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  • 2人~3人
  • 17分前後
  • 8歳~
  • 2014年~

恐怖の歯医者白州さんのレビュー

117名
0名
0
1年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

3/10(ぶっちゃけ1つけてもいいくらいだが、一応、ゲームとして機能するし、破綻はしてないからこの評価)

箱絵からヤバさがにじみ出ているが、内容もマジでヤバいオランダのカードゲーム(笑)

ボードゲームのクソゲーチェックポイントをほぼすべてコンプリートしているといっても過言ではない作品で、二度と、こんな悲劇が繰り返されないようにここに記録しておく。

クソゲーポイント①:箱絵から雰囲気がヤバい
→本当にヤバいクソゲーは、遊ぶ前から不安を感じさせてくれる。なぜ、こんなイラストにしたのだろうか・・・。

クソゲーポイント②:テーマもヤバい
→歯医者になって、患者を治すゲームにすればいいものを、いかに患者に痛みを与えられるか(痛みポイントの獲得)を競うという狂気じみたテーマになっている。いや、もっとマシなテーマなかったのかよw

クソゲーポイント③:デザイナーズノートもヤバい
→このゲーム、本業が歯医者の人がデザインしたゲームらしい。さらには、家族で盛り上がっていたためか、知人の歯医者と今度遊ぶんだみたいな記載があり、まさに狂気としか言いようがない・・・。

クソゲーポイント④:ゲームシステムが作業すぎてヤバい
→このゲーム、自分の前に同じカードを並べることで得点を得られるのだが、ゆえに揃っているカードだけを出せばいいという選択の余地がほとんどないゲームになっており、一部では「オートメーションシステム」とまで揶揄されている(笑)

クソゲーポイント⑤:作業の癖にテンポを異常に悪くする世界観がヤバい
→このゲーム、歯医者はプレイヤーが1人という設定のため、一度にプレイできる患者カードは1種類までという、揃えようとしているカードが手札にこない限り、一生得点できないテンポの悪さを増幅させる世界観を採用。複数の患者カードがプレイできたら、まだマシだったのに・・・(一応、アシスタントカード使えば複数プレイできるのだが、もうどうでもいいw)。

※ちなみに他のサイトのレビューを読んで知ったが、今回、自分たちが遊んだルールは、自分の手番中だけ出せるカードが1種類という解釈(つまり、自分の前には患者が複数並んでいても良い)で遊んでいたが、本来は1人の患者の治療(一定枚数貯まるまで)しかできないというルールだった。そうでなくても超弩級の虚無だったのに・・・。

クソゲーポイント⑥:虚無しか生まないボイスルールがヤバい
→治療中の患者カードの2枚目以降はカードに描かれている「悲鳴」を実際に叫ばないとカード没収のペナルティという、ただでさえ集まりづらいカードをさらに集めづらくさせる収束性悪化ルールを採用。ウノの最後1枚のときに言うの面白いから、たくさん言わせればもっと面白いよね!みたいな勘違いから生まれた虚無を体験できます。無論、無視でプレイ(というか、普通に忘れてた&誰も指摘する元気がないほどヤバいゲームだった)したが、それでも虚無しかなかった。

クソゲーポイント⑦:大量の直接攻撃カードがヤバい
→クソゲーの定番「とりあえず、他プレイヤーを攻撃するカードを入れる」も当然の如く、搭載。その火力も凄まじく、全カードの約1/3を占めている。ストレスしか生まないし、後半は虚無過ぎて、ストレスすら感じなくなった(笑)

クソゲーポイント⑧:直接攻撃を回避するための専用カードがヤバい
→⑦とセットになることの多いクソゲーポイントの1つ。当然、このゲームにも搭載済み。「◯◯で攻撃されてるときは、このカードで無効化できるよ!」として、無駄なやりとりをさせて、収束性を悪くする&ストレスを貯めるのコンボ。今の時代においては、まさに天然記念物ものである。

クソゲーポイント⑨:粗すぎる得点アップカードがヤバい
→このゲーム、得点を増やすことができるカードがあるのだが、それがバランスをぶち壊している。普通に追加得点として+4点とかのカードもある中、なんと、x2倍やx3倍のカードがあるし、なんならこいつらコンボさせれば、x6倍とかにもなるのである。ちなみに基本得点は最低でも2桁あるので、大きいやつだと基本点で30点超えるので、+4点とか雀の涙でしかない。ここまで雑なゲームバランスは呆れを通り越して笑えてくれるレベル。

クソゲーポイント⑩:ストレスのたまるかけ算をさせる点数バランスがヤバい
→かけ算するなら、30点とか10点とかにすりゃいいのに、24点とか28点とか、明らかにかけ算がだるい数字を得点として採用している。なぜ、わざわざこんな中途半端な数字にしているんだ・・・。嫌がらせ?(笑)まぁ、得点計算する終盤の頃には、誰が1位かなんて、どうでもよくはなってくるのだが・・・。

クソゲーポイント⑪:終わらせる気配のない収束性がヤバい
→99%のクソゲーは「まだ早く終わるからいい」と理由づけすることができたりするのだが、真のクソゲーは、そう簡単に終わらせてくれないのである。このゲームも、当然、そうである。山札切れしたら終わらせりゃいいのに、全ての得点カードが処理されるまで永遠に山札はリシャッフルされ、当然、大量の攻撃カードが復活するため、賽の河原の如く、悲惨なループがあなたを待っている(笑)

クソゲーポイント⑫:コレクターの天敵「キャラメル箱」がヤバい
→耐久性難ありのゲーマーに嫌われる代表の箱。まぁ、大切に保管する気は微塵もないので、もうどうでもいいし、これまでのクソゲーポイントに比べたら可愛い方ではある。

クソゲーポイント⑬:プレイ時間の表記もヤバい
→このゲーム、公式プレイ時間が17分とある。なぜ、17分なのかの説明も一切なく、当然、17分ジャストで終わるはずもない。スカッドセブンというゲームは17分のミュージックの中でゲームをするので、17分という記載は正しいのだが、理由なしの17分表記は、もうヤバい指標でしかない。

クソゲーポイント⑭:プレイ人数もヤバい
→このゲーム、遊べる人数が2〜3人というなかなか見ない範囲になっている。だいたいのゲームが4人で遊べるか、2人専用に特化する中、なぜ、この人数幅にしたのか。まぁ、他のポイントと比べるとこれもまだずっとマシだが。

クソゲーポイント⑮:プレイヤーの体調に影響を及ぼすほどヤバい
→クソゲーも極まってくると、プレイヤーの体調に影響を及ぼす。このゲームは、それを体現してくれた稀有なゲームだ。もう、あまりにも虚無で、ため息の連発、このゲームはいつ終わるのだろうか・・・という全プレイヤーが強力しないと終わらないような真の準協力ゲームという鬱ジャンルに意識を失いかけた(マジ)。

というわけで、このゲームはパンドラの箱として封印したが良いと思う。

まぁ、世の中のボードゲームがいかに素晴らしくて、いかに恵まれている時代にいるかをわからせるアンチテーゼ的な使い方ができるという意味では、最適な劇薬かもしれない・・・。

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白州
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