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  • 1人~4人
  • 14歳~
  • 2022年~

ウェザー・マシーン山本 右近さんのレビュー

1036名
11名
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10ヶ月前

2022年発売が予定されているラセルダの最新作。プレイヤーは科学者となり、天候を自在に操る装置の開発や、NPCである天才科学者が開発したラディカルなマシンの稼働により発生したバタフライ効果を収めるために奔走し、科学者としての名声を上げるのが目的となる。

数回プレイしたところ、これまでのラセルダ作品と共通する点もあればそうでない点も感じられた。

アクション同士に関連性が強く、その組み合わせがパズルのような楽しさを生み出し、それでいてプレイヤー間のインタラクションも弱くないという点はこれまでのラセルダ作品と共通する点のように感じられた。

例えば、ブレイクスルーアクションをするには論文を執筆している必要があり、論文を執筆するには各エリアでボットを配置するアクションを行い各色のリサーチトークンを集める必要があり、それにはサプライアクションなどでボットを組み立ててワークショップに配置する必要があり、配置するスペースを確保するにはワークショップの拡張が必要で、以上全てのアクションには対応した種類のアクションポイントや対応するリソースの確保が必要となる。

またプレイヤーインタラクションとしては、アクションスペースによってアクション効率や貰えるボーナスが異なる上に、他のプレイヤーの振る舞いによってボーナスに変化があったり効率のよいアクションスペースが使えなくなってしまうこともあり、その辺りのシステムは動的なNPCの存在も含めてカンバンを彷彿とさせる。

逆に他のラセルダ作品と異なる点で言えば、テーマ性の薄さが挙げられる。これまでのラセルダ作品の多くはテーマ性が高く、ルール構成は複雑でもアクションによって自分が何をしようとしているのかがイメージし易く、少なくとも私にとってはそれがルールを理解する助けとなっていた部分があった。しかしこのWeather Machineでは各アクションの処理が1人の科学者として何をやろうとしているのかがとてもイメージし辛い。Vinhosのように、ワインの生産者として自分の土地に葡萄園を作る、というテーマと連動したアクション内容ではなく、ボットを配置したスペースに描かれている色の歯車とサブアクションが打てるタイルを交換する、といったような、テーマに置き換えてイメージし辛いシステマティックな色の強いアクションが殆どである。

ルール自体は他の作品と比べて難しいわけではないが、このイメージし辛さがルール理解を妨げることがあるかもしれない。

アイコンは比較的見やすく、アクションの手順も高度にアイコン化されており、イメージはし辛いもののアクションの手順はアイコンを追っていくと迷うことなくできるようになっていて、その点は好感が持てる。ただ、マシンパーツのアイコンと背景に描かれた歯車のアートが見分けがつきづらく、マシンパーツを支払うアクションではないのにマシンパーツが必要だという勘違いを誘発することがあったので、そこは改善して欲しかったなと思う部分だ。

ゲームとしては、得点要素がそれほど多くなく見通しはかなり良い。プレイヤー間の駆け引きが大事なゲームのように感じられた。ただモダンなゲームとしてはリソースの種類がかなり多く管理が大変で、他プレイヤーの個人ボードを確認しながらゲームを進めるのは他のゲームに比べても疲れてしまう部分はある。収束性は悪くなく1〜2手足りないくらいで終わるのだが、満足感より疲れが感じられる上にやりきれなかった不完全燃焼さも感じてしまう。

また、手番順による有利不利が少し感じられる点もあり、ポストセットアップサプライラウンドと呼ばれるゲーム開始時の特殊なラウンドにおいてはその終了時に手番順の変更を解決しない方がよりバランスが取れている印象を受けた。この辺りは好みによってハウスルールとして採用してみたいと思っている。

これまでのラセルダ作品が素晴らし過ぎたこともありネガティブな面を多く挙げてしまったが、非常に面白いゲームであることには変わりはない。見通しの良さはラセルダ作品でもかなり上位でそれがリプレイ欲を刺激してくれるし、リプレイによる自分の成長を感じやすく迷子になり辛いという点はこれまでのラセルダ作品に比べて異なるポジティブな点と言えるだろう。

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