

これが楽しいプレイヤーもいるでしょうし、苦しいだけのプレイヤーもいるでしょう。

楽しいプレイヤー同士で遊びましょうね。ゲーム慣れした人ほど楽しいかもですが。