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  • 1人~4人
  • 90分~180分
  • 13歳~
  • 2021年~

ナウ・オア・ネバー山本 右近さんのレビュー

200名
6名
0
約2ヶ月前

魔物によって荒らされた村を復興させるというテーマのゲーム。アバブアンドビロウ、ニアアンドファーと共通の世界設定を持つシリーズ作品で、この3作でトリロジーを構成する。

本作は4人の個性的な特徴を持つキャラクターから1人を選び、マップとなっているメインボード上を旅しながら、モンスター討伐、村の建物の建設、村人の救出、クエストや指令の達成などを進めていくという流れ。

このようなテーマとなっているが「建てた建物や救った村人が生産するリソースを売却しコインを得てそのコインを使いアクション数を増やす」というのがプレイヤーの主な動きになる。リソースは特定の組み合わせのセットで換金するとより効率的にコインを得られるので、この生産を上手くバランス良く行えるかがゲームの鍵を握る。最終ラウンドの生産フェイズで生み出したリソースは売却するとコインの代わりに勝利点となるため、この生産力の高さは勝利点にも直結する。

建物の建設には運要素はなく計画的に行えるが、助ける村人やクエストカード、探索タイルなどには引き運が影響するし、モンスターとの戦闘はダイスで行うので運要素は少なくない。しかし得意分野がそれぞれ異なるキャラクターやそれらの能力の強化は楽しく、また世界観がしっかりしておりその中を探索するというテーマは没入感が高く運要素はさほど気にならない。ストーリーモード用のシナリオも付属しており、様々な遊び方で楽しめそうだ。

インタラクションは基本的に早取り要素のみで、全体的に見て低めと思っていいだろう。また、フルゲームで遊ぶとかなり時間がかかるため、公式にショートゲームバリアントが提案されているのでうまく活用して楽しみたい。

カードとシナリオに言語依存が大きいので、カードの日本語化は必須。ストーリーモードのシナリオは探索したプレイヤーの左隣のプレイヤーが読み上げ探索プレイヤーがパラグラフを選択するので、全員が少しずつ読む機会がある。全員ある程度英語がわかるメンバーを揃えるか、あるいはGoogleレンズを使ってもプレイはできそうだ。もし日本語版が発売されればかなりプレイしやすくなるだろう。

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山本 右近
山本 右近
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